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天神の湯 廃止時期決定 

2022.11.23

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昨日の議員全員協議会にて 天神の湯 施設の劣化を鑑み、廃止時期を早める方向を決定したとの報告あり

昨日召集された12月議会に向けた議員全員協議会。市からの連絡報告として、幸手市総合福祉センターにある「天神の湯」を令和5年6月末日をもって廃止することを決定したとの報告がありました。

今、市の公共施設は「幸手市公共施設総合管理計画」「幸手市公共施設個別管理計画」に定めた考え方に則り、統廃合や維持管理が進められています。その中の「天神の湯」は、コロナ禍前は年間9万人もの方がご利用される施設でありましたが、現在はコロナ禍で休館に。さらに施設の老朽化、劣化による漏水など、再開するには課題の多い状況となっていました。
老朽化の点では、上記計画ではいずれ廃止する施設として分類されていますが、廃止時期が早まった要因としては、やはり財政面です。2004年の開館以来計上して来た維持管理費が人口減少期を迎える市の体力に余る現状。さらに現在の劣化した施設を補修して再開するには数千万円を必要とする。このようなことから市は内部での検討を重ね、そして、遂に、時期を早めての廃止を庁議決定し、議会への報告となった次第です。

昨日は質疑応答の時間はなく、市の選択を議員がどう受け止めたかは分かりませんが、これまでの各議員の発言や判断等を鑑みると、多くの議員が受け止めたのではないかと私は感じます。庁内でも喧々諤々の議論があったと聞いています。今後は市から提出される条例改正などを議論し、議会も審議・議決して行くことに。
私としては存続して欲しい気持ちは山々なれど、やはり、経費問題を考えると幸手市に赤字を補填し続ける余裕のないことは認めざるを得ず。時代の変化に対応すべき施策が山積みの中、残念ですが、昨日の報告は受け入れざるを得ないのかなと感じた次第です。実家終いと重なる寂しさが去来します。受益者負担とのバランスの考察は不可避ながら、年間9万人のご利用者のあった施設であり、福祉目的のサービス低下とならないよう今後の対策を注視したいと考えます。

✴️来年1月から回数券の払い戻しが行われます。回数券の残余をお持ちの方はお手続きをお願いします。その後、条例改正で施設の設置根拠を除し、6月末日の廃止となる予定です。

♥コロナ禍で休館となり、開館をお待たせしながら再開せず廃止となりますが、皆さまには幸手市の現状を理解くださいますようお願いいたします。幸手市の公共施設総合管理計画に基づく施設廃止は、旧吉田幼稚園の廃園に続く2例目となります。いろいろな考え方はあると思います。今後も人口増加期に作られた施設の統廃合や廃止をしていくことになりますが、市民の皆さまの生命と財産を守り、財政の継続性を鑑みながらも、皆さまへの福利、余暇活動や生涯教育など豊かな市民サービスとのバランスを考えながら、議員の立場で一つひとつ判断して参りたいと思います。

♥♥最後に、「幸手市公共施設個別施設計画」をリンクしておきますのでご関心のある方はご覧ください。
https://www.city.satte.lg.jp/sitetop/soshiki/shisetsuseibi/AM/9179.html

紅葉 落葉

2022.11.20

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秋深し 最後の輝きを放つ紅葉🍁の美しさ いとあわれなり

美しかった香日向の銀杏並木も日に日に葉を落とし、秋はますます深まって来ました。夏から秋へ急激に気温が変化したからかも知れませんが、今年はわが家の落葉樹も、幸手市の街路樹の桜も紅葉がキレイです。そんな紅葉に満足しているところ、家人に誘われて昨夕は桐生にある禅寺の「床もみじ」(ゆかもみじ)を観てきました。
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仏さまの祭壇の前に造られた板の間のピカピカの床にご本尊や本堂の周りに植えられた紅葉が映るしかけです。何とも幻想的な風情。禅寺でありながらたくさんの方に惜しげもなくこの風情を振舞うお寺の懐深さ…。写真にご本尊や紅葉が逆さに映っているのが見えますか?

