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近況より

2015.12.11

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12月議会も中盤

 11月30日から始まった12月議会。昨日までに一般質問、議案に対する質疑、総務常任委員会、文教厚生常任委員会が終り、明日は私が委員長を拝命している建設経済常任委員会が開催されます。

 今議会は議案数は少なかったものの、情報収集をしたり調べたり、考えたりすることの多い議会です。また、8日からは、9月議会の平成26年度決算不認定の要因となった公園指定管理に関する特別委員会が開かれ、本格的な審議も始まりました。いろいろお伝えしたことはたくさんあります。

 ①一般質問の様子、
 ②12月議会の論点・議論となったこと、
 ③特別委員会の様子、
などについて明日の委員会が終りましたら、1つずつお伝えしていきたいと思います。
 
 年の瀬で何かとお忙しいことと存じますが、市政にも変わらぬご関心をお寄せください。私にとって、このブログは、自分を見直す貴重な機会となっています。読んでくださる方あってこそです。なかなか更新ができないときにも訪れてくださりお付き合いをくださる皆さまに心より感謝しております。

12月議会の議案より

2015.12.02

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一般質問2日目

 12月議会は議案件数は12件と少ないものの、審議を深めなければならない案件が複数あり、毎日、その調査に明け暮れているうちに、あっという間にもう12月になってしまいました。

 さて、議会では、昨日より一般質問が始まりました。今議会は13人が通告しており、昨日は5人の議員が登壇。今日も5人、若しくは4人の質問があるものと思います。先日もお伝えいたしましたが、今議会は治水対策や市長の公約に関する項目が多くなっています。

 私は明日の登壇となる予定です。まだ、質問の組み立てに苦心しておりますが、精いっぱいの質問をしたいと思っています。昨日は、いつもより傍聴者が多くいらっしゃったのではないでしょうか。市政に関心を持っていただけることは有難いことです。

 本日以降も是非、多くの皆さまの傍聴をお願いいたします。
 

12月議会の日程予定

2015.11.21

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12月議会の日程(案)です

 昨日の議員全員協議会で、12月議会の日程(案)が示されましたのでお知らせいたします。

【会期日程(案)】
 11月30日(月) 開会・議案理由説明
 12月 1日(火) 一般質問
 12月 2日(水)  〃
 12月 3日(木)  〃
 12月 8日(火) 議案に対する質疑
 12月 9日(水) 総務常任委員会
 12月10日(木) 文教厚生常任委員会
 12月11日(金) 建設経済常任委員会
 12月18日(金) 委員長報告、質疑、討論、採決 閉会

 時間はすべて午前10時からです。常任委員会は委員会室で。それ以外は本会議場で(インターネット中継あり)。今議会の一般質問の質問項目の傾向として「治水対策」を問う議員が多かったのは特徴と言えるのではないでしょうか。そのほかにも、様々な切り口の質問が提出されています。また、8日は質疑の後(午後になるか)、公園等の指定管理に関する調査特別委員会が開催される予定です。昨日も全員協議会の後、特別委員会が開催され、今後の進め方や初回の資料請求を行い、現地調査をいたしました。特別委員会も何かなければ傍聴可能です。

 尚、一般質問は、会派先進は中村議員が11番目、私が12番目と続けての登壇となります。午前午後と分かれる可能性もあり。状況はまたお知らせいたします。皆さまには今議会も市政にご関心をお寄せいただきますようよろしくお願いいたします。

 

12月議会始まる

2015.11.21

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松田まさよ一般質問で問うこと

 前回のブログを書き込んでから、あっと言う間に一週間近く経ってしまいました。12月議会の一般質問通告の提出期限が17日だったこと、また、昨日から、公園等指定管理に関する調査特別委員会が始まったこともあり、この間は情報収集や質問項目の選定等に没頭しておりました。毎日、ブログに訪れてくださる皆さまには申し訳ございませんでした。

 以下、12月議会の質問事項です。これからこれらを質問として組み立てていく作業があるので、また、しばらく更新ができないことがあるかもしれませんが、できる限り”旬”な情報をお届けできるように頑張ります。皆さまにはどうか、このブログを時々覗いてみてくださいませ。

       『松田まさよ一般質問』 
 議会が11月30日から始まります。登壇は12月3日(木)の午後となる予定です。

1.市長公約と財政問題について
2.治水対策について
3.免許証返納者に対するサポート体制について

1.では、渡辺市長が選挙期間中に市民に対して説明したとされる「5年前に50億円だった地方債は38億円になり、13億円だった基金(市の貯金)も今は32億円ある」の真意と、財政に対する認識などについて問うつもりです。そのほか、市長公約で幾つか、気になる項目に対して事業の構想、財源的裏付け等を聞くつもりです。

2.では、浸水被害の検討状況を問います。今年9月の台風被害で、幸手市の課題の中でも最重要課題が「水害対策」であることが、多くの市民の皆さまの共通認識となったのではないでしょうか。今般の市長選挙でも、現職、挑戦者の両陣営が「治水対策」への取り組みを謳いました。
 私は、何事にも原因があり、その原因をしっかりと究明することは、政策の”いの一番”だと思っています。この項目では、本気で水害対策を行っていく前段となる原因究明の現状、倉松川や大中落の遊水施設の設置や排水設備強化への取り組みへの考え方、強化策を問いたいと思います。

