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3月議会一般質問を提出

2021.02.11

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3月議会の一般質問ではこんな項目を取り上げます

例年、3月議会は開会日が早く、今年は2月22日から3月19日までの26日間の予定です。3月議会は来年度予算中心の議案審議となりますが、来年度は木村市長2回目の予算編成。コロナ、財政の厳しさなどがどう"料理"されているのか。15日に配布される議案書をしっかり精査したいと思います。それに先立ち、去る9日、一般質問通告を提出してきました。今議会もコロナ感染に配慮し、議員一人の質問持ち時間は30分に。質問は以下の3項目です。

1.コロナ禍において市民サービスを低下させない政策について
?「緊急事態宣言の延長に基づく市職員の対応について」にあげられた政策により、職員の物理的「密」を下げるための対策は一定の評価ができるものであるが、一方で、業務・職員間の情報連携の「密」も低下する懸念がある。業務・職員間の情報連携の「密」を維持するための対策は何か伺う。
?昨今のテクノロジーの発展を勘案すれば、これを機に、業務・職員間の情報連携の「密」を上げることも可能ではないかと考えるが、どのような方策を考えているか伺う。
?政策目的のあった事業や行事が中止や縮小となる中、市民サービスの「質と量」の観点から、元々の政策目的を果たすための新たな施策や政策をやっていかないと、単純に市民サービスが低下することになるのではないかと懸念する。withコロナを前提とした市民サービスの「質と量」の低下を可能な限り抑えるための政策をどのように考え、やっているのか、また、やっていくのか伺う。

2.ふるさと納税寄附金の効果的な活用について
?ふるさと納税の寄付額が伸びていることに期待している。伸びた理由を「返礼品アイテム増」としているが、今後の返礼品開発、PRなどの取り組み方針、戦略と目標を伺う。
?幸手市では企業版ふるさと納税の活用が進んでいない。今後は企業へのPRを進めるべきと考えるが、どのような対応が可能か。市の方針、戦略を伺う。

3.市の審議会、協議会等「附属機関等」の会議録の閲覧状況について
?現在、多くの審議会や協議会など「附属機関等」が設置運営されているが、議事録を市ホームページ上で閲覧できる付属機関等とできない機関がある。取り扱いの基準を伺う。
?電磁的閲覧ができる環境整備を進めるべきと考えるが、今後の対応を伺う。

要旨をまとめると、
1.は、コロナ緊急事態宣言が延長されていますが、それに伴う市職員の対応として、市では「必要な行政機能を維持することを前提として、業務プロセスの見直しなどの工夫を行い、各所属の状況に応じ、可能な限り在宅勤務(テレワーク)、ローテーション勤務等により「7割」を目指して職員の出勤回避(終日)の取り組みを延長する。職場に勤務する場合でも時差出勤等により可能な限り人との接触を低減する取り組みを延長する」と定め、1月8日から3月7日までを実施期間として各種取り組みを実施中です。この期間、職員は2チーム制。市役所を閉庁するようなことにならないための対策ですが、皆さまも来庁されたり、電話対応などで職員の「低密さ」を体感されているかと思います。私はこれら対応に一定の評価はしていますが、質問では職員間の連携の「低密」が市民サービスを低下させることがないよう対策を問います。

2.は、ふるさと納税はつい、返礼品の豪華さに目を奪われますが、寄附をしていただくには新規寄附者の目に付き、リピーターの心に響く施策に昇華させていく必要があります。今の体制でどこまで寄附額を増やせるのか。収入アップと地域経済の活性化に繋げる市の戦略の一つとして、同納税のさらなる活用、さらに新たな取り組みとなる企業版ふるさと納税も含めその推進方策を問います。

3.では、市民や専門家を構成員とする「附属機関等」の議事録公開度が低い現状を質し、対策を確認します。
「附属機関等」とは市長の諮問を受けて答申をまとめたり、各種団体や公募市民などを交えて市の政策を協議する会議体で、多くの場合、会議録が作成されます。その会議録を電磁的に公開している自治体がある中、幸手市の場合は会議録をHPでの閲覧に供する会議が斑ら(まだら)状態となっています。基準はあるのか。基本は公開です。民主的な合意形成のためには、市民がいろいろな情報にアクセスし、閲覧できる環境整備が不可決であり、特に会議録公開は市の説明責任を果たすものでもあると考えます。行政機構の公開度は「市民に選ばれるまちづくりを支える底辺・基盤」だとの思いから、今後の対応を確認します。

