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続々続 令和7年度予算要望

2024.11.04

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短文時代に呆れるほどの長文…スミマセン🙇

私の備忘録のような報告です。これで最後です。

🔸地域コミュニティの活性化について
地区市民センターに位置づけられた「地域づくり支援業務」。地域づくり支援業務は、地区市民センターが地域の出先機関として地域課題の相談を受ける仕組みですが、伝家の宝刀のようで、この仕組みが有効に発揮されていないのが残念なところです。
自治会や町内会のことは区長さんや会長さんの範疇かも知れませんが、地区を跨ぐ地域の課題解決を、エリアの住民・事業主・地権者等が主体的に進める拠り所 として、公民館がエリアマネジメントの拠点となるべく、会計年度任用職員の募集要項にさらに任務の強化を反映してはどうかと提案しています。過去に鳴り物入りで作られた地区市民センター。センター長さんにはもっと大胆に活躍していただける余地はあると考えます。

🔸みんなでつくる共感と共汗のまちづくりについて
市民の意見を聞く機会が少ないと感じます。そこで、メールや投書箱の利用だけでなく、「市政モニター制度」を導入し、意見を待つのではなく、市政を積極的にモニター してもらう。広報・公聴の一環として是非検討願いたいと要望しました。

♥膨大な書き込みとなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございました。私も朝から半日費やしましたが。皆さまの感覚との相違はいかがでしょう。この他にも、いろいろな要望を取り上げましたが、主なものは上記となります。「何だ、提言や提案では弱いじゃないか」とおっしゃるかも知れませんが、これらテーマは今後の議会で実現に向け詰めて行きたいと思っています。時々にご報告してまいります。

続々 令和7年度予算要望

2024.11.04

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前号の続きです

🔸教育投資について
デジタル教科書導入に伴い、現場からは電子黒板の配備拡充 を求める声が聞こえています。また、学校図書室は狭いスペース、古い蔵書の刷新など先生の司書兼務ではできる改善は限られます。「知の拠点」としての再整備 が必要です。学校図書室のミニ図書館化は未来投資として検討願いたい。また、ソフト面では、幸手市では、中学で学力が伸び悩む課題が続いています。現在、小学3〜6年生の希望者には、学力向上の張り出し的事業として「アフタースクール」を実施していますが、「中学での自学自習力の育成」 の課題は深刻です。「自学自習力」は人生の基盤となる力であり、年間約1千万円をかける事業ですから、市長部局として、自学自習力の育成にターゲットを絞ってさらに効果的な制度運用を求めてはどうかと提言しました。
最後に、教育投資の財源については、これは判断の分かれるところですが、特に、市長公約の給食費無償化は時代の趨勢ながら、子育て世代の負担軽減のための費用は教育費にあらず。私としましては、教育費は教育費として教育環境整備費に優先配分する 方が良いのではと伝えました。
尚、幸手市では、給食費は収入に関係なく第二子から無償で、就学援助や生活保護受給者にも補助が講じられ、多くのご家庭がカバーされています。

🔸高齢者が安心して住める環境整備について
ワンストップ・シルバーサポートセンターの設置検討を要望しました。
幸手市の65歳以上健康長寿の目標は、男性20年、女性22年です。また、65歳要介護期間は男性1.46年、女性3.36年です。65歳から介護保険利用まで約20年。この間に抱える問題も不安も多様化します。いろいろな相談窓口はありますが、そもそもどこに相談したら良いかわからない。そのような時に、まずは何に困っているのかを相談できる高齢者の総合的な相談窓口 として「ワンストップ・シルバーサポートセンター」(仮称)の設置を提案しました。センターの仕事は、高齢者と様々な制度や活動団体などをマッチングして繋ぐ こと。再任用職員等の配置ができれば信頼性が高く住民も安心です。

🔸新公共交通網形成 循環バスの利用対象・ルートの見直し拡充について
現在、幸手市では次期循環バスの契約更新に向け、「公共交通の在り方検討審議会」が設置され、現在の循環バスの見直しを含めた公共交通網形成の議論が進められています。私は、新循環バスは通勤・通学者も利用対象に含める ことを検討すべきと考えます。具体的には幸手駅、杉戸高野台駅、東鷲宮駅へのルート追加と朝夕便の増便 です。
幸手市では、循環バスを必要とする人は高齢者に限らず。誰のためにどんなサービスを提供できるのか。通勤通学者も利用対象とする事は、通勤通学者のいるご家庭の移住を後押し、空き家の円滑なローテーションにもつながります。学生や通勤者には定期券を発行 し、会社等の交通費支給の対象とする。