3.では、高齢化の進展で移動の足である「自家用車」の免許を返納する市民の増大が予想されるなか、幸手市としてこの問題にどう取り組んでいくのか問いたいと思っています。
 現在も警察などでも事故防止の観点から様々なサポート制度に取り組まれていますし、民間交通機関には対応を始める動きも出ています。幸手市では今年10月から「デマンド型交通システム」を施行してますが、高齢者の免許返納で、市民生活にどのような変化が出てくるのか。今後、生活の足の確保としてどんな準備をしていくのか、問いたいと思っています。

 最近の新聞をお読みの方はお感じになっているかと思いますが、今、日本は加速度的に様々な制度が変わり、世の中が変容しています。どんな変化を受け入れていくのか。個人、地域、民間、行政、それぞれが前向きで建設的な議論をし、「わが町はかく在る」というまちの方向性を見つけていかなければなりません。それが「地方創生」の本旨であり、この本旨を忘れて「あれもこれも」では、日本全国「金太郎あめ」となってしまいます。「あれかこれか」を交通整理していかなければならないのです。
 治水対策でも書きましたが、まずは現状をしっかりと把握・分析し、そして、課題を交通整理して対策を立てる。これに尽きるのです。

 これからの4年は幸手市の正念場です。これからの幸手市が、「住んで良かった」「住みたい」自治体ナンバーワンとなることを目指して、まずは市の現状を共有認識し、前向きな議論となるよう、質問内容を組み立てていきたいと思います。

質問したい項目は山積みです。その中から悩んで悩んで、今回は上記の3つに絞りました。質問通告は正午が締め切りなのですが、なんと、持って行けたのは11時50分。こんなに余裕なく提出したのは初めてです。農業、経済などなど、取り上げたい項目に後ろ髪は惹かれますが、1つずつしっかりと取り組んでいけたらと思っています。
 

合同視察@秋田市

2015.11.16

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合同視察2日目の秋田市 研修テーマ:学力向上

 研修から早くも一週間が経とうとしています。12月議会の一般質問通告書の締切期限を明日に控え、この報告をまとめた後、通告書を仕上げたいと思っています。
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 秋田市での研修テーマは、「秋田市の学力向上に係る取り組みについて」でした。文科省では、毎年、小学6年生と中学3年生に対して、主には先生方の授業力の向上に活かすべく「全国学力・学習状況調査」を実施しています。
 調査結果を見ると、例えば、昨年度の調査における公立小学校・国語Aの正答率ランキング(都道府県格付研究所HP参照)は、秋田県は正答率77.4%で一位です。埼玉県は同72.5%で30位という結果です。関東地方では、茨城県が2位、千葉県が6位、東京都が7位、群馬県が18位で全国平均以上、そして全国平均以下として、埼玉県が30位、栃木県が34位、神奈川県が39位となっています。公立小学校・算数Aの正答率ランキングでも、秋田県は正答率85.1%で1位、埼玉県は残念ながら76.9%で38位でした。
 国立教育政策研究所のHPでも、秋田県の公立学校の正答率の高さがグラフに示されています。全国的には秋田県、福井県、石川県で相対的に高い傾向があります。

 「学力」の定義は難しく、全国学力調査ですべての学力が推し量れるものではないと思います。しかし、全く無視をしていいものでもありません。先にも述べましたが、この調査の目的は、
・義務教育の機会均等とその水準の維持向上
・教育に関する継続的な検証改善サイクルの確立
・学校における教育指導の充実や学習状況の改善
を図るための基礎調査という意味合いの強いものです(文科省HPより抜粋)。

 このようなことを前提として、今回の視察では、秋田県の県庁所在地である秋田市での研修となったわけです。

 秋田市の概要から。秋田市は面積906.09?、人口32万人。小学校216校(うち複式6校)、中学校6校、児童生徒数は約23000人という規模の市です。平成9年から中核市となっていますが、平成12年国勢調査以来、人口減少が止まらず、毎年2000人規模で人口減少が続いているというお話しでありました。高齢化率も上昇傾向で、平成37年には3人に1人が高齢者となる予測です。

 幸手市の面積の約30倍という広大な市域ではいろいろな学校環境があるものと思われます。小学校216校のうち6校が複式ということが、その状況を物語っているのではないでしょうか。しかしながら、そこは中核市。例えば教育委員会の研修などは平成13年度より権限移譲がなされています。

 今回、秋田市教育委員会の取り組みとして説明を受けた内容は、家庭学習の取り組み(特に宿題の出し方)、先生の授業改善のためのしくみ、教員や各種サポーターの加配・配置などでありました。
 あえていうなら、特別に目新しいことをされているのではありません。幸手市においても上記のようなことはすでに取り組まれていることが大半です。しかし、こと、全国学力状況調査においてはこれだけの差がでる。これは一体何なのか。

 説明してくださった教育委員会学校教育課主事のお二人は女性でした。「教師の醍醐味は現場。現場に戻りたい」との”現場への熱い思い”を迸(ほとば)しながら、「秋田市では”知徳体”ではなく”徳知体”を教育の伝統としている」「家庭学習によって学力を定着させるのではなく、自分から取り組む意識づくりを支援すること」の意義が誇りを持って語られていたのが印象的でした。
 そして、丁寧に作られた多くの資料をいただいてきました。時代の変化など子どもたちを取り巻く環境が変化し続ける以上、どこまで行っても教育に「これでいい」という正解はないのかもしれません。地域の大人が、よりよい生き方を求め、実践し、後姿を見せ、そして、伝承していくことが大事なことという思いを強くした研修でした。

 

 

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