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世界遺産軍艦島と夜のまち
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軍艦島は明治の遺構です。一時期は5000人の人がこの島に住み、海底の炭鉱から石炭を掘り出していました。昭和40年頃に閉炭。その遺構は恐ろしく朽ちかけていました。
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長崎ベイエリアの夜景です。お洒落なレストランで飲食ができます。2枚目の写真はベイエリアから見上げる稲佐山の電波塔。湾の上からも下からも美しく電飾された夜景が。
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去る13日、14日は上記研修会に参加するため長崎に行って来ました。関東を出るときは薄っすらと秋風が吹くようだったので少々厚手の服を持って行きましたが、長崎は久しぶりの好天に恵まれたようで。一泊前泊で行ったので街歩きは楽しめましたが、ピーカンの天気🌞で暑くて暑くて…。
と、そんなお天気はさて置いて、今回の研修を振り返りますと、日本中の行政がいろいろな事業を実施しながら「まちの個性」を磨いている。その実態を改めて垣間見ることができました。日本は広いです。そして、都市部、山間部、歴史、ロケーション、人材などなど、どれをとっても同じまちはありません。その中で、何を"個性"として磨くのか。
例えば、今回会場市となった長崎市は、❶県庁所在地❷地方の中核市❸出島、キリシタンなど、中世から幕末にかけての特異な歴史、明治以降の炭鉱開発や造船所などの近代化と栄枯盛衰など、時代は移り変われど多彩な歴史の舞台となった土地柄❹原爆被災地として平和の発信❺大陸や半島、台湾などと近いロケーション、などを土台として、今、新たに進めているのは❻西九州新幹線🚅の発着駅としての地方創生まちづくりです。
長崎市は長い歴史を振り返り、自分たちの強み=価値は"交流"だと気づいた。そして今、「昭和の観光都市」からの変化を遂げ、多様な目的で訪れる訪問客や事業者、市民が交流によって得られる成果を共に享受できる調和のとれた「選ばれる21世紀の交流都市」への進化を目指し交流の幅を広げようとしている、との長崎市長のお話しでした。
実際に長崎の町を巡ると、キラキラとした歴史と開発が、少ない平野と海辺に凝縮されています。高台に建つ住宅の灯りから海辺に向けて商業地やビルが立ち並び、また、様々な観光資源のライトアップも含め、街の灯りが凝縮された美しい夜景は世界の新3大夜景に選ばれたそうな。
資源の有り様は様々ですが、わがまちの価値に気づく=価値を見つける➡︎価値を磨く➡︎価値を生み出すというのはどこのまちにも通用するセオリーです。確かに、長崎市と同じことはできません。長崎市ほどの大きなプロジェクトなら専門家も大いに関心を持つでしょう。長崎市には景観専門監という役職に専門家を配し、あらゆる事業が景観専門監の視点で整理される仕組みとなっています。
幸手市の強み=価値=魅力は何か。よそのまちを見ても答えはなし。答えは市の中にあり。
幸手市は東京の衛星都市の一つでありながら、当時の"移住者"としては、「東京のベッドタウン」から外れてしまった現状は残念ですが、高速道路や直通電車などにより生活者としては世界のTOKYOは益々近くなっています。この強みは全国から見れば魅力です。そんな幸手市がもう一度、東京の衛星都市としての新しい価値を見出し、TOKYOにとって価値あるまちとなるには…。
それを考えるにはまず、幸手市を知ることから。幸手市を語るとき、少々自虐的に何もないと考えがちですが、そんなことはありません。必ずお宝はある。これからも微力ですが、ブログや議会報告を通して発信して参ります。お宝探しは皆んなで考えていくものです。皆さんの思いがあってこそ磨きもかけられる。主役は市民です。是非ともいろいろ議論をして参りましょう。
と鼻息荒く研修をまとめた後は観光です。街歩き。1日目は市電やタクシーを乗り継ぎグラバー邸や大浦天主堂などを巡り、2日目はフェリーで世界遺産の軍艦島に上陸してきました。グラバー邸や大浦天主堂は高校の修学旅行で訪れた懐かしい場所です。以下、何回かに分けて、写真で今の長崎市をご紹介いたします。ご堪能ください。![]()
市電が残る中心部。奥の黒い建物は文明堂本店です。
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駅前開発と停車している新幹線かもめ
