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3月議会日程

2018.02.21

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平成30年第一回定例会(3月議会)の日程

 本日、正式な日程が決まりましたのでお知らせいたします。

 【会期日程】28日間 議案35件+追加議案1件
 2月21日(水) 本日 開会
 2月22日(木) 一般質問 
 2月23日(金)  〃
 2月26日(月)  〃
 3月 2日(金) 議案に対する質疑
 3月 5日(月) 文教厚生常任委員会
 3月 6日(火)   〃
 3月 7日(水) 総務常任委員会
 3月 8日(木)   〃
 3月 9日(金) 建設経済常任委員会
 3月12日(月)   〃
 3月20日(火) 採決・閉会
 
     ※ 全日程 10時~
     ※ 常任委員会も傍聴可能
 よろしくお願いいたします。 

過剰補助金問題

2018.02.16

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14日、議員全員協議会で執行部より報告あり

 幸手市の土地改良区において市が過剰に補助金を交付していた件について、市が記者発表した内容が昨日の新聞で報道されていましたので、すでに皆さまには事の顛末はご承知のことと思います。私も本当は昨日のブログで取り上げるべきでありましたが、今日になってしまい申し訳ありません。遅れ馳せながらご報告いたします。

 一昨日の全員協議会では、約4cmもある厚い調査資料とともに、担当部長から報告がありました。全員協議会は非公式の協議会ですので、報道機関も市民の方も傍聴はできません。議事録もとりませんが、報告説明の後、一問一答の質疑の時間が設けられましたので、私も現時点での疑問点について質問をしました。
 質疑の中で私は、
①今回、過剰補助が起きた「土地改良施設管理適正化事業」は国や県が補助金を出すなど、全国の土地改良区が取り組む主要事業であり、全国的に展開されている。レアな事業でも特別な事業ではない。その事業のしくみを幸手市では部門担当者始め、各レベルの決裁権者の誰も掌握していなかったのか。奇怪な話し。本当に知らなかったのか。
②今回の補助金申請にあたり、市は団体側に口頭で他の補助金の有無を確認したとしている。結果的に市は国・県の補助金を含んでいることを確認できず市の補助金を交付。口頭での確認の際に、団体担当者は何と答えたのか。市は今回の報告で、「故意に不適正な申請がなされたことを十分に示す資料はない」としているが、実際にはあった他の補助金を「ない」と答えているとしたら、それは市として問題と捉えるべきではないのか。
③市は過剰補助金の返還を求めるとしている。市の例規上の根拠は。
など、いくつかの観点から10項目以上を確認いたしました。
 法的なこと等も含め、言葉遣い等も慎重さが求められます。私としては精一杯の質問をしたつもりですが、結果として、答弁ですべての疑問を晴らすには至らず。

 今回の事件はすでに市自らが不適正な事務処理を謝罪、過剰な補助金は返還を求めるとしています。市長は監督責任を認め、職員の減給問題にも発展している事件であります。さらに、この件で住民監査請求が出ています。まだまだ整理しなければならないことはたくさんあり、この度の報告書を以って一足飛びに解決ともいかないものと私は捉えています。

 この問題をいかに解決するかは、実は幸手市にとって大きな意味を持つものであり、各立場において関係者が相当の覚悟で取り組んでいかなければならないと私は考えています。市民の皆さまにはご心配をおかけしていますが、しかし今、幸手市は”新生幸手市”誕生に向けて「産みの苦しみ」の中にあるとご理解ください。この問題をきっかけに、これまでの古い体質や考え方を超越して、何をどう変えていけるか。

 難産が予想されます。出血も覚悟。1つ1つしっかり手当てをしながら新しい幸手市の誕生に向け、私もチェック機関の一員として取り組む所存でおります。事なかれ主義や見て見ぬふりで幕引きをしない。問題の核心にメスを。市の報告は最終形ではなくスタート。このような姿勢で。

質疑をしたのは私を含む議員3名のみというのも淋しい限りです。分厚い資料も誰かが精査しなくてはならない。また、3月議会の議案も研究しなくてはなりません。その他、一般質問の要旨を考えたりと、今後、ハードな時間割となるため、ブログの更新が滞ることも想定されます。その節はお許しを。またご報告いたします。

