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6月25日、われら幸手市選出、枝久保県議の一般質問傍聴に参加
少し日が経ってしまいましたが、過日の県議会傍聴について。
昨年に引き続き2度目の枝久保県議の一般質問傍聴でした。2期8年の市議活動から県議会へと進まれた枝久保氏、いや「枝さん」を先輩とし、市議活動をしている私にとって、県議会で活躍されている雄姿をみるのは心強い限りです。
「枝さん」の質問は原発や教育、地元問題など9項目と多岐にわたり、上田知事からも様々な社会情勢に関する所見が答弁されました。県議会の一般質問は一括質問、再質問なしという、私たち市議会とは異なったスタイルです。
枝久保さんの質問の中の1つ、「電力問題」に関して、総務部長から電気料金の値上げの県に与える影響額や、知事からは東電の値上げの根拠、ドイツのエネルギー政策転換についての所見が語られたのが印象的でした。
平成23年、埼玉県の管理する128施設の使用電気料金は7億5千万円。電気料金が値上げになると14%=約1億円の増となる予測が。県では昨年度は節電対策で使用量22%縮減の効果をあげたということでしたが、今年はそれに加え、契約電気の変更や残業ゼロ期間の増などの対応をするということでした。
上田知事からは、東電の値上げの根拠が明確でない、説明不足などに言及が。また、原発に関しては2022年原発廃止に向け、ドイツはロードマップを作って推進している。
処理できないものを後世に残すのは無責任である。日本に現存する原発50基の維持費が10兆円、処理費30兆円、廃炉するにも30~40年かかる。その間の技術力と人材の維持も必要となる。原発問題はいろいろな解決策を総合的に検討していくことが大事。まずは、福島の検証と廃炉のロードマップを作って、原発依存からの脱却を図るべし、との所見が示されました。
教育について、教育行政は短期の首長が大きな権限を担うのは好ましくない。やはり教育委員会が責任を持ってやっていくのがよい。教育に民意をと言っても仕組みを変えるだけではダメ。見識の高い愛情を持った人に委員になっていただくことが必要だ、と。
傍聴後、控室にて上田知事はじめ、県議会の重鎮の方々や「枝さん」の会派のメンバーの方々からごいさつがありました。今回の傍聴、盛り沢山な内容をコンパクトにまとめておられた枝久保さんの質問にとても勉強させていただきました。
その後、さいたま市にある鉄道博物館に移動、お昼となりました。
私は昭和33年生まれ。京都の田舎町には旧国鉄関西本線が走っていて、SLだかD51だか汽車にも乗っていたんですよね。最寄りの加茂駅から奈良駅に向かう途中にある木津駅には操車場があって、貨車が石炭を焚く玉子のようなイオウのニオイがいつも漂っていました。そのニオイが今も鼻の奥にツンと残っています。幼稚園時代にジーゼルになりました。鉄道博物館に鎮座している機関車を見ていると、汽車の走っていた時代がはるか昔のように思われますが・・・、時代の移り変わりを感じますね。