♥♥一般質問受付は5番目です。恐らく、24日の午後最終か25日午前一番の登壇になるものと予測いたします。インターネット中継(数日後には録画中継視聴可)もあります。会期日程は後日お知らせいたしますが、皆さまにはご関心をお寄せくださいますようよろしくお願いいたします。

幸手市議会臨時会 ワクチン接種予算審議

2021.02.10

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新型コロナウイルスワクチン接種対策事業にかかる補正予算を可決

国のワクチン接種に向けた動きが固まりつつある中、昨日は市長から臨時議会が召集され、今年度10回目となる補正予算が審議されました。新型コロナワクチン接種事業に係る補正予算です。概要をお知らせいたします。

1.全体として
今回、補正される予算額は歳入歳出それぞれ335,845千円です。

2.歳入
国庫支出金(国のお金)は、292,530千円
幸手市財政調整基金からは43,324千円
基本的にワクチン接種事業に係る費用は全額国の負担です。市の基金は一時的に取り崩して歳入します。

3.歳出
全対象者の接種完了までの期間を7ヶ月として様々な費用が計上されています。
主な支出項目は、
【新型コロナウイルスワクチン接種対策事業 266,938千円】
◆ワクチン接種に係る直接的な費用
①集団接種会場内や接種後の相談などに対応する看護師(会計年度任用職員)を 7ヶ月3名雇用するための費用(給与は大卒号給見込み)
②国保連合会審査会への支払い手数料や接種会場内での受付事務、誘導、会場準備等に従事する接種会場事務職員7名を7ヶ月人材派遣で受け入れ
③委託料
・個別接種業務委託 医療従事者の接種
・個別接種業務委託 医療機関での接種
・集団接種業務委託 集団接種会場での接種

【新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業 68,916千円】
◆ワクチン接種の体制の確保等に係る費用
①接種健康被害調査委員会委員報酬
②委託料
・ワクチン接種券、予診票等の発送業務委託
・健康管理システム改修業務委託
・医療廃棄物処理業務委託
・コールセンター運営委託
③その他、消耗品、会場使用料 など

議案説明後、質疑応答があり、私を含む4名の議員が質疑。私は、全国の自治体が短期集中採用・雇用を進めることとなる中、接種事業の円滑な運営に欠かせない人員の確実な確保について、また、皆さまの相談や場合によっては予約受付まで委託することもあり得るコールセンター運営における最適な事業を提案できる事業者の選定方法、会場までの移動手段を持たない方への対応などについてなど質問しました。

また、上記ワクチン接種体制で気になるのは「接種健康被害調査委員会」ですよね。この委員会は予防接種法第3条及び第6条に規定する予防接種の実施により発生した健康被害の適正かつ円滑な処理に資することを目的に自治体に設置が義務付けられている調査機関です。幸手市の場合は、昭和61年12月18日、条例により設置されています。

【「接種健康被害調査委員会委員」の詳細】
委員会の任務は「健康被害の発生について、市長の諮問に応じ医学的見地から調査及び審査し、その結果について文章を持って報告するとともに必要な助言を行う」ことです。委員会は、
?幸手市医師会2人
?幸手保健所1人
?市の職員2人
?埼玉県知事が推せんする専門医1人
のうちから選任された人を市長が委嘱または任命する委員6人をもって構成され、任期は2年です。今後皆さまに配布されるパンフレットに詳しい情報が掲載されますのでご確認を。

♥さて、ワクチンは任意接種です。受けたい方がきちんと受けられるようにするとともに、移動手段がなく会場まで行けないことで受けられないということは回避しなければなりません。これから本格的な準備が進んでいきます。様々な市民の方の環境、移動手段等の条件を整理し、できる限り安全で安心、市民の皆さまの利便性が図られる接種環境の整備を、今後とも注視していきたいと思います。

