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世界の情勢 危うい民主主義国家の長期政権

2022.10.24

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耳障り、口当たりの良い政策 要心が必要です

月日の経つのは早いですね。一時間、一日、一月、一年がアッという間です。16日にこのブログを更新した後、議会広報編集委員会、水防組合定例会、長野への研修、地域ボランティア、地域活動家のイベント見学などなど慌ただしくしているうちに1週間が経ってしまいました。

その間の驚きの出来事のひとつはトラス英首相の辞任です。就任から1ヶ月半でのスピード辞任。一体英国で何が起きているのか。皆さまの中には国際情勢にお詳しい方はたくさんいらっしゃると思いますが、私の雑感を少し。備忘録方、記させていただきます。

さて、新聞によると看板政策の大型減税が金融市場の混乱を招いた末に撤回に追い込まれ、閣僚の解任や辞任が相次ぐなど、政権の混迷が続いていたと新聞。トラス氏も、自分が保守党から請け負った責務を果たせないと判断したというのですが。

注目は総額450億ポンド(約7.6兆円)の大規模減税です。発表したが、財源の裏付けがなかったことが後から分かった。その結果、財政不安が広がり、債権安、通貨安、株安の「トリプル安」を招いたという構図。
トラス氏は、市場の混乱を受け、早々に減税策の一部を撤回➡️その減税策をまとめた財務相を更迭➡️残りの減税案もほぼ全てを撤回すると発表➡️減税策撤回に抗議する閣僚が辞任…。これらの結果として、求心力低下に歯止めがかからず、これ以上の政権維持は困難だと判断したと見られる、と新聞は報じています。
と見られる…。そうなんです。真相は藪の中。そもそも真相など外野に簡単に見えるものではないです。が、外野から見て感じるのは、首相選挙で甘美な政策が散りばめられるのは支持者がいるからです。どのような支持者を見て政策が紡がれたのか。その"政府の認識"が極めて重要ではないか。私はそう感じています。

世論調査支持率7%では政権は担えないとは言え、前ジョンソン首相はコロナ会食など政策以外のことで糾弾され散りました。イギリスでも政権の短命化が続いているようです。アメリカもしかり…。民主主義国の政権運営が混迷を続ける中、日本安倍、ドイツメルケル前首相の長期政権の価値を改めて見直す必要がありそうです。短期政権で内紛を抱える国に安定や長期戦略は望めない。これが1番の問題ですね。

今、国際社会、特に、中国やロシア、北朝鮮など共産国で進められている政権の長期化に、民主主義国は対抗できるのか。トラス氏は対ロシア強硬派で、中国に対しても脅威認識を示していたということで、辞任によりヨーロッパの結束にも影響があるのではと新聞。ヨーロッパの結束が切れることになればさらに社会は混沌の渦中に。

鎖国でない限り国際社会の波は必ず日本にも届く。政治の裏側はそう簡単に見えるものではありませんが、支持率を左右するメディアの"策略"に負ケズ、今、私たち国民の賢明な判断が求められている。そんなことを改めて感じる国際社会の動向です。イギリスでは国政選挙が間近に迫っているようです。どのような政党が選ばれるのか。首相選挙も含め、注目ですね。

写真で巡る長崎市❸

2022.10.16

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世界遺産軍艦島と夜のまち

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軍艦島は明治の遺構です。一時期は5000人の人がこの島に住み、海底の炭鉱から石炭を掘り出していました。昭和40年頃に閉炭。その遺構は恐ろしく朽ちかけていました。

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長崎ベイエリアの夜景です。お洒落なレストランで飲食ができます。2枚目の写真はベイエリアから見上げる稲佐山の電波塔。湾の上からも下からも美しく電飾された夜景が。

写真で巡る長崎市❷

2022.10.16

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大浦天主堂とグラバー邸

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大浦天主堂 天主堂から街を見つめるマリア像
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グラバー邸

♥大浦天主堂、写真の向きがまた横に。スミマセン。

♫あぁ~長崎ぃは今日も…暑かった~

2022.10.16

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報告 第84回全国都市問題会議in長崎に参加

去る13日、14日は上記研修会に参加するため長崎に行って来ました。関東を出るときは薄っすらと秋風が吹くようだったので少々厚手の服を持って行きましたが、長崎は久しぶりの好天に恵まれたようで。一泊前泊で行ったので街歩きは楽しめましたが、ピーカンの天気🌞で暑くて暑くて…。

ファイル 1753-1.jpeg ファイル 1753-2.jpeg と、そんなお天気はさて置いて、今回の研修を振り返りますと、日本中の行政がいろいろな事業を実施しながら「まちの個性」を磨いている。その実態を改めて垣間見ることができました。日本は広いです。そして、都市部、山間部、歴史、ロケーション、人材などなど、どれをとっても同じまちはありません。その中で、何を"個性"として磨くのか。
例えば、今回会場市となった長崎市は、❶県庁所在地❷地方の中核市❸出島、キリシタンなど、中世から幕末にかけての特異な歴史、明治以降の炭鉱開発や造船所などの近代化と栄枯盛衰など、時代は移り変われど多彩な歴史の舞台となった土地柄❹原爆被災地として平和の発信❺大陸や半島、台湾などと近いロケーション、などを土台として、今、新たに進めているのは❻西九州新幹線🚅の発着駅としての地方創生まちづくりです。
長崎市は長い歴史を振り返り、自分たちの強み=価値は"交流"だと気づいた。そして今、「昭和の観光都市」からの変化を遂げ、多様な目的で訪れる訪問客や事業者、市民が交流によって得られる成果を共に享受できる調和のとれた「選ばれる21世紀の交流都市」への進化を目指し交流の幅を広げようとしている、との長崎市長のお話しでした。

