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高齢化

2013.03.28

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今日の新聞より 「高齢化、都市部で加速」

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が27日に発表した「2040年までの地域別の人口推計」を受け、今日の朝刊では新聞各社が一面トップでこれを伝えています。

 私は3紙を取っていますが、課題をより鮮明に書き込んだ日経新聞の記事を取り上げながら、わが町の課題を考えてみたいと思います。
 まず、初めに。私はブログを「分類」に分けて書き込むのですが、今回、「高齢化」をどう分類するかに悩みました。これから押し寄せる「高齢化」は今までの「高齢化」と違ってきているのではないか。例えば、「安心安全」という視点なのか、「地域の支え合い」なのか、「社会保障」、「持続可能な未来」「雇用」―。どれも何かピンと来ない感じなのですが、取りあえず「社会保障」という分類で書き進めてみたいと思います。

 さて、日経新聞では、大都市圏で高齢者人口が増える要因について「地方から就職などで大都市に出てきた団塊世代をはじめ、退職後も地元に戻らず都市に住み続けるため」としています。人口推計では埼玉県と神奈川県は、75歳以上の人口が2010年の2倍以上になるとの試算です。
 一方、地方は高齢者数はそれほど増えないが、高齢化率は40%程度と高止まりする自治体が多いとして、今後の課題を「介護施設に入りたくても入れない高齢者が増え、若い働き手が減る地域で医療や介護サービスをどう提供するか」としています。
 そして、「人口が減ると、老朽化が進む道路や橋りょうの維持コスト(今は人口や面積に応じた交付金が措置されている)の問題や、小中学校などの空きなどインフラの選別、現役世代から集める税収と社会保険料の減少などの問題が出てくる一方、高齢者にかかる社会保障費は増える」と分析。
 その結果、「元気な高齢者や女性が社会保障の受け手から支え手に変わらなければ、経済の活力は維持できない。国内の働き手の急減を補う移民の検討も課題として浮上している」と結んでいます。

 日経埼玉版では、埼玉県を、東京都内へ通勤する人のベッドタウンとして1960代から大規模団地の開発が進んだ大都市圏に位置し、急速に高齢化が進むと予測しています。「県東部(東秩父村、小川町など)で過疎化が進む一方、土地の区画整理を進め新たな宅地開発をしやすくなった滑川町や伊奈町、新駅ができた吉川町など5市町は増える見通しで、さいたま市も人口流入が続く」と。

 上田知事は女性の社会進出「ウーマノミクス」と「健康長寿プロジェクト」を進め、働き手の確保、社会保障費の抑制を政策に掲げています。

 翻って、現在人口がほぼ横ばいで推移している幸手市。平成20年の人口54,465人が、平成31年には50,000人になると見込み、高齢化率は19.5%から32.5%になると推計しています((「第5次総合振興計画」策定にかかる資料より)。私たちの町は大都市圏に位置するのか、地方に位置するのか。農地化か住宅地化か。単独で行くのか、合併も視野に入れるのか、などなど。まちの在り方という基本問題しかり、さまざまな施策の検証・考察を深め、「どんなまちを目指していくのか」―。時代の変化を見据えた新たな視点で議論を尽くしていかなければならないものと感じます。議員一人ひとりの行政のチェック機関としての役割への認識も今まで以上に重要になってくるものと思われます。

 さて、これからの幸手市。誰だって年は取る。人生に円熟味が増す最高の時期を「高齢化」などと「負」に捉えるのではなく、誰もが「生きがい」を持って暮らせる街づくりが求められているのでしょうね。
 そのためには、ただ単に国や県の政策を待つのではなく、町の課題を丁寧に把握し、進むべき方向性を一にし、まちが一体となって「能動的」な政策立案を行っていかなければならないのもと思います。

 「社会保障」という分類で書き進めてきた「高齢化」問題でしたが、「高齢化」の最大の課題は「生きがいづくり」ではないかという気がしています。成熟した日本の社会において、社会保障も安心安全も、地域の支え合いも雇用も、住民の「生きがい」につながってこそ意味があるのですよね。
 これからは、「高齢化」を「新しい時代・生きがいづくり」と捉え直して、課題を語って行きたいと思います。

 ♥ちょっと長くなってしまいました・・・。