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考察 人口問題

2021.07.04

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幸手市の人口 ついに5万人を割る

毎月の広報紙裏面に人口増減が掲載されています。
7月号の数字は
人口 50,022人
世帯数 22,919世帯
前月比人口は▲71人、世帯数も▲16世帯。

辛うじて5万人をキープしました。人口の変動を人口動態と言いますが、前月比▲71人の中には自然減と社会減があり、自然減の中でも死亡数はまず、受け止めるべき数字です。

少し考察すると、その死亡数を差し引いた上で、人口動態を見たとき、ポイントは社会減数と世帯平均人員と地域別の増減数だと私は考えています。毎月の広報紙の人口数から転出者転入者の数はチェック出来ませんが、社会減の過去の統計では、幸手市では毎年、2000人弱の方が転出し転入され、その差は200人弱で推移しています。

幸手市が人口増減の戦略ターゲットとすべき数字は、実はこの200人減であり、幸手市の施策を総動員して、±0を目指す。こうして数字を分解してみると、決して諦める数字でないことがお分かりいただけると思います。
また、世帯平均人員は独居数・率の割り出しと対策が重要で、どの年齢層でも一人暮らしの方はいらっしゃいますが、高齢化の現状として、夫婦二人が一人になることの不便さや困難さや孤独が生活のQOLを左右していないかがチェックポイントです。
また、地域別増減数はコミュニティ維持の適正規模との関係性の把握に繋げて、地域に必要なサービスを提供する体制や環境を、地域の担い手づくりも含めて整備して行くためのチェックポイントと考えます。
さらに、今日は取り上げませんが、生業としての商工農業や雇用、地域経済も人口動態が与えるインパクトの大きな領域と考えています。

上記のような数字で課題を絞り、市民の生活をしっかり把握する。そのためには分析と、地域に分け入って話を聞くことが重要です。私が行政に対して様々な情報のクロス分析と地域マネジメントの練度と精度を求めるのはこのような市民の生活の質の現状を知り課題を抽出するに不可欠だからです。そして、並行して必要なことは実践力です。今後、2060年に幸手市の人口は約34,000人になるとの推測の中、今から将来を見越した対策をきちんと実行することが求められます。計画倒れや研究や検討に時間を費やしてばかりはいられない。

幸手市が一時期6万人のまちを目指すまちづくりをしてきた経緯を考えれば、今後は様々な縮小も余儀なく、上手な縮小も視野に入れたまちづくりが求められるのは必然です。今のまちの規模をそのままキープするのは不可能と言えます。そして、今後の断捨離と効率化には市民の皆さまのご理解と知恵と共汗、協働が不可欠です。市がやってくれないと言う前に。自分に何ができるかと考えて。皆んなで一緒に乗り切って行きましょう。

6月25日、令和2年度の国勢調査の速報値が公表されました。全国で人口が増えている地域は限られています。東京圏の埼玉県という人口増加県にある幸手市の人口減少は悩ましいところですが、諦める必要はありません。コツコツ、どのような時代になっても住みやすく、生活のQOLが維持されたまちづくりを目指す。これしかありません。

財政が厳しい中で引き継がれた木村市政は、今年の秋で丸2年を経過します。コロナ対応で多くの職員が割かれる中、まずは市政一新。幸手市行政の建設的破壊と再構築という最難関の課題に取り組まれています。一筋縄ではいきません。100年に一度の変革期に、時間はありませんが一足飛びとはいかない中、着実で誠実な課題解決を私も期待しながら見守っているところです。

♥最後に。
6月初めには辛うじて5万人をキープしていた幸手市の人口は、6月末に5万人を割りました。
人口 49,957人 高齢化率 35.2%

この現実をしっかり受け止め、しかし、前述のように、決して悲観することなく怖れることなく、皆んなで粛々と必要なことを紡いで行きましょう‼️

♥♥私はそんな覚悟です。皆さまには生活の中で感じる小さな困りごとを是非、お知らせ下さい。自分にとって小さな出来事でも、地域や個人の環境を超えて普遍的な課題が潜んでいることはあるはずです。できる限りの対応に努める所存です。今後ともよろしくお願いいたします。