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まちづくりは自治力が勝負

2018.08.17

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様変わりする世相に負けないまちづくりに大事なことは

 お盆が過ぎると風が変わる。昔から云われてきた言葉ですが、今日は日差しは相変わらず強いものの少し凌ぎやすく感じますね。四季が巡る日本ではお盆が過ぎると一気に秋に向かいます。幸手市では今月下旬には稲刈りも始まります。酷暑もあともう少し。頑張りましょう。

 さて、お盆前にお話ししていたように、私も9月議会を目前に宿題を仕上げなければなりません。お盆中にネットを中心に収拾した情報を整理しながら、また、改めて考えた時、幸手市だけでなく、日本が、世界が新たな局面を迎えている中で、より一層求められているのは「自治力」ではないかと感じています。
 高度成長時代は「国土の均衡ある発展」が国是でした。その頃の幸手市は東京のベッドタウンとして発展してきました。しかし、今、求められているのは、その時に膨張したものを縮小若しくは身の丈に作り直す作業です。インフラなど住民生活のナショナルミニマムを堅持はもちろんながら、「あれもこれも」ではなく「あれかこれか」の選択で市の特徴を押し出すことが求められている。これが地方創生です。新たな時代に私たちはどんな方向で住民サービスを提供していくのか。何を大切にしていくのか。
 今後は以前にもまして住民の納得なしにはまちづくりはできません。
 
 では改めて「自治力」は何かと考えた時、私は住民の皆さまの「参加力」ではないかと思うのです。なかなか意識や意欲はあっても機会がなければ自発的にとはいかないと思います。そんな方にいかにまちづくりに参加していただけるか。行政として、まちのシステムとしてどのような住民参加の機会を増やしていくのか。これこそ、ここ7年間で仕上げていかなければならない幸手市の課題ではないかと私は思うのです。
 そしてなぜ、7年か。幸手市の高齢化率や人口構成をみると、幸手市は今後7年間で大きく変化する要素があるのです。まだしばらくその変化に気付かない月日が流れるでしょうが、準備は必要です。

 そして、自治力を高め、住民参加をより進めていくために必要なのが皆さまに等身大の幸手市の姿を知る情報が届くことだと考え、私はこのブログや議会報告書、報告会を通して、市の課題などをできるだけ分かりやすく発信して参りたいと思っております。基本はセンセーショナルな話題や一方に偏った情報ではなく、等身大の市の姿を知っていただき、判断していただける情報を提供することです。そして、それらを通してお考えくださった皆さまのご意見をできる限り議員活動に反映していけるよう活動して参りたいと思っています。お盆が明けてすぐの更新ができず申し訳ございませんでしたが、私の考えにご理解を賜り、今後ともよろしくお付き合いの程お願いいたします。

なかなかコンスタントな情報提供ができていないのは恐縮至極でありますが、できる限りこまめな更新を目指してまいります。皆さまにはご知人等にもこのブログをご紹介いただければ幸いと存じます。重ねてよろしくお願いいたします。