質問通告事項

2018.02.10

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平成30年第一回定例会 市政に対する一般質問通告 

 さて、本題です。 

【質問項目1】幸手市の新年度組織改革について
 新年度から総合政策部・政策課を新設するなど機構が改められまず。ここでは、12月議会で提案され、新年度4月から施行される組織改正の職員を含む組織への浸透具合や改革に向けた進捗、組織機構を改革する管理職の意識・意欲を確認できたらと思っています。
 組織機構改編に終わるか、組織機構改革となるか、はたまた、組織改革にまで及ぶのか。行政の組織は市民の生命と財産を守る市長の市政経営を支える機関ですから、そのあり方を変えることは市民生活に大きく影響するものであると考えています。

【質問項目2】幸手市の「立地適正化計画」への取り組みについて
 今、日本の課題は少子高齢化です。すべての施策は、その改善若しくはそれでも豊かに生きていける地域づくりに通じると言っても過言でないほど、国の姿勢は明らかです。そのような中、まちづくりの将来像としてある概念が、「コンパクト+ネットワーク」です。将来人口が減少する地方自治体の体力を基盤整備で消耗しないための方策として、今から(いや、すでに取り掛かっている自治体もあり)この方向でのまちづくりを目指していくことが求められているのです。
 そして、表題の「立地適正化計画」は国が自治体に求める市街地に対するまちづくり計画で、計画期間20年という、自治体計画の中でも長期の計画の1つとなるものです。今後、この計画があるのとないのでは何が違ってくるのか。幸手市の事情等を加味した場合、策定のメリット・デメリットは何か。などを確認し、幸手市の将来に必要な計画であれば早急に対応をすることを求めるつもりです。

【質問項目3】幸手市デマンド交通について
 自家用車を運転される方にはあまり関係ないと思われるかも知れませんが、いずれ免許証を返納するときは来る。幸手市は平成27年に従来の循環バスを廃止し、新型のデマンド型交通を取り入れ運行しています。しかし、これがなかなか予約が取りにくかったり、乗車率が上がらなかったりとまだまだ解決しなければならない問題があるのです。私も、市民の皆さまからご意見・改善要望をお聞きします。
 市民の利便性向上と地域の既存の公共交通(バスやタクシー)との棲み分けなど、難しい問題をどう解決していくか。現状の改善策と共に、将来に向けた公共交通への取り組みとして、今、策定する自治体が増え始めている「地域公共交通網形成計画」への幸手市の取り組み予定を聞くつもりです。

【質問項目4】幸手市の農業を元気にする農業振興対策について
 日本の農業は今、大きく変貌しつつあります。国、そして、農協改革などを通して、食材としての農作物の価値を高め、それをどう流通させていくか。生産→ロジテックス→消費までを整備し、日本農業の活路を見出す。それが国の姿勢の根幹と私は捉えています。
 翻って、幸手市では何をなすべきか。今の幸手市の農業は後継者問題は過渡期以上を過ぎ、市域の大半を占める農地の活用は目の前の課題と言えます。そこで、今回は、国・県の農業振興策の動向を確認し、幸手市の新年度の農業振興施策への取り組みの熱意を確認。そして、私が考える今すぐできる振興対策について提言するつもりです。何をするにもたいへんなのは当たり前。それを乗り越えて「ワンランク上」を狙う。
 特に農業対策は国土経営の大元で、国の方針の縛り&配下にあって自治体のフリーハンドは産地の強化と地産地消など、地力を高める地道な地味と連携とアイディア勝負です。今回はあえて「幸手市の農業を”元気にする”」と銘打ちました。少しでも前向きな答弁を引き出したいと思います。頑張ります(笑)。

 以上、4項目。ターゲットは絞りました。これから質問要旨の詳細を練ります。何かアドバイスなどいただける方は是非、お知らせください。

3月議会の一般質問 提出

2018.02.10

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昨日、3月議会の一般質問通告書を提出いたしました

 課題山積の幸手市、新年度予算審議前の質問機会ということで、いろいろ悩みましたが、今回は4つのテーマで質問をすることにしました。受付番号8番。登壇は一般質問2日目の午後になることが予想されます。尚、議会日程は後日お伝えしたします。