ファイル 1775-5.jpegそして、お庭のあちこちに、灯りに照らされて鎮座する表情豊かなお地蔵さま。私たちを迎えるそのお顔はとても優しく温かで。普段は神仏のご加護を認識することの少ない"世知辛い"生活をしている私にとって、改めて、生かされていることの感謝、目には見えない大きな力で見守られていることへの感謝が心に満ちてきました。隅々まで整えられた美しさ。光りの饗宴。たった5枚の写真ではお伝えし切れない、私の感動を少しでもお伝えできれば幸いです。

♥護摩木が置かれていました。家人や子ども、孫だけでなく、地球上のあらゆる人が「みなが健やかにすごせますように」と記して護摩木を納めました。

♥♥家人が交流している地元群馬県のラン仲間の方のお誘いがあり昨夕の拝観となりました。こんなお寺があることをこれまで知らなかったのが残念だったと思うくらい、人生の中で巡り合えてよかったと思える心が洗われる時間でした。主人が交流していなかったら出会わなかったかも知れない。ありがたや…、合掌。

12月議会 市政に対する一般質問提出

2022.11.19

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こんな内容を質問します

昨日は質問通告の締切日でした。いろいろな視点から課題を考えて練って…。その結果、今回は以下の3点を取り上げることにしました。

【松田まさよ12月議会一般質問】
1.新型コロナウィルス感染症に係る学級閉鎖等による学び学力保障への影響について

⑴市内小中学校における臨時休業(学級・学年・学校)の今年度の実施状況を伺う。
⑵学級や学年閉鎖により授業時間の確保や補習・宿題など学習者及び教職員・家庭への負担、学力保障など学校生活や教科履修への影響が懸念されるが、特に、学び・学力保障に関する市教育委員会の対応、学校の取り組み状況を伺う。
⑶学期末、学年末に向けた今後の対応を伺う。

2.入間市との連携交流協定の今後の取り組みについて
⑴連携交流の内容は多岐にわたるが、どのような構想・戦略で進めていくのか。
⑵今後の当市の取り組み体制、双方の窓口となる所管課とその連携体制を伺う。
⑶来年度の取り組みを伺う。

3.職員の適正配置・組織の統廃合について
⑴市民の声、職員意識調査の回答を政策部門はどのように受け止めるか。
⑵市民意識調査の回答の真意をさらに深く調査分析するアプローチを行ったか。
⑶市民の側からも、事業の施行者である職員の側からも機構改革が求められていることを踏まえ、今後この課題にどのように取り組んでいくか伺う。

以上です。
1.は、新型コロナウィルス感染症が未だ収束を見ない中、学級閉鎖や学年閉鎖となる学校が全国的に広がっています。幸手市の状況を確認し、特に、私たちが保障しなければならない児童生徒の学びと学力について、教える側、教えられる側の負担なども含め、学年末までの対応を確認するつもりです。小6、中3生は受験や進学を控えた学年でもあり。教科履修の環境整備は重要です。

2.は、去る10月30日、圏央道の東西玄関口となる幸手市と入間市両市間にて連携交流協定が結ばれました。今後の取り組みに期待するものですが、このような連携を市民の実り、市の発展につなげていくには、取り組みの継続性と毎年進化・深化する仕掛けなどが企図された「事業構想」と「初年度の仕組み化」が肝要との考えから、"この事業を動かす体制"を確認したいと考えています。

3.は、先日、ある市民の方から、幸手市役所に問い合わせようとしたら、部課数が多く「本件は一体どこが所管しているのか」とびっくり、驚愕、唖然としたとのお話をいただきました。これだけであれば周知の方法を考えれば良いのかも知れませんが、実は今年6月に実施された職員意識調査。政策の課題の解決に向けた取り組みを問う設問に対して、「職員の適正配置・組織の統廃合を行い組織体制を整える」と回答する職員が回答者の29.6%(81人)に及んでいることを知りました。内部からも相当動きにくい組織体制であると推測されますね。私はこの81人の職員の意識を大切に改革を進めるべきだと考えます。内発的な問題意識が大改革のチャンスです。市民の生命と財産を守り、さらに幸せを提供するに相応しい時代の変化に合わせた組織機構への変身を促したいと考えています。