新型コロナウイルス対策本部に対する意見・要望 

2020.12.24

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市議会新型コロナウイルス対策支援本部から申し入れ

現在、日本全国で新型コロナ感染が確認される数が増え、医療逼迫を警戒する国や県により年末年始の人の移動を自粛する要請がなされています。わが家も関西に老親がいますが、お正月の帰省は見合わせです。コロナで絆が切れてしまわないよう、工夫をしたいと思います。

さて、そのような中、ご報告が遅くなりましたが、幸手市議会では議会最終日の18日、議長を支援本部長とする幸手市議会新型コロナウイルス対策支援本部会議を開催。議員全員により、先に6人の議員が提出していた意見・要望を中心に取りまとめの協議をし、同日、市対策本部に以下の申し入れがなされています。

幸手市新型コロナウィルス対策本部本部長(市長)木村純夫様
市議会からの『意見・要望』について(申し入れ)

新型コロナウィルス感染症につきつきましては、依然として収束の見えない状況であり、幸手市においても多くの感染者が発生している状況であります。現在、市当局におかれましては、その対応に全力を挙げて取り組まれているところですが、さらなる対策、対応が必要であると考えるところであります。
ついては、幸手市議会新型コロナウィルス対策支援本部として「意見・要望」として下記の通り申し入れいたします。

1 引き続き、市民への感染防止対策の徹底を図っていただきたい。
2 市民生活、市内経済の状況等の実態把握に努めるとともに、感染症陽性者や市内事業者への的確な支援をお願いしたい。
3 市内感染者の状況については、市民への確かな情報を迅速に情報の発信をしていただきたい。
4 幸手市新型インフルエンザ等対策行動計画を踏まえつつ、遅滞のない行政運営を図っていただきたい。また、市民サービスの低下を招くことのないよう業務にあたっていただきたい。

♥ 私も以下の項目について意見・要望を提出。
?公共施設のリスク評価の実施
?情報発信の工夫
?年末年始の呼びかけ徹底

♥♥一方、幸手市が市内事業者の経済対策・市民の皆さまの消費支援対策としてお配りしているハッピーエール券は来年1月17日が利用期限です。年末年始の準備やテイクアウト、デリバリーなど、取扱店一覧をお確かめの上、使い残しのないようご利用ください。
冬至を過ぎ、寒さが増しています。感染対策を励行しての市内消費に引き続きご協力をお願いいたします。

今日は議会最終日

2020.12.18

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今日は12月議会最終日です

12月議会は3月や9月の予算、決算議会と比べて議案のボリュームは少ないですが、今議会は議会初日に人事院勧告に伴う市長はじめ3役、議員を含む公務員期末手当の支給率引き下げ条例を可決。また、本日は国の補正予算成立に伴い、コロナ対策として一人親家庭への給付金に関する予算に関する追加議案が提出されるようです。

予算以外にも、今、全国の自治体は大きな事業計画の策定が目白押し状態です。公共施設の管理計画や第2期地方創生総合戦略、第8期介護保険事業計画など、国が主導する各種事業計画の他にも、幸手市では、来年度策定に向けて都市計画マスタープラン(幸手市の土地利用に関する計画)が、また、令和4年4月からの運行に向け次期公共交通の見直し作業(循環バス中心)なども進められています。耐震基準を満たさない庁舎の建て替えも待ったなし。来年度から専担部署を新設して青写真作りが本格化します。

このような計画作りでは議員にも素案段階で意見を提出できる機会が与えられます。12月議会が始まる前後には公共施設個別管理計画、公共交通の見直し方針、次期地方創生総合戦略の提出日が重なり、私も大量の資料と格闘しながら意見を提出しました。市民の皆さまにも重要な計画策定についてはパブリックコメントとしてご意見をいただく機会が設けられていますので市のHPなどをご確認ください。

戦後の高度経済成長期のモデルを前例踏襲するだけでは足りないことが目に見えて増えて来た昨今。学校教育へのGIGAスクール導入などを筆頭に、従来型の生活をモデルチェンジするエネルギー、知恵、アイデアと実践力が求められています。