 平成29年を振り返って。昨年は積み上がる課題の中から、一年かけて治水対策に取り組みました。自治体の動きや国・県との関係、事務事業の推進手法などを理解するのは骨の折れることで、砂山を崩すように前の質問から学んだことを次の質問に活かす。それを繰り返しながら自称「マムシのマーさん」として、狙った”獲物”をゲットすることに注力。勉強が及ばないと行政に”駆逐”されますから(笑)勉強は必死です。中にはトンチンカンで笑われるような質問もあったかとは思いますが、しかし、その甲斐あって、私が目指していた「水害常習地域の面的調査」が2カ所、約束されました。今は、調査結果に則って、淡々と必要な事業が立案されるのを待つ段階に入ったということで、この問題はひとまず、小休止しながら推移を見ていきたいと思っています。
 もちろん、これは私のチカラだけでできたことではありませんが、少なくとも少しは影響できたものと自負しています。

 さて、新年度に向けたこの時期、何を質すか。いろいろ悩んで、今回は4項目に絞りました。これらの中に、30年のテーマとすべきことも含まれているかも知れませんが、まずは、30年度という”新しい砂山”を前に、市民の皆さまが安心安全に暮らせる活気のある幸手市の創生のために頑張って行きたいと思っています。

前置きが長くなりました。本題は次の号で。

議員研修

2018.01.16

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地域包括ケアシステム(幸手モデル)について 講師:東埼玉総合病院 中野智紀先生

 
 昨日の市議会議員研修会で、表題について勉強をしてきました。中野先生は幸手市の地域包括ケアシステムの構築に貢献してくださっている糖尿病がご専門のお医者様です。平成24年より、幸手市・北葛北部医師会からの委託により在宅医療連携拠点推進室長としてご活躍をいただいています。
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 さて、地域包括ケアシステムとは、これまでの医療と福祉の垣根を超えて連携し、高齢者だけでなくあらゆる世代のあらゆる生活問題に対応していこうという仕組みのことで、幸手モデルとは、中野先生が中心になって幸手市・杉戸町で実施されている事業です。
 地域の住民・専門職・行政など、あらゆる資源をゆるやかに繋げることで、”問題は抱えているが対処できている”という環境を作って行くこと。これが「地域包括ケアシステムの深化」であり、幸手モデルが目指す在宅医療連携の方向性であると力強く語ってくださいましたが、これまでNHKなどでも先駆的な事業として全国ネットで取り上げられているのでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 特徴は、医療や介護の専門家や住民などを連携して地域会議や研修を開くほか、地域の団体や小さなグループの依頼に応じて看護師さんを派遣して健康相談等を受けたり(「暮らしの保健室」)、多くの専門家や地域の方などと連携して退院後の在宅医療につなげたりという事業が行われていることです。
 幸手市における在宅医療の状況として、東埼玉病院では年間40~60人の訪問診療を行い、20~30人をご自宅でお看取りされるということ。訪問診療は「病院のベットがないからと発想されがちだが、決してそんなことはなく、人生・生活が途切れないように暮らすことのお手伝いこそ本旨」と中野先生は強調しておられました。

 現在、東埼玉病院だけでなく、市内には訪問診療をされる医療機関が少なからずあるとのこと(今はかかりつけの方が中心)。また、先生は「とねっと」普及の中心的存在でもあり、今後はさらに使い勝手をよくし、とねっとカードを使って健康チェックなども充実させていくのでご期待くださいとのことでした。

 いろいろ専門的なことは抜きにして、幸手市では皆さまが何か医療や介護、その他生活全般で困ったときのとても心強い仕組みが構築されつつあります。市の東西にある「地域包括支援センター」とともに「在宅医療連携拠点 菜のはな」も是非ご活用くださいとのことでした。
 先生にはお体にご留意され、今後も幸手市民の安心のためによろしくお願いいたします。

 さて、いただいたパンフレットの一部を掲載いたします。小さな字ですが、画面の上でクリックしていただくと少しは大きく見ていただけます。実は、私は中野先生が定期的に開催されるワークショップに参加したこともあり、菜のはなの訪問看護師さんも存じ上げていますがとても献身的で気さくで頼れる方ですよ。電話番号をお控えになり、何かの時は是非ご相談になってください。相談料は無料です。
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