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駅舎整備の適切な見直しを求める署名 その後

2016.09.01

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署名総数 7521筆

 暑い8月の1か月。財政力に見合った、財政支出を大幅減額した、財政負担の少ない駅舎・自由通路建設を求めて、3つの市民運動が展開され、7521名もの民意が市長、議長に提出されました。

 市民運動が立ち上がった背景は今年4月1日、幸手駅舎・東西自由通路整備事業の市の資金計画が2か年に亘って狂い、当初と比べ、市の財政負担が5年間で8億3000万円超も増えることが明らかになったことを受け、市が見直した資金計画(H28~35年度)が、他事業への影響・遅延を前提に、駅舎事業のみ「不退転」として強行する内容であったことです。

 8億円もの財源見誤りを起こした責任の所在も明らかでなく、しかも2年続けて同じことを繰り返し。自由通路も駅舎も市の財政力に合ったものにして、他の事業に影響のないよう見直しはできないのか。東西自由通行ができるようにし、この通路と駅舎がよりよくつながることに限定し必要最小限の事業規模に削減を求める、というのが各署名共通の主旨です。

 1か月という急な活動であったにも関わらず、3つの団体から提出された署名総数は7521筆にも達しています。これだけの民意に市長はどう対応されるのか。「財政困難」は市自らが市民に訴えていることです。そして、重点プロジェクトとして事業化されていない課題も山積しています。

 市民の声に耳を傾けるのが市長の役目であり、よもやこれだけの民意を捨て置かれることはないと思いますが、多くの人に望まれる駅舎整備に向け、まずは市長には東武鉄道との交渉に汗をかき、いろいろなケースの検討に知恵を絞っていただきたい。

 以下は、3つの市民団体が署名活動で掲げたタイトルです。

「財政支出を大幅に削減した幸手駅舎・東西自由通路建設を求める請願」
「財政負担の少ない東西口自由通路・駅舎建設を求める陳情書」
「財政力に合った事業見直しと古川橋等の完成を求める陳情書」


さて、今日から議会が始まります。今日は議案説明と、副市長人事の採決です。