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定額給付金の給付概要

2020.05.01

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令和2年度幸手市一般会計補正予算(第2号)概要

昨日、会派代表者会議で、下記補正予算が説明されました。
この度の給付事業は全て国の予算で賄われます。

1. 補正予算額  5,209,923千円の増額
 補正前予算額 15,621,780千円
 補正後予算額 20,831,703千円

2. 予算計上事業
〇 特別定額給付金(仮称)支給事業(5,152,000千円)
新型インフルエンザ等対策特別措置法の緊急事態宣言の下、感染防止拡大に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行うこととし、一律に、一人当たり10万円の給付を行う。
〇 臨時特別給付金支給事業(57,923千円)
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯の生活を支援する取り組みの一つとして、児童手当(本則給付)を受給する世帯(0歳~中学生のいる世帯)対し、臨時特別の給付金(一時金)を、対象児童一人当たり1万円を支給する。

【特別定額給付金】
□給付対象者 令和2年4月27日において、住民基本台帳に記録されている者
□給付額 支給対象者につき100,000円
□給付権者 住民基本台帳に記録されている者の属する世帯の世帯主
□給付金の申請と給付方法
・市区町村は給付権者に対し、給付に必要な申請書類を郵送
・申請は
①申請書類の郵送
②マイナンバーカードを活用したオンライン申請
③やむを得ない場合は窓口申請
※給付は原則申請者の個人名義の銀行口座に振り込み。
※金融機関は銀行・信金・信組・信連・農協・ゆうちょ銀行等を指定できます。

※詳しくは市のHPなどご確認ください。

♥なお、給付日は未定です。
市では1日も早い給付に向け、全力で取り組んでいます。

♥♥詐欺被害にご用心
幸手市や総務省等が現金自動預払機(ATM)の操作をお願いすることは絶対にありません。また、特別定額給付金の給付のために手数料の振り込みを求めることも絶対にありません。

令和2年度幸手市一般会計予算 賛成討論全文

2020.03.22
議案第15号 令和2年度幸手市一般会計予算 賛成討論 2020.3.19

10番松田雅代です。私は、会派幸手市政クラブを代表して、令和2年度幸手市一般会計予算に賛成の立場から討論をいたします。

はじめに、新型コロナウイルス感染症の拡散に終息の兆しが見えない中、幸手市では木村市長を本部長に部長級職員で構成する対策本部により、様々な対応が講じられてきました。これまで、学校の休業やさくらまつり、さくらマラソンなどのイベントの自粛、公共施設の休館などの緊急対応を市民は理解し受け入れていますが、さらなる長期化が進めば市民にも様々な影響が出ることが懸念されます。市長はじめ執行部におかれましては、高齢者の感染予防、外出機会の減少による市民の心身健康面への影響、学校教育や子どもたち、地域経済への影響などに注視され、仮にも財政出動の局面において厳しい予算を理由として対策の遅れが生じることのないよう、今後も万全かつきめ細かな対応をよろしくお願いいたします。

改めまして、令和2年度幸手市一般会計予算について申し述べます。
令和2年度幸手市一般会計予算については、生産年齢人口の減少による市民税の減少、基金残高の減少、公債費の増加、社会保障関連経費の増加など厳しい状況が続き、減収する市税収入を地方交付税と基金で賄う状態が続いております。歳入では、市税は前年度比1.6%の減少。うち個人市民税は所得割では134人の減を見込み前年度比2.3%の減少、固定資産税は前年度比0.8%の減少を見込み、基金は新年度の繰入金4億5015万1000円を差し引くと、各基金の残高合計は5億3138万4000円と近年稀に見る低水準にまで減少しています。また、市債は発行額は前年度比減となる一方、公債費はわずかながら増加しています。

こうした中、幸手市一般会計予算は歳入歳出それぞれ158億円で、前年度と比較しますと3700万円、0.2%減で編成されています。木村市政として、 初めての予算編成に臨まれた木村市長及び執行部は、限られた財源の中、事業の総点検をし、事業の廃止・変更・縮小なども含め様々厳しい選択があったものと推察いたします。それではこれより歳出について、新年度の取り組みへの期待も含めて、評価点を申し述べます。