♥市民の皆さまからはこの他にも様々なご意見を伺っていますが、45分の質問時間でできることは限られますし、質問するには勉強が必要なもの、相応しい時期もあります。日々の活動の中でも様々な形で課題の解消に努めておりますが、今後もできる限り皆さまの声を市に届けて参りますのでよろしくお願いいたします。

日本各地で進む治水対策 

2022.11.16

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利根川栗橋流域水防事務組合議会 視察研修@利根川上流河川事務所 千曲川河川事務所

利根川栗橋流域水防事務組合議会3年ぶりの視察研修が再開されました。

視察先の千曲川は令和元年の台風19号で甚大な被害が発生。その後、令和2年から進む「信濃川水系緊急治水対策プロジェクト」を。また、利根川上流河川事務所では「首都圏氾濫区域治水対策」として栗橋地区で進む堤防強化工事の状況を視察しました。

毎年、全国各地で台風や集中豪雨などによる河川氾濫により甚大な被害が発生していますが、全国の様々な地形を流れる河川は一律に同じ対策はできませんし、住民の皆さんに合意とご協力を得ながら進める対策には長い年月を要します。治水対策はまさに国民の生命と財産を守る国家プロジェクトです。

この度の視察では治水工事や築堤の工学的説明を受けることができ、日夜、治水対策に真摯に向き合う国交省の皆さんや工事関係者のご努力への敬意と、改めて"水“を制することの難しさを感じました。
ただ、自然災害の甚大さが増す現在、治水対策を必要とする河川はまだまだ全国にはたくさんあるように感じます。私の実家の近くを流れる一級河川も利根川のスーパー堤防の厚みと比して、せりたった細い堤防が大河川の水を受け止める構造です。限られた予算の中、時代の要請に応える強化対策が進むことを願うばかりです。

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利根川上流河川事務所にて 
雨天のため工事現場は屋上から 幅広なスーパー堤防の築堤が進んでいます。

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先の台風19号で破堤し復旧された堤防を視察。
千曲川は複数箇所の堤防が破堤。それにより全半壊4,000戸以上、北陸新幹線車両センターの冠水など重要インフラにも大きな被害が発生しました。プロジェクトでは、堤防の強化とともに、河道の掘削、川幅の拡張、遊水池の整備など総合的な対策が国、流域市町村などの一体的連携で進められています。

上級救命講習を受けました

2022.11.14

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上級救命講習修了幸手西救急ステーション

昨日は東部消防組合幸手西救急ステーションで開催された「上級救命講習」に参加。修了証をいただきました。
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ファイル 1772-2.jpeg 有意義な講習会でした。上級救命講習とは。普通救命講習との違いは、まず、受講時間が長い。朝、9時の開始から夕方4時半までみっちり講義があります。講習内容はAEDの取り扱いや止血、喉に詰まった異物除去などの応急処置で、講義の後に実技と筆記テストがあります。その結果で合格が決まり、合格すると"上級救命講習修了証"が発行されます。今回は地元災害ボランティアグループの一員として受講をお誘いいただき、他の熱心な受講者の皆さんと共に修了証をいただくことができました。上級救命講習修了は履歴書にも書ける履歴で、国の5年毎のガイドライン改訂に合わせて5年程度での再受講が適切とされています。今後も救命力の維持向上に努めたいと思います。

さて、講習会の間にも久喜消防署指令センターから救急出動の要請が複数回入りました。もちろん、救急隊員は出動優先です。ご指導下さった幸手西救急ステーション、幸手消防署の職員の皆さんにはお忙しい中、丁寧なご指導ありがとうございました。

♥AEDは自分が取り扱えなくても、意識のない傷病者に心臓マッサージをしている人に「持って来てください」と“あなたが"頼まれることがあるかも知れません。AEDはどこにあるのか。119番通報から救急車が来るまで約9分間(到着までの全国平均)。救急隊に引き継ぐまでの対処が救命に大きく影響します。幸手市では市内コンビニ各店や公共施設、医療機関などにAEDが設置されています。詳しい設置場所は市のHPにも掲載されていますので是非ご確認ください。
https://www.city.satte.lg.jp/sitetop/soshiki/kenkouzoushin/2/1/2288.html

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