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コロナ下での選挙に思う

2021.01.28

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市長選挙投票率22.05% 仕方ない?これでいい?

少し前の新聞を遡って読んでいます。去る25日の新聞が任期満了に伴う川越市長選挙の結果を報じでいます。どなたが選ばれたかは川越市民の方の選択ですが、今日は民主主義の根幹である選挙を投票率の観点から考えてみたいと思います。

【川越市長選挙】1月24日開票
当日有権者数 29万275人
投票数 64,008人
投票率 22.05%

投票数だけを見ると幸手市民より多い市民の方が投票されています。三密を避けながらの、外出自粛下での投票。コロナ対策、期日前投票を含めた結果は投票率22%に終わった。うち、期日前投票が6,231人。現職と新人の一騎打ちを勝利した当選者の得票数は38,465票。率にすると約13.26%です。

川越市選挙管理委員会は、「令和3年1月7日に緊急事態宣言が発令された中で、『選挙は行われますか』とお問い合わせをいただいております。選挙は住民の代表を決める民主主義の根幹をなすものであり、不要不急の外出には当たらないと総務省から示されています。また、今回の市長選挙のように任期満了による選挙についてはその任期が終わる前30日以内に行う旨、公職選挙法に規定されており、当該期間内に執行しない場合は違法となると解されております。そのため、外出自粛が求められている状況ではございますが、予定通り選挙を執行いたします」と広報しています。コロナ下とは言え公職選挙法違法となることは避けなければならず、選挙は埼玉県でも日本国中でも執行されているのは現実です。川越市の選挙をどうこう言いたいのではありません。しかし、“民主主義の根幹“と言う選挙の姿として、この結果をどう受け止めたら良いのでしょう。

この結果を仮に幸手市に置き換えるとどんな数字になるか。
【幸手市の有権者数】
令和2年12月1日現在 43,365人
投票率が22.05%だった場合、
43,365人??22.05%=9,562人
得票率が13.26%だった場合、
43,365人??13.26%=5,750人

この数字をどうお感じになりますか。コロナだからと選挙の時期をずらしたり、執行しないわけには行きません。東北大地震3.11の混乱の中でも選挙は執行されました。成熟した日本においては有権者の皆さまにとって候補者が語る夢や課題の違いが認識されにくいということもあるかも知れません。しかし、民主主義の根幹である選挙のこのような結果…。これでいいとはとても言えない。

アメリカ大統領選挙のように国家を二分するような選挙が良いのかどうかも分かりませんし、選挙の仕組みとして、郵便投票やネット投票の危うさも払拭できない中で、日本においても年間を通して全国1700の自治体のどこかで知事、都道府県議会、市町村議会選挙は行われています。
私たちの生活は多様化し、同じまちに住んでいてもお互いの共通項を見つけにくい現状が広がっています。しかし、それを分断や無関心に発展させないためには、私たち住民が知恵や力を結集することが大事です。川越市の選挙は“対岸の火事“にあらず。選挙は有権者の意思を表現する最大の権利=武器。簡単に手放さない仕組みが必要ですね。

♥ 為政者は誰がなっても同じ、ということはありません。
♥♥皆さまには常日頃より市政に関心をお寄せいただきたいと思います。
♥♥♥そのためには“正しく知ること“が大事です。

私のブログは皆さまが市政の姿を知り、様々な判断の材料の一つとしてお役に立てていただけることを目的として、できるだけフラットな目線で、少々長くなってしまいますが、できるだけ多くの情報をお伝えすることを心がけています。少なくとも本人はそのつもりです。そして何より、議会制民主主義の代議員として、私自身が皆さまのお考えを知ることが更に大事だと思っています。このブログはご意見やメールをいただけるようになっています。以前、機能が使えない時期がありましたが今は復活しています。何かお気づきのことなどありましたら是非お寄せ下さい。今後ともよろしくお願いいたします。

