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文教厚生常任委員会 所管事務調査
私が所属する文教厚生常任委員会は、所管する行政の事務範囲が広く、保健衛生や教育などが主な担当となっています。
昨日は、その中の「環境衛生行政」に関わる施設のうち、「杉戸環境センター」「幸手市し尿処理施設」「幸手市廃棄物最終処分場」「粗大ごみ処理施設」を所管の事務調査として回っておりました。
幸手市は現在、杉戸町と互いに可燃物は杉戸で焼却、し尿は幸手市で処理をしています。事務委託方式と呼んでいます。この2つの施設はともに焼却炉を持っていて、焼却後に出る焼却灰や残渣は、お互いに持ち込んだごみやし尿のの量によって按分して最終処分をし、費用を負担しています。
どちらの施設も建設から年数が経ち、これから老朽化対策が必要となっていきます。このような施設は立て直すのも、補修をするのも多額の費用がかかりますが、今後は15年程度の延命を目標に修繕計画を遂行していきます。
また、幸手市の廃棄物最終処分場は現在7割がた埋め立てられており、ここが満杯になったら次の埋め立て場所を探さなければなりません。現在のごみ処理を円滑に稼働させながらも、将来世代に負担を先送りしないようにしなければならないということ。清潔で衛生的な日本の暮らしはこのような「ごみ行政」に支えられています。
以下は、各施設の様子です。
幸手市廃棄物最終処分場です。焼却灰を固形にして埋め立てます。水分は集めて、緑のタンクの中でダイオキシンなどの有害物質を取り除き、中川に放流。
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粉砕した粗大ごみや不燃物を人力で選り分け。右はし尿処理施設です。
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不燃ごみは、危険物(ガスボンベやスプレー缶など)や資源物(かやんやなべなど)を人力で選り分けて取り除きます。「ガスボンベやスプレー缶は処理中に爆発すると危険であり、また、施設を痛める原因になります。穴を開けるか、他の不燃物とは別のビニールに分けて出していただきたい」とのことでした。