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ついに進展

2017.12.14

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ピンポイントで対策を質しました

 前回のブログからもう一週間も経ってしまいました。今週は質疑や常任委員会など議会日程があり、なかなか更新ができませんでした。

 さて、今議会の一般質問で、これまで取り組んできた水害対策について少し具体的な進展が期待できる状況となりましたのでご報告いたします。

 私はこの方、大雨時には現地を見回り、一般質問でもしつこく散り上げてきました。市内には浸水常習地というべき地区がいくつかあり、市の対策で改善を見ている場所もありますが、今回の一般質問では、これまでの私の調査の集大成として、常習地の中でも台風21,22号で一番長時間冠水が引かなかった中5丁目と中川崎の境界周辺にポイントを絞って取り上げました。

質問:「先般の台風21,22号では、市内各所で冠水、浸水被害が発生したが、中でも下川崎・中5丁目境界周辺は早い時間から冠水が始まり、長時間にわたって退かず、地域の住民は疲労困憊している。この地域の冠水・浸水要因は何か。現地調査は行ったか。対策を伺う」

 そして、その答弁で、やっとやっとこの地域の調査に着手することがほぼ約束され、さらに、予算計上時期は未定ながら、具体的な対策思案が複数示されました。

 今回の台風で見回った時、地域の皆さまの顔に、これまで以上の深いあきらめと疲労の色を感じていただけに、私も本当にうれしいです。今後の事業の具体化については地域の区長さんや住民の方々と市との調整となりますので、私の役割としては一応の目途がつけられたということで落着。よかったです。今後は成り行きを見守りたいと思います。

 市内にはまだまだ浸水対策の必要な地区がありますが、これからも地道に1カ所1か所現地確認しながら少しでも効果的な対策につなげられるよう取り組んで参ります。今後ともよろしくお願いいたします。

継続は力なり

2017.12.07

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いくつかの成果が見えた 松田まさよ一般質問

 一昨日の午後、一般質問が終りました。いつものことながら6項目と質問事項が詰め詰め状態ですので、「松田の一般質問は議論が深まっていない」と思われる方もおられるかも知れません。

 国会では与野党の質問時間を巡ってかけ引きが行われていますが、幸手市議会の場合は、一議員の質問時間は45分と決められています。執行部の答弁時間は抜き、質疑のみカウントで45分です。その45分をどう使うかは議員次第。一点集中、少ない事項を深く質問するか、浅くなるのを覚悟で広い事項の質問をするか。
 私は今のところ、”間口を広く”を基本とし、できるだけ多くの事項を取り上げるようにしています。そして、いつくかの項目は新しく勉強して得た視点を追加しながら毎回ローリングして継続し、いつくかの項目は新しい事項を取り入れ、市政の動きを確認。できるだけ広い分野で行政と市民感覚との間にズレはないかチェックすることを主眼としています。
 6項目の質問というのは議員の中ではかなり多い分量ですし、私としても限界ぎりぎりです。しかし、質問をするために勉強をする。その繰り返しの中でこの7年間、かなりの分野のサイコロ(質問)を振り続けてきたことで、少しずつではありますが行政の仕組みが分かるようになってきました。どんな問題も1回の質問でカタがつくほど簡単ではありませんし、全体を知らずして部分は語れないとの思いからとってきたスタイルです。

 そういう中で、人口問題や地方創生を底流とし、私がこのところずっと質問を続けているのが水害対策、学力向上対策、そして、組織の戦略やマネージメント力向上です。水害対策については先日のブログにも書きましたが、職員から「1回飛ばしくらいで…」と助言(笑)をもらうほどしつこく取り組んでいます。元来、不器用なんでしょうね。私は取り掛かったことに一定の目途がつくまではしつこく取り組んでしまうタイプでして…。「マムシのまーさん」(自称)はしつこいのが信条です(あくまで自称ですが 笑)。

 さてそして、継続は力なりということか。そのしつこさが功を奏したか。一昨日の質問でいくつか成果と思しき答弁がいただけましたので、次の号でご報告いたします。

傍聴にお出かけを

2017.12.04

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慌ただしく日にちが過ぎていきます

 11月30日から始まった議会。今日は一般質問2日目が終りました。

 先週金曜日と今日で8人の議員の一般質問が終わり、明日は残る4人が登壇します。私はトリですので、明日の午後になる可能性が高いです(若しかしたら、午前に少しかかるかも)。今回も6項目を選択し、まだこれから質問要旨の最終まとめをするのですが、できるだけシンプルにと思っています。
 今、ネットでは国会の予算委員会の動画が配信されていますが、ご覧になっている方おられるでしょうか。上手な質問は分かりやすいですね。先日も動画をを見ながら、「質問を通して問題の論点を整理し、市民(国民)の皆さまに分かりやすくお伝えする事も議員の大きな仕事だ」と改めて思った次第です。

 大体、自分の出番の前日は徹夜状態になることも多く、今夜も徹夜覚悟です。今日は夕方から冷たい雨が降っていますが、今、簡単に夕食を済ませ、雨音を聞きながらパソコンに向かったところで、まず、このブログを更新して。さて、頑張らなくちゃ。

 明日、ご都合がよろしければ傍聴にお出かけください。よろしくお願いいたします。

市の報告事項より

2017.11.23

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昨日の全員協議会での市からの報告

 前回9月議会では議会での配布資料等の中から国民の権利である「陳情等」についてお知らせしましたが、今回も市の報告、資料の中から、いくつか大事な報告について、私の備忘録を兼ね一部詳細を掲載いたします。