実際に長崎の町を巡ると、キラキラとした歴史と開発が、少ない平野と海辺に凝縮されています。高台に建つ住宅の灯りから海辺に向けて商業地やビルが立ち並び、また、様々な観光資源のライトアップも含め、街の灯りが凝縮された美しい夜景は世界の新3大夜景に選ばれたそうな。

資源の有り様は様々ですが、わがまちの価値に気づく=価値を見つける➡︎価値を磨く➡︎価値を生み出すというのはどこのまちにも通用するセオリーです。確かに、長崎市と同じことはできません。長崎市ほどの大きなプロジェクトなら専門家も大いに関心を持つでしょう。長崎市には景観専門監という役職に専門家を配し、あらゆる事業が景観専門監の視点で整理される仕組みとなっています。

幸手市の強み=価値=魅力は何か。よそのまちを見ても答えはなし。答えは市の中にあり。
幸手市は東京の衛星都市の一つでありながら、当時の"移住者"としては、「東京のベッドタウン」から外れてしまった現状は残念ですが、高速道路や直通電車などにより生活者としては世界のTOKYOは益々近くなっています。この強みは全国から見れば魅力です。そんな幸手市がもう一度、東京の衛星都市としての新しい価値を見出し、TOKYOにとって価値あるまちとなるには…。
それを考えるにはまず、幸手市を知ることから。幸手市を語るとき、少々自虐的に何もないと考えがちですが、そんなことはありません。必ずお宝はある。これからも微力ですが、ブログや議会報告を通して発信して参ります。お宝探しは皆んなで考えていくものです。皆さんの思いがあってこそ磨きもかけられる。主役は市民です。是非ともいろいろ議論をして参りましょう。

と鼻息荒く研修をまとめた後は観光です。街歩き。1日目は市電やタクシーを乗り継ぎグラバー邸や大浦天主堂などを巡り、2日目はフェリーで世界遺産の軍艦島に上陸してきました。グラバー邸や大浦天主堂は高校の修学旅行で訪れた懐かしい場所です。以下、何回かに分けて、写真で今の長崎市をご紹介いたします。ご堪能ください。
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市電が残る中心部。奥の黒い建物は文明堂本店です。
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駅前開発と停車している新幹線かもめ

♥蛇足ながら。全国都市問題会議とは、全国市長会が主催する研修会で、市長の他、市議会議員にも参加が呼びかけられています。参加は自由で、毎年、約2000人の参加者を受け入れるため、会場市となる条件は2000人の宿泊と飲食を充し、さらに2000人が一同に会せる施設があること。そうすると自ずと会場市に手を挙げられる市は、県庁所在地、政令指定都市、観光産業が活発な中核都市などに限られることとなり、市民の皆さまの中には"研修とは名ばかりの物見遊山かい"と思われがちです。確かに観光などをする空き時間もあります。がしかし、議員が見聞を広げる機会とご理解いただけたらと思う次第です。なお、往復の交通費や宿泊費は政務活動費の対象となりますが、飲食やお土産、現地での活動に関わる費用は自己負担です。ちなみに、幸手市では年12万円の政務活動費が各議員に交付されています。私の場合は年2回、会派の活動報告を発行するとほぼ12万円を使ってしまうため、今回のような視察は全額自費となります。また、年間で使わなかった政務活動費は市に戻すことになっていますので議員の手元に残ることはありません。

誰もが通る途

2022.10.12

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実家終い

誰もが通る途ながら、我が実家を来春に売却することを決めました。

父が亡くなって7年、母が施設でお世話になって1年が経ち、一月に一度、実家と母のお世話のために名古屋に住む兄が通ってくれていますが、除草一つとってもなかなか住み人のいない家の管理は大抵ではありません。

幸い、実家は最寄り駅が徒歩5分という立地から、不動産の仲介に目処がつきそうなことから、これから来春にかけて実家終いをすることになったのです。

さて、昨日、実家に行って兄と、ざっくりとしたスケジュールの打ち合わせをしてきました。
これまでのことを簡単に整理しますと、まず、
❶母がまだ意識がしっかりしているうちに売買契約に母のサインをもらいました。
❷その後、不動産やさんを探して仲介を契約。
昭和40年代のミニ開発で取得した土地がゆえに面する道路の規格が今とは違ったり、登記簿や権利書などを見るとお隣りとの境界線など、いろいろややこしい手続きが必要なようですが、それらを含めて仲介不動産やさんに対応をお任せ。
❸さらに、来春の売却期限までに家具や生活用品などの見極めと整理が必要です。これが難題。断捨離や捨てるという行為は気持ちを引きずりますから。これをいかに合理的にやるか。これが目下の課題ですが、売却期限に合わせて、まずは家族が引き取るモノを決め、それ以外のモノは一切合切処理をしてくれる業者さんに依頼。
❹仏壇の移動を伴うため、仏壇の抜根をお寺さんにお願い。

今のところ、ここまでを手続き第一段階として進めて行くことにしました。寂しいですが仕方ありませんね。これから春にかけて、私も何度か実家に行っていろいろな整理をしていくことになりますが、出来るだけ後ろを振り向かず、粛々と終えたいと思っています。

♥ご家庭それぞれにいろいろな環境が違います。今後のわが家の実家終いが皆さまの参考になるかどうかもわかりませんが、少しずつ、機会をみて、わが家の実家終いの実況を発信していきたいと思っています。これからわが町、わが地域でも様々な方が遭遇することです。ご関心のある方にお読みきただけましたら幸いです。

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