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旧公団団地、医療拠点に

2014.10.24

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多摩など、まず23カ所で 10/23 日経新聞夕刊より

 「人口減少問題」は幸手市の最大級の課題であると、私は考えています。6月議会の一般質問、そして、9月議会でもこの人口減少問題を取り上げました。自治体の生命線ともいえる「人口問題」を解決できなければ、自治体の将来はないとの危機感を大いに感じています。
 そんな思いを以って新聞を読むと、いろいろな情報が目に飛び込んできます。今日もそんな情報の中から、1つ、皆さまにお伝えしたいと思います。

 さて、その情報とは、「UR」(独立行政法人都市再生整備機構)に関する情報です。「UR」とは、旧公団住宅のことで、かつては日本の高度経済成長を住宅政策で支えてきました。ところが、昨今は入居者の高齢化が大きな問題となっていることは皆さまもご承知のことと思います。
 その「UR」が全国規模で団地の再編を進めています。特に、今回の新聞報道では、団地内で地域医療や福祉を担う拠点づくりを進め、自治体やNPOなどと連携し、医療や介護サービスを一体的に提供できる体制を整えるという、団地を抱える自治体にとって願ってもない動きが起ころうとしています。
 自治体の理解を得られた23団地から始め、2020年までに100カ所程度へ広げる方針。埼玉県内では武里(春日部市)とみさと(三郷市)が手を挙げ、先行することになるようです。

 皆さまは幸手市栄にある「UR幸手団地」をご存知のことと思います。確かに幸手団地も高齢化が進み、5階建ての上階部分の空き室が目立つようになっています。私は結婚して大和郡山市(奈良)の公団住宅に新居を構えました。公団住宅は子どもが生まれれば同世代との交流もできそうだし、広い敷地に中庭があって、子育てをするにはもってこい。そして、駅に1分という立地も魅力でした。現在「UR」を住処にしているわか身内もおり、公団とは切っても切れない”ご縁”が続いています。

 まあ、そんな私のヒストリーは横に置くとしても(笑)、とにかく、幸手市の中でも広大な敷地を持ち、自ら主体的に住宅政策含め、事業を推進できる事業者への期待は大きいものがあります。そして、今回「UR」が進めようとしている”医療拠点としての整備”は、国が進める「地域包括ケアシステム」の構築にも合致した事業で、幸手市にとっても価値ある事業となるはずなのです。そして、すごいことには、幸手市の「地域包括ケアシステム」は栄団地内に移転してきた東埼玉病院の先生を中心に進められています。なんか、「繋がってきた」と思いませんが。今後の広がりに大いに期待、ですよ。

 そうはいっても「UR」の団地再編計画は、「建て替え」「一部建て替え」「集約」という3ランクに分類されていて、幸手市は「集約」される団地となりそうですので、大きな団地とは少し”運命”が違ってくるかもしれませんが、しかしです。幸手市はこの動きを「モノにするしかない」ではありませんか。どのように関わって行けばいいのか。相手だって営利企業ですから、きっと厳しい交渉は覚悟せんといかんでしょう。

 今朝、この新聞情報を市に伝え、是非、積極的に調査研究してほしいと伝えました。私の独自調査で得た幸手団地の「UR」関連情報も加えて。

 さて、始めにも書きましたが、世の中、いろいろな情報が飛び交う中、本当に有用な情報をキャッチして積極的に活用していく能力が問われています。市がどのように料理していくのか。市長は幸手市の将来ビジョンを描けるのか。私は私なりにもっと情報を精査しながら、双方の動きを注目していきたいと思っています。
 

 
 

議会基本条例説明会の様子

2014.10.24

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第1回説明会@西公民館 速報

 昨日は冷たい雨がそぼ降る日となり、また、夕刻のお忙しい時間帯にも関わらず、市民の皆さまにお集まりいただいて、第1回の説明会を開催することができました。

 まず、市議会議長、幸手市議会基本条例調査特別委員会委員長のあいさつの後、委員長から各条の説明がなされました。私は書記という役割を務めながら、「21時という閉会時間の設定で、ご説明が少々慌ただしかったか」との感想も持ちましたが、委員長の説明の後の質疑応答では活発なご意見を頂戴することができました。

 市民の皆さまのご質問をお聞きして、今の幸手市議会に不足していることを、市議会が自ら改め、改革し、改善していくことが強く求められていることを改めて感じました。

 個々の内容については、今後、議会で検討していくことになろうかと思いますが、10月末までは「パグリック・コメント」も受け付けています。本日もウェルス幸手において、19時30分から第2回目の説明会を開催いたします。ご都合のつく方は是非、ご参集くださいますようよろしくお願いいたします。

昨日ご参集くださった皆さま、本当に有難うございました。わが香日向地区からも複数の方にご参加いただきました。心より御礼申し上げます。