【請願】市立吉田幼稚園の存続に関する請願
≪件名≫市立吉田幼稚園の存続を求める件
≪趣旨(要約)≫市立吉田幼稚園は昭和54年開園。多くの卒業生を送り出してきたが、近年の少子化と社会構造の変化に伴う園児減少と施設管理の財政的理由等により、存続が危ぶまれている。吉田幼稚園は幼児教育の環境としてはこれ以上の幼稚園はない。まだまだやり方によって持続的発展は可能と思われる。議会においても十分審議をし、同幼稚園の必要性を理解し、存続ができるよう、特段のご配慮をいただきたい。

 私も今回、一般質問で同幼稚園について取り上げますが、この請願は今議会において文教厚生常任委員会に付託されることになりますので、委員会審議に先立つ一般質問では、私も慎重な質疑を心がけたいと思います。

【中島用悪水路土地改良区に対する補助金に関する調査等の進捗について】
≪調査の対象≫
 中島用悪水路土地改良区に対する平成19年度から平成28年度におけるかんがい排水事業補助金(過去10年分・計70事業)
≪調査の内容≫
 土地改良事業関係補助金交付要綱に基づき交付された補助金に係る事業又は経理の状況
≪調査等の結果(現時点)≫
 補助金の対象事業について、平成26年度及び平成22年度を除き、国・県の補助事業とみなされるものが混在しており、それらの事業も他の土地改良区が単独で実施した事業と同様の補助率で取扱いされていた。このため、同土地改良区に対する市の補助金は過多となっていることが、、調査によっても確認された。
 なお、国・県の補助事業とみなされるものについては、いずれも埼玉県土地改良区事業団体連合会から交付金又は補助金として交付されていた。

≪今後の予定等≫
(1)引き続き、同土地改良区理事を始め、理事及び事務職員から事情の聴取を行う。
(2)一連の調査等が終了した後、補助金が方となっているものについては、返還額を決定し、同土地改良区と協議を行う。

 補助金の「二重申請」について調査が進められています。9月議会の「会派先進」報告書で記載の顛末通り、現在調査の真っ最中であり、この報告は中間報告。調査終了の目途はまだ立っていないができるだけ早急に進めるとの部長説明でありました。私たち会派も、この調査をきっかけに、庁内全体でこれら問題の再発防止に取り組むよう、9月決算認定の討論で求めています。最終調査結果を見守りたいと思います。
 

一般質問通告(続き)

2017.11.21

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先号の続きです

4.高齢化が進むニュータウンへの対策について
(内容)実に衝撃的なデータを目にしました。一昨日19日のことです。参加された方もいらっしゃるでしょうか。実は県の組織の研究会有志チームによる研究発表が香日向でありました。その中で発表されたデータでは、埼玉県に約100ある昭和から平成にかけて作られたニュータウンのうち、香日向が「県内消滅可能性ニュータウン ワースト2位」との結果になったというのです。
 子どもたちを「世界にはばたけ」と育てた地域としてこの結果は当然の帰結とも言えますが、しかし、東京のベッドタウンとして行政運営をしてきた幸手市も住民がこれから立ち向かう試練の解決に協働していく必要がある。そのアイディアはあるのかを問いたいと思います。
 これからのまちづくりでは、住民がすべて行政に下駄を預けることではなく、行政のアイディアと住民の確固たる意志によってしか物事は解決しないのです。それは香日向も同じです。そして世間では、同じような問題を抱えた自治体、あるいは自治会や地域がすでに動き出しています。
 十人十色の意見のベクトルを合わせることは生半可なおっつけ仕事ではできないことであり、症状は違えど同根の課題を持つ地域は幸手市にも散在しています。「やってます」的パフォーマンスの時期は終わっています。まず行政の、そして市長の覚悟を質問してみたいと思います。

5.水害対策の今後の推進について
(内容)このところ、ずーっと追いかけている問題です。ある種、ライフワーク化していて、最近の毎度毎度の一般質問通告に、職員から「一回飛ばしくらいで・・・」と言われるほど(笑)。この職員の意図は、そんなに毎回質問しても新しい材料が少ないことを心配してくれての発言と私は好意的に捉えていますが、しかし、財政的に余裕のない幸手市にあって、治水対策はかなり大がかりな事業となることは暗に想定される中で、できるだけコストと効果が一見できる環境を作って進めていくべきだと考えており、そういう意味での環境がまだ整っていないことについては執拗と言わようとも頑張って行くつもりです。私の主張は”ベースをつくろう”です。治水対策を俯瞰した計画をベースに事業をすすめようということです。基礎の無いところに家を建てようとしても建てられない。そこのところにまだ納得感がないのです。毎年の個々の事業もこのベースがあって効果が発揮できるのではないでしょうか。

6.広域行政の推進、広域的な連携強化について
(内容)幸手市が合併に揺れた時のことを覚えていらっしゃいますか。歴史にたらればはありませんが、あの時、どこかと合併していたらどうなっていたか。まあ、そのような不毛な問いかけはこっちにおいて、今は私は合併を目指す時期ではないと思います。少なくとも今の幸手市では有効な交渉ができるとは思えないし。そこで、私が問いたいのは「広域的な連携強化」です。いろいろなやり方はあるでしょう。国の地方創生交付金にも「広域連携」メニューがあります。一体、幸手市にはどんなアイディアがあるのかを質し、この項目については私の構想を提言したいと思っています。

 さて、長きにわたってお読みいただきありがとうございました。これだけの量を私に与えられた質問時間45分でいかに配分するか。私がこれから苦闘するのは「そこ」です(笑)。多くの職員にも心配されるのです(笑笑)。できるだけ散漫にならないよう質問要旨をまとめていきます。皆さまには賛同できること、これはこうではないかなどのご意見がございましたら是非、メールでお寄せください。

さて、後2週間。頑張ります(また、家の片づけが遠のきました。家族よ、ゴメン 笑)

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