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一般質問 3つのテーマで
昨日は一般質問の提出期限日でした。私の質問は以下の3項目をテーマとして提出してきました。
1.幸手市庁舎整備基本構想について
2.GIGAスクール構想で目指す教育について
3.社会教育団体の後継者問題について
1.では、幸手市の最大級の懸案であり、木村市政になってやっと取り組みが始まった現庁舎の建て替えを取り上げます。これまでもお知らせして参りましたが、現庁舎は耐震性やバリアフリーなどに課題があり、平成24年頃より建て替えが必要とされてきました。しかし、庁舎整備は、多額の費用がかかる長大事業であり、市民の皆さまの意向や財源などをしっかりと議論して臨む必要もあり。多くの場合、計画は基本構想ー基本計画ー実施設計という3段階で進められるのが常套です。
幸手市でも昨年から基本構想づくりに着手。9月議会中には、これまでに行われた市民の皆様や職員のアンケート調査の結果やワークショップなどでの意見を、有識者や市民代表などで構成される「庁舎の在り方検討審議会」がまとめた"素案"が議会に報告される予定となっています。
基本構想(素案)は、整備の基本理念に基づき、整備候補地、規模、機能、条件などが幾つかの選択肢として比較検討されたものがまとめられる予定です。議会に報告された後は、市民の皆さまへのパブリック・コメント、市民説明会、議員からの意見聴取などを庁舎の在り方検討審議会が最終取りまとめし、12月に基本構想の作成が完了する段取りです。
基本構想でどのような場所が整備候補地とされるのか。位置や規模を決める条件として、費用や経費比較、窓口に行かなくて済む市民サービスや行政のDX化の進展など、市民の皆さまにもご関心のあることかと思います。今回の質問では、庁舎の在り方検討審議会でどのような条件が整理されて来たのか。議論のプロセス(会議録)の公開予定と、複数の整備候補地をいつ、どのように絞り込むのかなどについて確認します。
2.は、コロナ禍で展開が加速したGIGAスクール構想が今年は3年目を迎えます。質問では、幸手市がGIGA教育構想ガイドラインで目指すとしていた「ICT機器を文具のように活用する学習」の進捗状況を確認する予定です。今後、学力テストのデジタル化も検討されています。学力テストの結果が子どもたちの学力や能力の全てとは思いませんが、どんどん進むデジタルの活用力としてどんな能力が求められているのか。現状の課題分析は欠かせない作業です。
3.は、これまで幸手市の社会教育や生涯学習を担って来られた各種団体において後継者の育成や若い世代へのバトンの継承が難しくなっているとの話しを聞く機会が増えていることから、幸手市の文化のともしびを絶やさないための支援策、特に、公民館と小・中学校との連携に活路はないか。そんな視点で議論したいと思っています。
♥幸手市に留まらず、どこの自治体も様々な課題がある中でも、公共施設の老朽化対策や、少子化と多様性の時代の効果的な教育の在り方、文化的な営みの継承は今後のまちづくりに欠かせない要素です。少しでも明るい未来に前進できるよう議論ができたらと考えます。