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今日の課題 171ページの資料を読む

2021.05.15

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今日は教育関係の課題にアタック

私は議員になる前の8年間、学校の教育相談に関わってきました。その中で多くの先生方はじめ、多くの子どもたちから実地で様々なことを学ばせていただいてきました。この経験は私の人生でも指折り数える貴重な宝物で、できる限りの恩返しをしたい、といつも考えています。「恩返し」。これは私の議員活動の原点です。

また、わが子が通った香日向小学校が平成24年、長倉小学校との統合で廃校となりました。私が尊敬する大先輩の市長時代のことです。複雑な思いもありますが、あの頃、為政者として英断を以って複数の小学校を統廃合されたことについては様々な検証ができる時期となっていることもあり、その体験も含め、"教育環境のあり方"には常に関心を寄せています。

「教育環境」とひと口に言っても様々な要素があり。市内の学校で義務教育を終えて巣立っていく子どもたちにどんな環境が必要なのか。社会の変化にどう対応していけるか。環境整備には大人の取り組みが問われます。

そして今、子どもたちの学びの環境を大きく変えているのがICT教育です。information&communications technology=情報通信技術。これは、私たち大人がLINEをする、PCを使うといった表面的な利用ツールではなく、これからの子どもたちにとって思考力や分析力を支えるツールとして導入されます。私たち大人が考える以上に、将来、いや、近い未来にはこのツールを使い熟す能力を身につけているかいないかが子どもたちの生涯、将来を決定する大きな要素となることが想定されます。この能力は少数の専門家や分野だけに求められるものではありません。

幸手市でも今年度から本格的なICT教育が始まっています。国も大きな予算を組んでこの事業を推進。国際協調や競争激化の中、人材育成の観点から失敗するわけには行かない国家プロジェクトです。すでに平成27年ごろから先進自治体で先進事例は積み上げられています。無用な心配を取り除き、先生を含む幸手市の大人がその意義を理解し十分に環境整備を進めるために、まず一歩目のステップはわが町の現状を確かめることとと先進事例を研究すること。

そのような観点から、今日は国が出している事例集を読みます。171ページにも及ぶ大資料です。しかし、これを読まなければ課題も浮かんでこない。そう確信して今から取り掛かります。読後の感想は後に。ICTやプログラミングなどに精通した方には「何を今さら」と言われるかも知れませんし、そもそも時代の遺物のようなアナログ人間の私の手に負えないシロモノでもあります。
しかし、ここは親の目線、ばあばの目線、教育相談の目線など、私の目線を総動員して読んでみたいと思います。

♥一方、先日お話をしたある小学校の校長先生が、「昨年はコロナで朝マラソンや市内陸上大会などができなかった。今年度、朝マラソンを再開したところ、子どもたちの体力低下が顕著に見られる」とおっしゃっていました。心も体も学びも日々成長している子どもたち。日常生活の繰り返しが滞りなく実践されている意義もまた大なり。新しいものを加えると自ずと何かを減らすことになる。何でも変えて良いのではありません。バランスが重要です。その点で言えば、そのような日常の繰り返しの大切さとともに、私は子どもたちの五感に訴える原体験の場は失って欲しくないと願っています。

♥♥さてさて、蘊蓄はこの程度に。資料読破に向けリーデング開始??
では、後ほどまた。