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採決結果 市議会2つの決議案 ➡️可決
昨日は12月議会最終日でした。市長提出議案では公園の指定管理者の指定で1件が否決に。それ以外の議案は可決。2つの市議会決議は可決となりました。主な結果をご報告いたします。
私は2つの議案に反対。一つは都市公園の指定管理者の指定。もう一つは藤沼貢議員の辞職勧告決議です。どんな事案も先入観を排して、正しい道を選択するよういつも心がけています。少々長くなりますが、皆さまには最後までよろしくお願いいたします。
❶市長提出議案
○可決
・議員報酬、市長等給与、職員・会計年度任用職員給与の支給割合の引き上げ
・その他改正条例
・第6次幸手市総合進行計画基本構想及び後期基本計画➡︎議会は特別委員会を設置して審査
・指定管理者の指定(総合公園他6公園)
・指定管理者の指定(神扇池市営釣場)
・指定管理者の指定(アスカル・コミセン・武道館)
・追加議案 令和5年度幸手市一般会計補正予算
×否決
・指定管理者の指定(都市公園5公園)
【説明】指定管理
総合公園他6公園は、現在の管理者(シンコースポーツ株式会社)が引き継ぎ指定されました。
釣場は指定管理者が代わります。指定管理者募集に現行の民間事業者の手が上がらず。指定期間を3年に短縮して公益社団法人シルバー人材センターにお願いすることになりました。
アスカル等はこれまでのJVが解消され、うち1社単独(日本環境マネジメント株式会社)での指定に変更となりました。
都市公園5公園については、プロポーザル方式での公募に2団体が応募。市が選定した候補者が否決となりました。議案の賛成者は大平泰二、小林英雄、坂本達夫、小泉圭司の各議員。反対は青木章、小河原浩和、本田謡子、木村治夫、四本奈緒美、芦場弘志、高野優一、宮澤大地の各議員と私でした。
【説明】追加議案
国から「物価高騰対応重点地方創生臨時交付金」の交付がありました。また、「保育所等物価高騰対策給付事業補助金」に加え、「幸手市財政調整基金」を5,000千円取崩して、以下の事業が補正計上されました。推奨メニュー事業は来年度、執行されます。来年度もハッピーエール券発行予定✨ご期待ください。
・低所得世帯支援枠 398,142千円➡️近日支給予定
(臨時特別給付金 5,500世帯×7万円)
・推奨メニュー分 98,811千円
(ハッピーエール応援券発行事業 市民1人1,000円)
(福祉・医療機関等支援事業 12,686千円)
(住宅リフォーム資金補助金 7,400千円)
(学校給食物価高騰負担軽減事業 17,349千円)
❷議員提出決議案
○可決
・全ての暴力とハラスメントを防止する決議案
・藤沼貢議員の議員辞職勧告決議案
※藤沼議員の辞職勧告決議について、賛成は坂本達夫、大平泰二、小林英雄、小泉圭司、四木奈緒美、芦場弘志、高野優一、宮澤大地の各議員。反対は木村治夫、本田謡子の各議員と松田。退席は青木章、小河原浩和の各議員でした。
【私が反対した2件の議案】
反対討論の要約を掲載いたします。
◆指定管理者の指定(都市公園)
「議案審議の過程で、合理的な判断に必要な情報が十分に提供されず、質疑で説明を求めてもほとんどが非公開という中、私が調べ得る情報から心配するのは、候補団体が令和4年度総会資料やHPで自ら公表している慢性的な人員不足です。「令和4年度は前年度比50名の会員減少。特に植木剪定等の作業員の減少で、植木の剪定・伐採の受付を一時中断し、受注調整を行った」や、今年も5月と9月にも同様の作業で受付が長期に中断され、受注した作業の実施に3ヶ月を要することがHPに掲載されていることは客観的事実として、5年間という指定管理期間の業務の継続性に懸念が残ります。市はどのように判断されたのか。高齢者が生き甲斐をもって働いて下さることは大事なことですし、これまでのシルバー人材センターさんの丁寧な除草や剪定作業は私も素晴らしいことは承知しています。ただ、仮に、人員不足の中、指定管理業務にリソースを配分した場合、今以上に市民などからの受注調整が深刻化する可能性もあり。この指定管理の継続性だけでなく、業務委託の発注者でもある市の業務への影響への懸念を払拭できる説明や情報がない中で、議員として責任ある判断はできません。
また、2社が応募したプロポーザル方式の入札では、評価点も開示されず。やっと開示された資料は候補者と次点候補者の評価点の差は4.2ポイント。評価項目9項目のうち、5項目は次点候補者の評価が高い状況です。候補者の評価が特出して高いポイントは恐らく、コスト面かと推測しますが、業務の継続性という課題を直視するなら、本指定管理の指定には慎重にならざるを得ません」
※なお、プロポーザル方式の場合、候補者が否決の場合は次点候補者との協議が開始されます。次点候補者は現在の指定管理者です。
◆藤沼貢議員の辞職勧告決議案
「絶対に暴力は許してはいけないというスタンスに揺るぎはありません。この事案が、捜査が進むことにより、まさに『暴力事件』として確定した場合は、例え、示談や不起訴となった場合でも、即刻辞職勧告はすべきだと思っていますが、現時点てはまだ捜査途上であり、このタイミングでの辞職勧告決議は時期尚早です」
※暴力そのものは決して許されるものではありませんが、解さなけばならない絡んだ糸の処置もまた、残された課題です。
(※指定管理者の指定 辞職勧告決議の賛否議員名を追記しました。2023.12.25)