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苦しい答弁

2018.12.02

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昨夜のタウンミーティングにて

昨夕、市の東側地区で区長さん主催のタウンミーティングがあると地元議員さんに連絡をもらい急遽傍聴してきました。

開始時間の6時前には地域の方が続々来場され、会場は超満員状態。椅子を足して対応されるほどでした。市長からの市政報告の後に、先に区長さんから市に出されていた質問や要望について回答や答弁があり、その後、会場との質疑応答が。設定された一時間では到底収まらないボリュームです。熱気溢れる議論のなかで複数の方が取り上げたのが「吉田幼稚園廃止問題」です。

6月議会に存続を求める請願が出て会派先進はその紹介議員を務めましたが、結果は賛成5、反対8で議会では請願は不採択となっています。その幼稚園廃止問題について若いママたちや地域の方の質問が相次ぎ、傍目に、市の苦しい答弁が続きました。まとめると、

Q.広報紙で廃園を知った。保護者に説明ないまま募集終了。どう考えているのか。
Q.こんなに素晴らしい幼稚園をなくして「子育て応援日本一」か。
Q.園児減、金がかかる。これだけで判断していいのか。誠に残念。
Q.吉田幼稚園廃止の問題ではなく、市としてどう幼稚園教育をして行くのかの問題では。
Q.議事録公開なし。資料等にいつでもアクセスできること基本では。などなど

執行部からは、
A.市長から教育委員会に存否を問い、教育委員会は教育審議会に諮問。方針を出してもらった。その答申を得て教育委員会で廃止の方向を市長に。市長は議会に諮り"ご議決いただいた"。再考はない。
A.これまでも協議され時期尚早とされていた。東地域は今後少子化に対応して統合を進めて行く。これからのこの地域全体のことを考えて進めていく。そう言った中で考えて行かなければ。
A.会議は傍聴可能だった。 などなど

未だ保護者に説明がないというのは驚きでした。そして、小学校の統合問題が唐突に市長の口から。これは今、コミュニティスクールの推進の中でどこかで協議されているのかどうかは分かりませんが、私的には寝耳に水状態の話しです。勿論、小規模校の課題解消として、統合問題は避けて通れないことですが、各学校のPTAや地域の若い親たちが十分納得出来るよう丁寧な協議を進めてほしいものです。
更に行政の決まり文句「議会にご議決いただいた」。確かにそうです。結果的に議会が最終結論を出すのですが、最後の責任は議会に転嫁されることを私たち議会人は自覚すべきですね。
そして、みんなが聞きたかった公教育として幼稚園教育をどう考えているかには答弁なく、どこに諮問したとか手続き論に終始。教育委員会の意志が全く見えない。また、再質問が出来ないルール(時間的制約)であったため、幼稚園の廃止問題と小規模校の統合という違う問題を錯綜したかのトンチンカンな答弁を再度質すこともできず、生煮え感は否めませんでした。閉会後に個別に質問を受けるとして閉会となりましたが、質問者が少なかったのか、住民が満足したのかあきらめたのか。市長は早々に会場を去りました。中に、3人のお子さんを連れて「吉田幼稚園に入れたい」と他県から移住してきたというママの発言もありましたが、廃園を本当に残念がっていました。

確かに、まちの運営は全ての人が満足とはいかない部分もありますが、初めから結論ありき、十分な説明を欠く、丁寧さを欠く手法で若い人に魅力あるまちとなれるのか。少なくとも、この問題では貴重な子育て世代を怒らせて。
更に、元教育関係者からも厳しいご意見があり、それを一刀両断、執行部が言い負かす場面も。元教育関係者と言えども、今は一般市民であり、解釈の違いがあったにせよ、公衆の面前で言い負かすなどは暴挙です。こんなにムキで短気な態度で大事な交渉ごとは大丈夫なのかとの懸念も感じてしまいます。若い職員には絶対真似て欲しくない態度でしたが、ご本人は気づいているのかなあ。

今回の市長による市政報告では来春、桜の時期に花火を打ち上げるという話しもありました。12月議会の補正予算にもその費用が計上されています。派手なことは何もかもシャットアウト、というのでも花火がいけないのでもありません。市民の生活に密着した問題では経費問題を取り上げ、駅前モニュメントにせよ、階段アートにせよ、式典にせよ、花火にせよ、一過性のまつりになけなしの予算を付ける。市政経営の問題としてこれで良いのか。そんな後味の残るタウンミーティングでした。会場の皆さんはいかがお感じになったでしょうか。

複雑な単純ミス

2018.12.02

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土地開発公社の件 市が単純なミスと説明する複雑な事務処理

今年もいよいよ師走に突入。12月と聞くだけで何かと気忙しく感じますね。昨日はお天気も良く日中も暖かで、早々にご主人様が網戸掃除をされるお宅も。これまで当たり前として目にしてきた光景ですが、諸事情により、力仕事となる外仕事や大掃除をあきらめざるを得ないという方も増えている昨今、大掃除を家族で分担できるというのは実は有難いことなんだということを改めて感じた次第です。

さて、前回のブログで取り上げた土地開発公社が先行取得していた土地の買い戻しの件ですが、去る11月30日の議員全員協議会で市から、単純なミスと位置付けるにはあまりに複雑な説明を受け、取り敢えず、当日、同僚議員と、資料を見ながら受けた説明の咀嚼を試みましたが、これがなかなか噛み切れない。この問題は一般質問で2人が取り上げられることになっているので、その答弁をしっかり聞いてから、このブログでも内容に触れたいと思います。それにしても大きなミスです。少なくとも支払い過少の契約が、公社の幹事も理事も理事長も監査も議会の審議もスルーしたのですから。「足りなかったんだから足りない分を後で払えばいいでしょ」という単純なことでは済まない。私のブログは職員にも見てくれている人が複数いるようで、こんな指摘をする嫌な役回りは本来ご免ですが、しかし、このようなミスが潜んでいたこと自体が問題にされるべき問題というほかはなし。

しかも、情報公開請求がなければ問題は見過ごされていた。あれれ、このパターンは近い過去にもあったぞ。本来なら、信用して任せるべき事務処理を、表にしたり裏にしたり。透かしたり斜めにしたりして確認しなければならない。これではチェック機関はいくつあっても足りません。このようなことを「単純ミス」として処していては、根っこを残したままモグラ叩きをしているようなもの。徹底した原因究明で、"根腐れ"を断つことが必要。そう感じるのは私だけでしょうか。

取り敢えず、まだ全容が理解できない中で即断は避けますが、行政が運用するのは市民の皆さまからお預かりする税金です。組織としてのガバナンスが問われる由々しき事態が続いています。