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考察2 人口問題

2021.07.21
多様な働き方が可能な条件が揃う 評価点

先のブログの続きです。新聞に掲載された評価の概要をお知らせいたします。いつも長くなって恐縮です。ご関心のあるところをご高読賜れば。よろしくお願いします。

【評価の概要】
①首位の小松市
○学童を含む保育環境と福祉施設の充実度、住宅の広さ=最高点
製造業が集積するほか、金沢市に近く通勤時間は総じて短い
○職場への出勤、在宅勤務のいずれも選択しやすい環境にある
*なお、小松市経営政策課は「新型コロナ拡大を機に働きやすい環境を一段と整備したい」とする。
*市内企業がテレワーク用の機器・サービスを購入する際、最大100万円を補助
する制度を20年5月に始めた。

②多様な働き方や生活は大都市でなくても可能
○トップ30(同率23位内の31市)には、中核市への移行に必要な20万人に満たない21市が入った。
○2位の鳥取市、3位の富山県高岡市はいずれも公衆無線LANが整い、相対的に地域内で所得と支出がうまく循環している。

③3世代同居
○上位の自治体は3世代同居が相対的に多く、地域社会の結びつきも強い。
○子育てと仕事を両立しやすい環境にある。

④昼間人口
○コロナ前後の変化を反映。NTTドコモの人流データで平日午後2時の人口を比べると、小松市と高岡市で3%増えた。
○総合点が高い都市で昼間人口の増加率は高い傾向がある。
○自宅周辺で働きやすい環境が整っているようだ。

⑤2位の鳥取市
○旅先で仕事をする「ワーケーション」の需要を掘り起こす。20年度から企業が市内の事業所やシェアオフィスを体験利用した際に交通費や宿泊費の一部を補助する制度を導入した。

が魅力かなと感じるところを太字にしてみました。 幸手市も保育所の待機児童ゼロ、学童は一部大人数なところもあり課題はありますが、現在は各小学校に配置されています。小松市の補助制度、鳥取市、高岡市の公衆無線LAN整備、相対的に地域内で所得と支出がうまく循環しているというのはまちづくりとして魅力ですね。立地環境もあるのでしょうが。

さて、あまり長くなってもいけないので。この号の最後に専門家の意見を。

【専門家の意見】
❶公共政策に詳しい京都大教授
「人口増のような単純な発展モデルではなく、職住近接や生活の質の視点で地域を評価することが必要だ」と指摘。10万人の都市が活力を取り戻すことが重要だと訴える。
❷共同で調査した東大の教授
「多くの人が大都市の過大な移動距離や待ち時間に気づいた。コロナ収束後も『密』の解消や職住一体化が進み、中堅都市の求心力が高まる」と予測する。

♥まだまだ考察の前にまな板の上に載せたい材料あり。次の号で。「まだ続くのか」とおっしゃるなかれ。ご関心のあるところをお読みいただければ幸いです。

考察 人口問題 自分のまちの現状を知るために

2021.07.21

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多様な働き方ができる自治体ー新型コロナウィルス流行を機に働く場としての中堅都市の潜在力が浮かんできたー 日経新聞朝刊より

今朝の日経新聞に、日経新聞と東京大学が各種都市データを集計し、多様な働き方が可能な特徴を点数化。主要287市区に順位をつけると、人口10万人の石川県小松市が首位となった。トップ30の68%を10万人台の都市が占めたとする記事が載っています。

人口問題に決め手を欠く自治体は少なからずあると思います。同じ地方自治体ながら、中核都市以上の自治体に人口が集まる傾向は否めず。何をまちづくりの目標とするのか、地域の魅力とは…。住みよいまちづくり、選ばれるまちづくりはどの自治体にとっても永遠の課題です。

では、幸手市の未来にどんな可能性があるのか。東京に向かって中核都市がひしめく環境にあり、どんな土俵なら戦えるのか。10万人都市には及ばない、さらに埼玉県の最東部に位置する幸手市。幸手市の位置的条件や現状を洗い直してみることが必要です。私たち自身が気づいていない魅力やお宝はあるはず。私たちのまちの現状を知ることから。
*戦う=住み良さで選ばれる。住民の願いが叶うの意です。人口争奪戦という意味ではありません。

私は6月議会で人口問題を取り上げました。そして、より深い分析を求めました。その議論の中で、今更ながら一つ、共通認識としたのは、幸手市の人口減少の3/4は自然減だということです。社会減は200人弱。さらにその中の転勤など自治体の政策では手が届かない要因を差し引けば、もしかしたら政策によっていくらか食い止めが可能と考えられる人数です。では、どんな魅力を積み増すか。これが今回、私が無謀な考察に取り組むことにした理由です。幸手市の進む方向が見えるのではないかと仮説を立てて。

とは言え、東大と新聞社が行った調査を私が簡単に追えるはずもなし。皆さまの中には分析が得意な方、また、いろいろなソースをお持ちな方もおられるかと思います。是非いっしょにご考察頂ければ幸いです。

■【今回の調査で使われた分析指標・採点方法】
❶公衆無線LAN整備状況(スポット数)
❷通勤時間
❸保育サービス利用率
❹生活関連施設がある人口比率
❺地区内の経済循環率
❻コロナ前後の昼間人口増減率
❼住宅面積
❽福祉施設の整備状況
*これで仕事と生活を両立できる環境、地域の自立度を把握。それぞれの水準で採点し順位をつけた。

■【多様な働き方が可能な条件が揃うトップ10】
1.石川県小松市 10万8265人 67.0点
2.鳥取市 18万6960人 66.0点
3.富山県高岡市 17万0493人 65.5点
4.愛媛県西条市 10万8961人 64.5点
5.長野県飯田市 10万0702人 64.0点
6.青森市 28万1232人 63.5点
7.金沢市 45万2220人 62.5点
8.福井市 26万3152人 62.5点
9.新潟県上越市 19万1197人 62.0点
 滋賀県彦根市 11万2975人 62.0点
 福島県会津若松市 11万8322人 62.0点
*総合点は80点満点。

上記結果に埼玉県に数多ある10万人都市が入っていないのは特徴的ですね。トップ10の都市は中核都市と言いながら、県庁所在地も含まれるなど立地条件は様々ですが、多様な働き方を考えた時、もしかしたら、私たちがモデルとする都市像は埼玉以外にあるのか。そんな仮説も成り立ちそうです(さりとて、幸手市は埼玉県の都市計画に含まれている。これは前提です)。
今回は最後に、埼玉県の10万人都市を列記しておきたいと思います。

■参考資料 埼玉県10万都市
*2020.4月調査(外国人住民を含む)
○10万人以上 熊谷市 加須市 狭山市 鴻巣市 
 深谷市 戸田市 入間市 朝霞市 新座市  
 久喜市 富士見市 三郷市 坂戸市 
 ふじみ野市
○20万人以上 春日部市 上尾市 草加市
○30万人以上 川越市 所沢市 越谷市
○50万人以上 川口市
○100万人以上 さいたま市
*さいたま市は10区。それぞれ約10万人
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♥ 姿の見えない敵とは戦えません。この考察は一朝一夕にはいかないと思いますが、粘り強く考察する中で何かが見えて来ることに期待。✨時間は残されていませんが、しかし、考察を楽しみながら次の一手を捻り出したいと思います。

♥♥考察にはいろいろな切り口があると思います。皆さまもこれにご自身のご関心のあるテーマをクロスして考えてみてください。

♥♥♥ この調査の評価概要が新聞に掲載されています。内容は次のブログで。