2024.03.11

総務常任委員会の主な事業、審議
総務常任委員会は2日間の予定日でしたが1日で終了。総務常任委員会は歳入全般と歳出のうち、財政や政策、庶務、契約、広報公聴、などの各部署の事業を審議します。一般会計予算についての主な審議内容をお知らせします。
【歳入】
市税については、市民の皆さまから収めていただく大切な財源です。新年度予算では、個人市民税は前年度比2.4%、法人市民税は前年度比1.8%の増額見込みです。国民の可処分所得が増加していることを見込んでいます。また、固定資産税、都市計画税は前年度比減額計上に。3年に一度の評価替えや都市計画税の納税義務者の減額が主な要因です。
【歳出】
○広報公聴費 ふるさと納税
毎年、予算、決算で多くの質疑がなされる事業です。ふるさと納税の仕組みは既にご承知かと思いますが、幸手市の場合、
ふるさと納税額ー(ふるさと納税事業業務委託料➕ふるさと納税サイト使用料)=幸手市の収入となっています。幸手市では、ふるさと納税ポータルサイトを10件使用。業務委託料には返礼品代、配送料を含みます。収入として残るのは約45%となる計算です。2016年から全国で返礼品競争が始まり、幸手市でも返礼品開拓をしたり、市民まつりでブースを設けたりと努力をしていますが、なかなか納税額が増えない現実は否めません。
市外の皆さまには是非とも幸手市のふるさと納税をよろしくお願いします。特に、幸手市に親御さんがいて今は市外に住んでいるという皆さまにはふるさとを思い出しながら、是非とも納税にご協力くださいますよう。そして、返礼品の美味しいお米やふるさとの味をお楽しみいただき、幸手市の活性化にもご協力いただけると本当に有難いです💖✨
○市庁舎整備基本構想策定支援業務委託
本年度と2か年で基本構想を策定します。プロポーザルによる公募で選定された建築家の遠藤克彦事務所さんが茨城大学さんとJVにて業務を支援くださいます。通常のコンサルタントさんと何が違うのか。幸手市としても初めての試みで、私は期待しています。
2月、3月の市民ワークショップ、今後は各種アンケートなどを実施しながら秋ごろの素案作成を目指します。基本構想は、庁舎整備の基本的な条件の整理や財政規模などを位置づけます。具体的な計画はその後となりますが、基本構想に多くの市民の方に関心を持っていただくことが一番大事です。私も何度もこのブログで取り上げて来ましたし、私は、今議会の一般質問で積極的な情報発信を要望しました。
いよいよ山が動くところまで来ましたね。今後、いろいろな媒体を通して情報が発信されるようですので、皆さまには是非とも、自分ごととしてウォッチ願います。
○窓口でのキャッシュレス決済 拡大
市民課と税務課の窓口にセミセルフレジが導入されます。いろいろなカードやQRコードでの決済が拡大します。8月以降の利用を予定しています。
今回の予算審議で、特に私からは
◉しあわせ家族ウェルカム補助金 について提言をしました。
新年度は昨年度比100万円が減額されています。今、国の異次元の子育て対策で子育て世代への各種サポートは手厚くなっており、幸手市でも他の事業も含め、世代間の公平やバランスを考えると、新年度は事業を見直し、昨年度比減額からのスタートとなったとの説明でした。
私も、行政がいろいろなバランスを見ながら事業をスクラップ&ビルドしたりブラッシュアップすることは奨励します。しかし、この補助金は人気があり、申請が募集を上回り、抽選になるという。金額的には1世帯20万円と引っ越し費用程度の額面ですが、皆さまには注目いただく定住に有効な補助金と見受けます。
もし、バランスを考えるなら、今後は移住者を子育て世代と限定せず、対象をもう少し幅広く見直してみてはどうか。これが私の提言です。これからの人口減少を鑑みた時、IターンやUターンなど、いろいろな理由やパターンでの移住を後押しして行かなければならない。そんな局面だと私は思うのですが、皆さまはいかがでしょうか。
♥市民の信頼に応える行財政運営の推進は行政の永遠の課題です。国のシステムやDXかさも進んで来ました。ブラッシュアップとスクラップ&ビルドを通して市民生活を豊かにする。そんな事業の推進にこれからも注目して行きたいと思います。