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年越し案件

2016.12.23

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12月議会が終って

 昨日で12月議会が終わりました。常任委員会ではいくつか審議が集中する議案もありましたが、すべての議案が賛成全員・多数で可決となりました。

 今年は国費補助割れ2年連続、資金計画見直しなどの市政の動きに対して、市民の皆さまの署名運動が起きるなど、さまざまなことが起きました。年末年始はこれまでに起きた様々なことをじっくり反芻し、3月議会の予算審議に向け準備したいと思っています。
 新年が明けて1月22日(日)午後には『松田まさよ議会活動報告会&新年の意見交換会』を予定しております。詳細は後日お知らせいたしますが、皆さまには是非、ご予定くださいますようお願いいたします。

 さて、来年のことを申し上げる前に、年越し案件についてご報告いたします。9月議会以降、問題となっていた3議員の「幸手市議会議員倫理条例」4条違反についてですが、この案件が年内に決着なく年を越すことに。
 いずれにせよ、早い段階で4条違反は当該議員も認めており、議会での取り扱いについては議論に紆余曲折はありましたが、あとはどのように市民の皆さまに事の経緯や結果をご報告するかというところまで調整が行く予定でありましたが、それがどうも一部議員から物言い(公表そのものに対する異論)がでたというようなことで、調整の取りまとめを任された副議長が身動き取れなくなってしまったようです。
 これには副議長も一部議員に対して「議会が問われる」と諌めたというのですが。他の議員にも「問われるのは議会じゃない。異論が出るなら、個々の議員の立場を明らかにして市民に伝えるしかない」との厳しい声が。10月から2か月経っても決着が着かず膠着し、年越しの案件となった倫理条例違反に対する対応は、来年、再度調整です。

 正規の「倫理審査会」の請求に必要な議員の定数を確保することも難しい。議会としての審議もできず、公表にも難色を示す議員がいつまでもただ粘っても、いずれは決着を付けなければならない問題です。市民の皆さまにとって幕が開く前の幕引きでは「もみ消し」との誹りも免れません。
 このような膠着状態の打開に「市民からの審査請求」という”奥の手”をほのめかす議員もあります。確かに、今の市民には、審査請求に必要な議員8名と同じ効力を持つ500名の署名を集めるパワーはあるでしょう。しかし、このような問題で市民の皆さまの手を煩わせるようなことはしたくないというのが私の本音です。

 今秋のような市政に対する民意の表現としての署名ならまだしも、議会の内部のことすら市民の皆さまのお手を煩わせなければ決着できないとしたら、市民の皆さまから代議員不要の烙印を押されても仕方なしです。
 副議長が言うように、市議会の自浄作用が問われる事態です。異論の主がどなたでどのような理由をお持ちなのかは不明ですが、しかし、糸引き納豆にも賞味期限あり。お正月の双六のごとく降り出しに戻ってばかりもいられない。来年早々の決着が望まれる事態です。