2014.06.23
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落札価格も高止まり
建設工事請負一般競争入札の”不調”が相次いでいます。東北の復興やアベノミクスの経済政策の進展などで、全国的に人件費や資材の高騰、人手不足などを要因とした入札不調が起きていることは皆さまも新聞やニュースでご案内の通りです。
幸手市でも、先日、上高野小学校の大規模改修が入札不調となったことをお知らせしました。この件は、条件を緩和して2度目の入札で契約は成立しましたが、結局、予定より2300万円上回る落札額となりました。
そしてまたもや、幸手中学校校舎トイレ改修工事と旧香日向小学校施設改修工事(市民スペースのための工事)で入札不調が発生。幸手中学校のトイレは特に北校舎の老朽化がひどく、また、旧香日向小学校の図書館分館は多くの市民の方がオープンに期待を寄せる事業です。2度目の開札は6月25日となりますが、2度目で契約となるのか。結果が気になります(市HPに公告掲載)。
この事態がどこまでいつまで波及するか。復興だけでなく、これから数年は2020年東京五輪に向けて首都圏で大規模な工事が集中するなど、一過性では済まないことが予想され、市民サービスに支障のない入札が行えるかどうかは当面の市政の重要課題となりそうです。