まず、「教育、子育て分野」についてです。
教育、子育て分野では、教育費において、権現堂川小学校、吉田小学校の校舎トイレ及び屋外トイレの洋式化を含めた大規模改修工事が予算化されました。また、教育支援員や日本語指導員の配置をはじめ、さってアフタースクールの実施や市内統一学力調査など市費対応の各種事業の継続、英語教育充実のためのALTの拡充、新たにすべての小中学校へのプログラミング教育ソフトの導入など、子どもたちの教育環境の整備に予算を配分されたことを大いに評価いたします。
特に、プログラミング教育には大いに期待しています。目指すのは「今までになかった価値を作り出す想像力」の涵養であり、木村市長のおっしゃる学力観に通じるものです。プログラミング的思考は未来を生きる子どもたちが社会で伍していくために身につけていくべき必須アイテムであり、あらゆる環境整備をして子どもたちの好奇心を刺激し、成果をあげられることを期待いたします。また、パラリンピック聖火リレーの実施、ホストタウンとしてベナン共和国との交流事業など社会教育の充実が図られていることも評価いたします。

次に、医療・介護・福祉分野についてです。
民生費は高齢者の増加や10月から実施された幼児教育・保育無償化を含め、予算の41.3%、65億円を上回る支出項目です。そして、高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉の各分野において、新年度は各種計画の策定が進められます。令和元年度に引き続き第2次幸手市地域福祉計画の策定、障害のある方への支援として新たに第6次幸手市障害福祉計画及び第2期幸手市障害児童福祉計画の策定などで、人生百年時代に即した、また、時代の変化に則し、市民の誰もが生き生きと暮らせるよう市民ニーズを的確に捉えた計画の策定を期待いたします。
また、衛生費に関しては各種がん検診などの経費、健康マイレージ事業や母子検診、不妊検査・治療、不育症検査費助成などの事業が継続されているほか、新たに10月から実施されるロタウィルスワクチン定期接種に先駆け、独自に4月からロタウィルスワクチン接種費用の助成が実施されるなど、住民生活に直結するサービスのきめ細かな提供を評価いたします。

次に、公共施設の整備・再編については、
一斉に更新時期を迎える施設やインフラの整備が求められるも、厳しい財政の制約をどう乗り越えていくか。幸手市の大きな課題です。特に、昨年12月議会の本会議中に地震の揺れを3度体感し、また、玄関先の軒の構造物が落下するなど庁舎の危険な状態を放置しておくことはできません。防災拠点となる庁舎の建て替えが待った無しの中、公共施設個別計画策定の継続扱い(=1年繰り越し)は、事情はどうあれ了解しがたいものであります。が、しかし、市民意見の集約なくことを進めることはできず、その不足を省みて立ち止まり、新年度に仕切り直しをするという考え方は一定の評価をするものです。新年度1年を有効に活用し、市民を巻き込んで将来に向けた検討が進められることを期待いたします。

次に、デマンド交通についてです。
まずは潜在利用者も含め、全世帯、全市民を対象に本年3月にアンケート調査が始まったことを評価しています。新年度はこの結果を十分検討し、地域の様々な意見を調整し、令和3年度にはより利便性の良い公共交通が整備されますことを期待いたします。また、運転免許自主返納者支援事業の拡充についても評価をいたします。

次に「災害・暮らしに強いまち」については、
危機管理において、災害用備蓄品の整備や自主防災組織への補助のほか、幸手市国民保護計画や幸手市地域防災計画の見直し、先般の台風19号を教訓とする各種マニュアル作り、災害時避難行動要支援者の避難計画づくりなど防災体制の再構築に向け着手されておりますが、マニュアル等については、できるだけ早い時期での完成をお願いしておきたいと思います。
また、地域経済の活性化施策では、私は「解決に向けて関係機関と協議し行政のできる最大のアシストを考えていく」という木村市長の方針に共感するものです。そして、商工観光については、中心市街地にぎわい創造事業費補助金においてすでに商工関係者から意欲的な事業提案が出されているとのこと、また、農業については多面的機能支援事業補助金の拡充で対象団体が増えるなど現場の頑張りを大いに評価するものです。
また、移住定住促進事業では、空き家バンクにおける仲介手数料の補助や、市費対応となって久しい3世代ファミリー定住促進事業補助を継続することで移住・定住の促進を図ることを評価するものです。3世代ファミリー定住促進事業補助金は、今、子ども世代が比較的多い今の時期にこそ有効な施策です。できる限り不要額の発生なく、PRも含め制度の運用に頑張っていただきたいと思います。

都市基盤整備については、
計画的な土地利用と都市計画の基本的な方針を定める「第2次幸手市都市計画マスタープラン」の策定費用が計上され、大いに期待しています。幸手市20年の計です。まずは現行マスタープランの検証をし、市民を巻き込んで十分な議論を深めていただくよう要望いたします。
また、土木費においては市道の整備や倉松川河川改修に伴う市道橋の架け替え工事の設計などが図られています。土木費は特別会計への繰り出し金も含め、予算に占める割合が9.2%となっています。前年度比2億円の減額計上となり、インフラ整備の必要量に対して金額的には十分とは言い難いところはありますが、予算制約のある中、やむなく取捨選択をされた担当者の努力は理解いたします。