木村市政2年目となり和栗副市長を迎えたことで、市政のエンジンが揃いました。少子化、財政など問題は山積ですが、幸手市一丸となって進んで行くしかありません。今日は議長の呼びかけで、議会終了後に議員と副市長の懇談会が催される予定です(飲食抜きです)。埼玉県の要職を歴任されてきた副市長からみた幸手市がどう語られるのでしょうか。

私も来年は議員10年目を迎えます。今年は消防西分署の存続問題で皆さまに大変お世話になりました。私にとっても掛け替えのない経験をさせていただきました。巨大な課題にはただただ勉強あるのみ。少しでも課題を解消できるようさらに頑張りたいと思っています。そして、皆さまにはこれまでもいろいろなご意見をいただいて参りました。これからもよろしくご指導のほどお願いいたします。

しばらくぶりの更新です

2020.12.05

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盛りだくさんな取組に忙殺されて

11月中旬から12月にかけて、様々な市の計画に意見書を提出したり、そのための勉強会を開催したり、12月に入っては一般質問の内容をまとめたり…。てんこ盛り状態の取組に忙殺され、ブログの更新がまたまた一週間もできずにおりました。ご訪問くださる皆様には本当に有難うございます。

一般質問の総括は後日として、今日は、幸手市のコロナ情報と12月1日から始まったパブリックコメント募集についてお知らせいたします。

?新型コロナウイルス感染症とインフルエンザ両方の診療・検査ができる病院を12月1日からHP上で確認できるようになりました
これまで、地域でコロナ感染症についてどの医療機関が診療対応されているかを確認することができませんでしたが、12月1日から埼玉県のサイトで検索できるようになったとのお知らせです。
発熱などの症状がある場合に、埼玉県指定診療・検査医療機関の連絡先や受付時間等をこのサイトで確認し、事前に必ず予約の上受診してください。土曜日や日祭日などの診療状況を確認することも可能です。医師の判断で、必要に応じて新型コロナウィルス感染症やインフルエンザの検査などが行われます。
詳しくは市のHP「重要なお知らせ」12月3日付けの「新型コロナウイルス関連情報」をご確認ください。HP同じページの上部にある「新型コロナウイルスに関する情報」にも掲載されています。

?第2期幸手市まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)のパブリックコメント募集
幸手市では幸手市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、人口減少の克服、活力あるまちづくりを推進する取り組みを実施しています。第1期総合戦略が令和2年度で終了となることから第2期総合戦略を策定中ですが、その素案について市民の皆様にご意見をいただくパブリックコメントが実施されます。ご関心のある方は募集要項等、市のHPの新着情報12月1日付け及び政策課のサイトをご覧ください。
私も議員に与えられていた意見提出期限の昨日、担当課に意見を提出してきました。来年度から5年間の地方創生、いや、わがまち創生の青写真です。このような計画は見慣れないとわかりにくいものですが、皆様には是非ともご関心をお持ちいただき、ご意見をご提出いただければ有り難いです。私が幸手市の素案の読み解きの前に参照したのは昨年12月に内閣府が出した同戦略に関する国の方針のまとめです。国が進める地方創生の意義がぎっしり書き込まれていますが、とても分かりやすくまとめられていますので合わせてご参考にご覧になって下さい。「まち・ひと・しごと創生総合戦略」でネット検索すると出てくると思います。よろしくお願い致します。

♥12月に入って慌ただしくなってきましたね。来年は親戚や友人とも気軽に会えない寂しいお正月となる可能性も。年末年始の行事等における感染防止対策についても市のHPでお知らせをしています。4日までにもたくさんの情報がアップされています。ご関心のこと、知りたいことなどはそれぞれはと思いますが、情報が一番早く伝えられるのはネットの強みですね。合わせて、?のような計画への意見などを求める場合も、ネットの強みを生かして文字情報だけでなく動画説明が掲載されたりするとより分かりやすいですね。来週、そのようなことが可能か確認してみたいと思います。
♥♥住民自治には執行状況情報や説明は不可欠です。私のブログも皆様のわがまち理解を少しでも深めていただけることを意義として発信しています。これからもよろしくお願い致します。

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