訂正願います

2021.01.27

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前号に誤りがあり訂正いたしました

前号でお知らせいたしましたワクチン接種事業について、私たちの接種に使用するワクチンをファイザー社製とするところア社製(アストラゼネカ)と誤記載。訂正いたしましたのでよろしくお願いいたします。申し訳ございません。

新型コロナワクチン接種事業の概要

2021.01.26

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議会新型コロナウイルス対策支援本部会議にて概要説明を受ける

かねてお知らせしていたコロナワクチン接種事業について、昨日説明を受けました。このところ、河野太郎担当大臣の発言はじめ、報道でも連日、様々な情報が報じられています。今日の新聞にも厚労省が25日、ワクチンについて自治体向けの説明会を開き、65歳以上の高齢者に「接種券」を3月中旬以降に配りはじめ、接種開始から2回目接種までを3ヶ月以内に終えるスケジュールを示したと報じています。しかし、新聞はワクチンの供給量や自治体の準備状況によってスケジュールどおりに実現するかどうかは不透明と。

さて、昨日の説明では、上記のようにまだまだ不透明、不確かな要素がある中ですが、市では担当課を増員して各種調整や協議を進めており、さらに、来年度からは専担部署を設置し全庁体制で取り組むとの報告もありました。詳細はこれからという段階ではありますが、昨日の説明を要約してお知らせいたします。

?接種対象者について
原則、居住地において接種を受けられます。接種を受ける日に住民基本台帳に記録されてある方が対象です。
※長期入院・入所している方等のやむを得ない事情の場合、例外的に住民票所在地以外でワクチン接種を受けることができます。

?ワクチンについて
日本ではファイザー社製、アストラゼネカ社製、武田/モデルナ社製の3種類のワクチン接種が想定されています。それぞれに特性がありますが、ア社、武モ社のものはオリンピックまでに完了することを想定したイメージで国が調整中。私たちに影響があるのは埼玉県が調整する『医療従事者等に対応する ?病院』、市町村が調整する『高齢者をはじめ住民の優先接種を行う医療機関(個別接種: ?病院)』又は『集団接種会場』で使用予定のファイザー社のワクチンです。このワクチンは保管温度が?75℃±15℃とされ、国が冷凍庫を準備して市町村に配置します。

?接種順位について
上記のような割り当てですが、当面、確保できるワクチンの量に限りがあり、その供給も順次行われる見通しから、国が摂取順位と接種の時期を公表し、順次接種して行くことになります。現在は、
①3月上旬 医療従事者等
②3月下旬?4月上旬 高齢者(令和2年度に65歳となる方)
③4月中旬?下旬 基礎疾患を有する者
④4月中旬?下旬 高齢者施設の従業者
⑤5月上旬 60?64歳の者
⑥5月上旬 上記以外の16歳以上の者 との予定です。
※順位は変わらないものと思われますが、新聞にもありましたように時期についてはスケジュール通りに進行するか不確かな要素ありとの印象です。
※65歳以上の高齢者に向けた接種券は幸手市でも3月12日までに発送できるよう準備中。
※完全予約制で、接種会場に振り分けます。

?接種体制について
上記のように完全予約制で住民は接種会場に振り分けられます。幸手市の会場として予定されているのは、
①個別接種会場 ?病院(堀中病院 秋谷病院 幸手福祉病院)100人/日
②集団接種会場(市内公共施設で開設  ?病院の所在地等を踏まえ開設数や場所を検討)40人/時間
※幸手市の ?病院は東埼玉総合病院です。
※②の場所、運営は現在調整中。ウエルスのほか、公民館等が検討されています。

?市の役割について
・ ?病院との委託契約
・集団接種会場確保
・接種費用の支払い
・住民への接種勧奨 通知 予診票・接種券配布
・一般相談対応??幸手市では3月中旬頃に「コールセンター」開設予定