高齢者については、受益者負担の考えからは逸脱しますが、空で運行しても満員で運行しても経費が同じという前提に立って、「シルバー無料パス」 で利用促進を検討してはどうかと提案しました。乗降客数を増加させることが難しい。しかし明らかに公共交通を必要とする人が増える。このジレンマを解消して公共交通の市民満足度を向上させる。無料の対象は、75歳以上、免許を持たない方、運転免許証返納者、障がい者等。
65歳健康寿命は先に述べたように約20年、介護期間は女性で約4年、男性で約2年です。多くの方は免許返納まで自家用車を使われますので、無料となってもバスの台数を増やすほど対象者が劇的に増える事はないと思われます。循環バスの令和5年度1年間の運賃収入は3,472,100円で、収支率は約8%です。受益者負担は基本ながら、無料キャンペーン期間は利用者が増えていることを鑑みるとシルバーパスは利用促進の可能性は高い。駅へのルート追加と朝夕便の増便&高齢者の無料パスによる政策効果を分析検証 してみる価値はあるかと考えます。

♥続きは次号へ

続 令和7年度予算要望書

2024.11.04

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要望のポイントは

先号でお知らせした来年度に向けた市民サービス要望のうち、主なポイントをご説明いたします。

🔸庁舎整備について
庁舎整備が必要な理由は、現庁舎の耐震化基準に満たない建物の老朽化&危険回避です。財源的には世代間負担の均衡を確実に図りながら、 計画期間に遅滞なく進めていくこと を要望しました。私は機能的でコンパクトな庁舎整備の奨励者ですが、庁舎整備は贅沢品ではないことご理解ください。

🔸内水・治水対策の強化
市の水害対策は、県の倉松川への内水受入増量、市のポンプ施設整備や日本保健医療大学校庭の貯留槽化工事などにより一定の成果をあげていると評価するところですが、しかし、未だ市民の財産を守るレベルに至らない地域も残されています。中でも、市街化調整区域(圃場の低い畦)から越水して市街化区域に流れ込む流入水は幹線水路の整備や倉松川の改修等とは別次元の要因であり、今夏の台風時に現地調査した資料を添付し、内水対策としてこの流入水への対処をと要望しました。

♥あまりに長くなりそうなのでこの続きは次の号に分けて掲載いたします。

令和7年度予算要望

2024.11.04

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10/29市長に提出 令和7年度予算要望書 

日にちが前後しますが、突然の国政選挙で提出が遅れていた「令和7年度予算要望書」を何とか10月中に提出できました。

ファイル 2044-1.jpeg幸手市議会では、会派があれば会派で、無会派は個人で、市長に対し、来年度予算編成に合わせて要望書を提出することができます。私も一昨年度までは会派での要望でしたが、昨年度からは単独で提出しています。予算編成は市長の専権であり、予算そのものを要求することは難しいですが、市民の皆さまの健康や生活を向上させるサービスの方向性や検討材料を提示したつもりです。その内容についてご報告いたします。

  幸手市長 木村純夫様  令和6年10月29日 
令和7年度予算編成に関する要望書】
           幸手市議会議員 松田雅代
令和7年度の予算編成にあたり、重点事項をまとめました。以下についてご配慮いただきたく要望いたします。

<要望1>市の重点事業
○幸手市庁舎整備の遅滞なき推進

<要望2>市民の財産をまもる
○内水・治水対策の強化

<要望3>教育投資の拡張・増強
○電子黒板などICT機材の遅滞なき配備 
○学校図書室のミニ図書館化 司書配置
○自学自習力の育成、アフタースクール運用見直し

<要望4>女性が安心して働ける環境作り・希望出生数を叶える
○保育士の他自治体との人事交流推進 
○男性の育児参加奨励

<要望5>高齢者が安心して住める環境整備
○ワンストップ・シルバーサポートセンターの設置

<要望6>市民の資産価値を上げる政策の推進
○空き家の円滑なローテーション
○地区計画等により美しい街並みエリア形成
○新公共交通網形成 施策対象・ルート拡大見直し
○埼玉県の志手橋架け替え工事に合わせた周辺のランドマーク化

<要望7>地域コミュニティの活性化
○地区市民センター「地域づくり支援業務」の強化

<要望8>まちの魅力UP&発信強化
○地域人材の掘り起こし 
○幸手市観光協会の法人化 
○地域農業の活性化
○幸手市営釣り場「神扇池」の黒字化

<要望9>効率的・持続可能な行政運営
○市役所にビジネス感覚を 
○広域行政・広域連携の推進
○新庁舎建設に合わせたDXの推進
○財政健全化指標の管理

<要望10>みんなで作る共感と共汗のまちづくり
○市政モニター制度導入

♥項目だけでは意図が分かりにくいかと思います。次号以降にてポイントを説明したいと思います。ご高読、ご理解賜れば幸いです。よろしくお願いいたします。