以上、新年度事業について評価と期待の両面から述べました。厳しい財政制約の中にあって、費用対効果、補助金制度の終了などにより縮小・廃止となる項目もありますが、幸手駅西口土地区画整理事業や下水道事業への繰り出し、学校施設の整備、教育の充実、福祉、市民協働などバランスのとれた予算であると評価いたします。新年度は様々な分野で計画が策定され、その計画が事業の優先順位をはじめ、今後の幸手市の将来像を形作る大きな意味を持つ1年となります。
今後の市政運営については、市民の皆さまが幸手市の将来に希望を持っていただけるよう中長期的な視点に立ち、持続可能な市政運営ができるよう市長、職員一丸となり全力で取り組んでいただくことを要望し賛成討論といたします。

♥最後までお読みいただきありがとうございます。
♥♥読み返すと言葉足らずなところも多く恐縮ですが、少しでも市の動きを身近に感じていただけたら幸いと思い全文を掲載いたしました。
♥♥♥さて、新年度予算の執行の前に、3月末は人事異動の季節。恒例の人事異動の他に、新年度は今年度で退職する部長級職員3名に代わって新部長が3名抜擢されます。部長級が3人も一度に入れ替わるというのはかなりなインパクトです。さて、どんな木村人事が差配されるのか。これも大いに気になります。来週中には内示が出る予定です。

3月議会振り返り

2020.03.21

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議案審議・請願・決議 などなど

19日、3月議会が終わりました。昨日は多くの皆さまにブログにご訪問いただき有難うございました。最終日前はいろいろ慌ただしくブログの更新が滞り、最終日は皆さまにご関心をお寄せいただいている消防西分署事案など当日のうちにご報告をするべきところでしたが、いろいろ振り返りと論点整理をするため一息置かせていただきました。ご訪問下さる皆さまにはいつもお力をいただいております。有難うございます。

さて、昨日は、いろいろなことで頭がいっぱいの私を気遣って、知人が「外に出よう」と気分転換に誘ってくれて、市内でのランチの後、権現堂堤に行っていました。桜保存会さんの詰所の後ろの「標準木」は5分咲きくらいでしたが、全体的には1分くらいの開花状況 。これから春爛漫を迎える幸手市は、今年はさくらまつりの中止を決定。賑やかな出店もなし。寂しい限りです。昨日は彼岸の入り。観桜にはまだ少し早いかなという状況でしたが、メイン駐車場がほぼ満車というくらいのお客様でした。詰所にいたさくら保存会の方のお話では、今年は駐車場の整理員も従来通りの配置とならない模様。車でお出かけの方 には不案内となることも想定されますが、お気をつけてお越しください。
菜の花も9割方満開に。風が強く桜の枝も菜種の花も風に揺られていました。久しぶりのお日様 の下、心身ともにリフレッシュした昨日でした。

さて、前置きはこれくらいに。3月議会の振り返りをご報告いたします。
?市長提出議案は賛成全員及び賛成多数で全て可決
木村市長の初めての予算編成。10月の台風19号、新年に入っての新型コロナなど、副市長不在の中、危機管理に対応しながら職員一丸となって組まれた予算です。市長が代わると予算も大きく変わると思われる方もあるかも知れません。木村色は出たかと問われる方もあると思います。しかし、皆さまの生活をお預かりする行政サービスが猫の目のように変わるということは皆さまの生活を不安定にします。行政には継続性が求められます。市長が代わったからと財政基盤も整えず急転回、急発進すると財政に大きな負担を与えることは今の幸手市の財政運営からも明らかです。
厳しい財政状況の中、細かく事業点検する中で、費用対効果、国や県の補助金が無くなったことでやむなく縮小・廃止となった事業もあります。しかし私は、上記のようなことから、一般会計予算について賛成討論をする中で「土地区画整理事業や下水道事業への繰り出し、教育環境の整備、教育の充実、福祉、市民協働などバランスの取れた予算」であると評価いたしました。
また、新年度はまちづくりの根幹となる様々な計画の策定も目白押し。その計画次第でこれからの幸手市の事業選択、将来像が決まる大事な1年です。そのようなことから、最後に市民の皆さまに将来に希望を持っていただけるよう市長、職員には一丸となって頑張ってほしいと要望しました。討論の内容につきましては後日全文を掲載いたします。

