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幸手市の医療体制の行く方は
2項目目
【済生会栗橋病院移転問題への対応について】・・・医療環境
Q.県済生会支部理事会が、同病院の機能を加須市に一部移転し急性期病院を新設する施設整備の基本方針案を可決したと報道されている。幸手市は現状をどのように把握し、対応しようとしているのか。これまでの対応、今後の対応方針を伺う。
この移転問題の核心は病院の老朽化対策を含む経営支援です。病院のために「どれだけのおカネが出せますか」ということが問われています。その点では新聞報道にもあるように、加須市は医療体制確保基金として30億円を確保し、移転用地役4ヘクタールを取得するなど積極的に取り組み、久喜市も条件によって財政支援も検討することに含みを持たせながら、あくまで「移転反対」の立場を強く主張。幸手市は財政支援への考えはありません。
今回の質問でもそのことは明言され、さらに、所管部長からは「移転に関しては幸手市に大きな影響はない」という現状認識、課題認識が示されました。
ほんとうに幸手市民にとって影響はないのでしょうか。年間4000件の利用、入院件数400件、さらに救急病院として多くの患者さんを受け入れている同病院の移転問題です。影響がないとは考えられません。幸手市は当事者としてふるまえる立場ではありませんが、しかし、課題や現状をさらに詳細に検証し整理して臨んでいただきたいと要望しました。
財政規模180億円の幸手市ではできることとできないことはあります。しかし、病院移転問題は、市民の命と健康に直結する問題であり、医療の充実は市民アンケートでも市民が求めている上位の行政課題です。医療過疎が人口減少を加速させる側面も否めない。なにがどう影響あるのか。もう少し積極的に思慮深く対処する必要があると感じました。
「大きな影響はない」との答弁の根拠となる資料を請求しています。今後、その資料の精査をしながら対応を求めていきたいと思います。