?事務経費について
接種費用とは別に、国の予備費及び第3次補正で国庫から事務経費が交付されます。
・予備費から 6,905,000円
・国第3次補正から 62,594,000円
・不足する経費が発生する場合は幸手市一般財源から補正

♥おおよそこのような内容でした。なお、説明の後、質疑の時間があり複数の議員が質問をしました。私も接種事業の運営ポイントとして、皆さまに円滑に接種していただくには膨大な事務が想定される中、まずは接種対象者が一番多い高齢者(18,396人想定)の1回目の接種の円滑な実施に照準を合わせた準備・対応を要望。

?病院=100人/日??3病院??日数
?集団接種=40人/時間??開設時間??開設箇所??日数=MAX18,396人
となる数式が成り立つには多くの方の協力が必要です。これから様々な調整が行われていきます。皆さまにはこれからいろいろな通知などがお手元に届くと思います。今回の説明をベース情報として、皆さまにはご協力のほどよろしくお願いいたします。

ワクチン接種

2021.01.22

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ワクチン接種事業について説明会開催(予定)

緊急事態宣言発令の後も感染者の増加が続いています。幸手市でもほぼ毎日感染症例が報告されていますが、感染された方々にお見舞いを申し上げるとともに、皆さまにはそれぞれの立場で自己防衛を励行し、仮にも感染された方を差別するようなことのないようよろしくお願いいたします。

さて、そのような中、来たる1月25日。幸手市から議員全員を構成員とする市議会新型コロナウイルス対策支援本部に以下の説明があるとの連絡がありました。25日の説明がありましたら改めてご報告いたします。

【内容】
(1) 新型コロナウイルスワクチン接種事業について

医療環境の新たな動き

2021.01.19

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済生会栗橋病院跡地について

1月14日の毎日新聞に済生会栗橋病院跡地に関する記事が載っていました。

この件は、久喜市議会でも12月議会で、また、私たち幸手市議会にも市長より12月議会最終日に報告があり、すでに朝日新聞や久喜市議さんのブログでも概要が報じられていることは確認しておりました。しかし、まだまだ皆さまにお知らせできる十分な情報にはなかったことからご報告を見合わせておりました。
今回は暮れに続いて2度目の新聞報道でもあり、ご心配の向きもあるかと思い、改めてこのブログでも取り上げることといたしました。内容は新聞報道の要約となりますがご了解ください。

■毎日新聞2021.1.14「栗橋病院建物に別の病院開院」 久喜市が報告
?久喜市の済生会栗橋病院(329病床)が2022年6月に加須市に移転する問題で、久喜市は幸手市の彩優会秋谷病院(114病床)が栗橋病院の建物を済生会から買い取り、新たに移転開院する計画を進めていることを明らかにした。
?久喜市によると、両病院の関係者が市役所を訪れ、栗橋病院の建物の売買について概ね合意したとの報告をしたということ。済生会は栗橋病院を移転し加須病院(304病床)を22年に開院する。久喜市は跡地での医療継続について済生会に働きかけていた。
?秋谷病院は1961年開院の二次救急指定病院。診療科は8科で一般病床54床、療養病床60床。久喜市によると開院予定の病院は救急指定や診療科目、病床数はそのままで一般病床の1部を機能移転し、新たに地域包括ケア病床を25床を確保する計画という。
?開院時期は未定。

幸手市民として気になるのは?ですね。久喜市は幸手市と同じ利根医療圏内とは言え、加須市に移転する済生会病院同様、少なくともとも幸手市内からの通院や見舞いの距離が遠くなる方が増える可能性は高い。さらに入院病床を持つ二次救急病院の移転です。

移転時期も未定な中、まだまだ対策を考える段階ではありませんが、上記のような課題や市民への影響を鑑み、タイムリーな協議や対策の実施で、"その時“までに万全の準備をと市の担当者にお願いしたところです。

♥新たな展開がありましたら改めてお知らせいたします。

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