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現状をキープ

2017.03.28

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普段通りの生活が送れる幸せ

 3月議会が終わり、昨日まで数日帰省をいたしておりました。ブログの更新ができず、訪れてくださる皆さまには申し訳ございませんでした。

 年に数回、母と義父母の現状を確認するため帰省をしています。顔色はどうか、食事を疎かにしていないか、食欲は衰えていないか、家の中に変化はないか、などなど、生活のペースに乱れがないかをいくつかのポイントで確かめます。今回の帰省では、現状がキープされていることを確認。ほっとして戻ってきました。

 帰省する度に思うのは介護保険制度の有難さです。皆さまの中にもご自身やお身内が介護保険を利用されている方もいらっしゃると思いますが、私のように遠距離で老親を見守る立場からは、とにかく母が人と話す機会、会う機会を与えていただけることが有難いと感じます。
 父が亡くなって数ヶ月してから母の介護認定を申請しました。父を失って独り暮らしとなった母の顔が数ヶ月でみるみる能面のように変化していったのを今更にぞっとしながら思い出します。

 昨日のニュースで、特別養護老人施設の入所が要介護3以上となったことで入所者が減少したと報じていました。専門家は「在宅介護への支援も併せて考えていかなければならない」と話していました。
 老老介護のたいへんさや遠距離介護、介護離職など、在宅介護を支えるしくみの構築が急がれますが、とにかく、生活に「困った」を感じたら、決して我慢しないで是非、市の高齢者窓口や地域包括支援センターにご相談をなさってください。いろいろなサービスをコーディネートすることで開く道もあるはずです。