? 幸手消防西分署の存続を求める幸手市議会の決議を求める請願 賛成多数で採択
以前、速報でお知らせいたしましたが、文教厚生常任委員会を賛成多数で通過した請願が本会議に図られました。委員長報告の後、討論、採決と進みました。討論は反対ー賛成ー反対…と交互に行います。討論議員は以下の通り(敬称略)
賛成討論…坂本 海老沼 青木
反対討論…本田 枝久保 武藤
採決の結果は以下の通り(敬称略)
賛成…松田 坂本 大平 青木 小河原 木村 小林啓 海老沼 四本
反対…武藤 藤沼 枝久保 本田 小林英

? 幸手消防西分署の存続を求める決議 賛成多数で
可決
請願採択の後、私が提出者として決議案を提出。朗読を持って説明しました。その後採決に。結果は以下の通り(敬称略)
賛成…松田 坂本 大平 青木 小河原 木村 海老沼
反対…武藤 藤沼 枝久保 本田 小林英
退席…小林啓 四本

【請願 雑感 感想】
長い反対討論が述べられました。ある論者は、自作の組合組織図を資料として配布。組合構成各市町選出の組合議員が真ん中にデフォルメされた図ですが、現在ある組合の正式な組織図と全く非なるもの。ある団体の組織図を自分の論理で勝手に作ってしまう行為自体驚きです。誰でも入手できる正式図を使わずに自作して配布する意図とは。正式な組織図の存在をも認知されずなら何をか言わんやです。残念ながら、討論以前との印象でした。
また、総論として、委員会での討論同様、組合化の経緯、市議会権限外、実現性なし、請願に値せず、組合構成市が勝手をしたらどうなるかなどの内容の他、「紹介議員は選挙目当て」発言、請願市民有志への個人批判、水面下交渉の妨げと言わんばかりの過激で刺激的な発言が連発される場面も。これには驚き以上です。議会人の公式発言ですから。
一方、賛成討論では、7115名の民意は採択に値するものであること、組合のことは組合に任せろというのは国のことは国に任せろというのと同じ。相手が誰であれ言うべきことは言う。市議会は市民の声の代弁者。幸手市議会はこれまでも反対議員のいう"権限外"の決議をしてきた。決してルール違反ではない、などが簡潔明瞭に粛々述べられました。

♥結果として、請願、決議は多くの方の想いと賛成議員の協力を得て採択という結果に。紹介議員として7115名の想いを背負っての活動であり、ホッとしています。今回のことでいろいろなアドバイスやご指導を頂いた皆さまに御礼申し上げます。後は組合正副管理者会議の合意を見守りたいと思います。
♥♥本当に有難うございました&お疲れさまでした。

地域の安全・安心を守る

2020.03.12

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東日本大震災から9年 14時46分 建設経済常任委員会で黙祷を捧げる

昨日は、東日本大震災発災から9年目。市役所では14時46分に庁内放送があり、私たちも委員会の審議を中断し、亡くなられた方への哀悼の意を表するとともにご冥福をお祈りするため、黙祷を捧げました。

10日深夜、NHKが、東日本大震災の被災自治体の首長や職員へのインタビューを通して、当時の防災体制を振り返るという、当事者にとっても観ている私たちにとっても胸がえぐられるような内容を特集として報道していました。ご覧になった方もおられるでしょうか。画像モザイクも音声変換もなく、インタビューに応える首長や職員。一生癒えることも抜けることもないトゲに苦しんでいる姿がそこにありました。

♥自治体が担う住民の生命と財産を守るという責務の大きさ。そのことを改めて心に刻んだ3月11日でした。

請願第1委員会審議 速報

2020.03.10

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(仮称)県営幸手権現堂公園駅の設置について幸手市議会の決議を求める件 委員会は継続審議に

今議会には2件の請願が提出されています。そのうち、幸手消防西分署の存続を求める請願は先にご報告いたしましたが、今日は、文教厚生常任委員会に付託されていた上記請願が審議され、先ほど2時間の審議が終わりました。

流れは、紹介議員からの説明のあと質疑が行われ、その後、意見、採決に。意見の前に別室で協議がなされ、この請願は閉会中の継続審査とすることになったようで、委員から継続審査とする動議が出され、賛成全員で動議が可決されました。

これにより、この請願は今後、文教厚生常任委員会で継続して審議されることに決まりました。財政面、渋滞緩和の効果などなど、まだまだ私たちも勉強が必要な事案です。まちづくりの大事な要素を含んでいることから、今後の審議が期待されます。

以上、速報でした。

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