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1つ1つの積み重ねの向こうに未来が
昨日、期日前投票に行ってきました。私はこのところの各種選挙では期日前投票をすることが多く、今回は新設されたエムズタウン内の投票所へ。
いつもは市役所の投票所に行くのですが、昨日は、エムズタウンの投票所に行ってみました。場所は、スーパーマルエツ正面に向かって左側の出入り口を入ってすぐです。狭い場所に定数の立会人や事務職員が並んでいるので、少々窮屈な感じもありますが、投票行為に支障があるものではなく、駐在する市の職員に聞いてみると、昨日は120名、今日は出足約1時間で40名程度の方が投票に見えたとのこと。
この投票所は9日まで、正午から午後6時まで開場されます(不在者投票・在外投票は不可)。10日は撤収されますので選挙当日は各地区の指定された会場にお出かけください。
さて、18歳、19歳の若い皆さんへ
人を選ぶという行為は恐れ多く、そして、責任のある行為です。今、日本には、少子高齢化で何人の若者が何人の老人を支えるという世代間対立的空気も漂っていますが、しかし、今の日本が豊かであることは間違いありません。日本は太平洋戦争を経験し、民主国家に生まれ変わりました。その国づくりを支えたのが先人であり、今の高齢者であり、高齢者が作り上げた社会あっての私たちであることは世界史や日本史を勉強された皆さまには理解いただけるものと思います。
もちろん、時々に変化や改革は必要ですし、確かに、旧来の制度や仕組みの綻び(ほころび)が目につくようになってきました。さらにその綻びが大きくなっているという実感は否めません。しかし、その功績を顧みず、「高齢者優遇」「若者冷遇」というレッテルを貼るのは早計です。
これから20年経てば世の中は様変わりしていると言われています。2015年には『後10年で「消える仕事」「なくなる仕事」』という米国大学教授の論文が話題になりました。20年後の日本で活躍しているのは正しく皆さんです。突然20年後が来るのではありません。1年、1年の積み重ねの向こうに未来はあります。その1年を、参院選なら6年を託す選挙です。
私は、今、政治に一番大事なのは、「安定」だと思って投票しました。EU問題や米国の大統領選を見ても、世界がターニングポイントを迎えている気配があります。新しい世界秩序が生まれるのか、一時のガス抜きに終わるのか。若いみなさんには大人やメディアが発信するいろいろな情報は一旦”マユツバ”で確かめる。疑って確かめて、決して丸のみせず、よく咀嚼して結論を出す。そのようなことを励行いただきたい。そして、後で後悔することが無いよう、皆さんの判断で、尊い1票を投じてください。
私は若い人たちに大いなる期待を持っています。皆さんの賢明な判断で来たるべき世の中を作る。選挙はその『一里塚』です。