♥蛇足ながら。全国都市問題会議とは、全国市長会が主催する研修会で、市長の他、市議会議員にも参加が呼びかけられています。参加は自由で、毎年、約2000人の参加者を受け入れるため、会場市となる条件は2000人の宿泊と飲食を充し、さらに2000人が一同に会せる施設があること。そうすると自ずと会場市に手を挙げられる市は、県庁所在地、政令指定都市、観光産業が活発な中核都市などに限られることとなり、市民の皆さまの中には"研修とは名ばかりの物見遊山かい"と思われがちです。確かに観光などをする空き時間もあります。がしかし、議員が見聞を広げる機会とご理解いただけたらと思う次第です。なお、往復の交通費や宿泊費は政務活動費の対象となりますが、飲食やお土産、現地での活動に関わる費用は自己負担です。ちなみに、幸手市では年12万円の政務活動費が各議員に交付されています。私の場合は年2回、会派の活動報告を発行するとほぼ12万円を使ってしまうため、今回のような視察は全額自費となります。また、年間で使わなかった政務活動費は市に戻すことになっていますので議員の手元に残ることはありません。
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誰もが通る途ながら、我が実家を来春に売却することを決めました。
父が亡くなって7年、母が施設でお世話になって1年が経ち、一月に一度、実家と母のお世話のために名古屋に住む兄が通ってくれていますが、除草一つとってもなかなか住み人のいない家の管理は大抵ではありません。
幸い、実家は最寄り駅が徒歩5分という立地から、不動産の仲介に目処がつきそうなことから、これから来春にかけて実家終いをすることになったのです。
さて、昨日、実家に行って兄と、ざっくりとしたスケジュールの打ち合わせをしてきました。
これまでのことを簡単に整理しますと、まず、
❶母がまだ意識がしっかりしているうちに売買契約に母のサインをもらいました。
❷その後、不動産やさんを探して仲介を契約。
昭和40年代のミニ開発で取得した土地がゆえに面する道路の規格が今とは違ったり、登記簿や権利書などを見るとお隣りとの境界線など、いろいろややこしい手続きが必要なようですが、それらを含めて仲介不動産やさんに対応をお任せ。
❸さらに、来春の売却期限までに家具や生活用品などの見極めと整理が必要です。これが難題。断捨離や捨てるという行為は気持ちを引きずりますから。これをいかに合理的にやるか。これが目下の課題ですが、売却期限に合わせて、まずは家族が引き取るモノを決め、それ以外のモノは一切合切処理をしてくれる業者さんに依頼。
❹仏壇の移動を伴うため、仏壇の抜根をお寺さんにお願い。
今のところ、ここまでを手続き第一段階として進めて行くことにしました。寂しいですが仕方ありませんね。これから春にかけて、私も何度か実家に行っていろいろな整理をしていくことになりますが、出来るだけ後ろを振り向かず、粛々と終えたいと思っています。
♥ご家庭それぞれにいろいろな環境が違います。今後のわが家の実家終いが皆さまの参考になるかどうかもわかりませんが、少しずつ、機会をみて、わが家の実家終いの実況を発信していきたいと思っています。これからわが町、わが地域でも様々な方が遭遇することです。ご関心のある方にお読みきただけましたら幸いです。
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前号に続いて、見附市における視察研修の報告です。
【見附市】
見附市では
○ごみ焼却施設 見附市清掃センターについて(次世代型焼却炉)
○田んぼダムについて
の2つのテーマで研修を行いました。
清掃センターの見学は、幸手市が現在、焼却処理を委託している杉戸町環境センターの老朽化の観点から。田んぼダムは、幸手市の内水対策を考えるヒントとして、見附市の市街化区域への内水対策に効果が高いとされる事業の実地見学を試みました。
まず、見附市の概況ですが、本市は新潟県の重心地を有する新潟県ど真ん中に位置し、人口約4万人、高齢化率32.8%。面積77.91㎢。古くはニット等の繊維産業を基幹産業として発展。近年では県営中部産業団地への企業進出により産業構造が多様化。製造品出荷額もここ10年で約40%増加しているというまちです。令和3年度からの見附市第5次総合振興計画後期基本計画では、
①スマートウェルネスみつけ=徒歩や公共交通を使って生活できるまちづくり=の推進、②SDG s未来都市の実現、③ソサエティー5.0の推進をすべての政策に通じる大きな方向性として位置づけて政策を進めています。
ちなみに、見附市の令和4年度一般会計規模は172.9億円。市税収入は50.6億円、地方交付税41.9億円、市債発行は10.6億円。歳出では、土木費が23.5億円、公債費が18.1億円となっています。
このような財政状況の中、清掃センターは、旧ごみ処理施設の老朽化のため同じ敷地内に施設を更新。適切なゴミ処理、安定した運転を進めるため、施設の設計・施工・運営業務を民間事業者が一括して受託する「DBO方式」を採用。施設の処理能力・性能はすべて建設建設請負事業者の責任設計・施工により確保する「性能発注」で実施したとのこと。
事業内容は、
事業期間 :平成29年から令和21年(建設工事は令和元年5月まで、運営業務はその後20年間)
事業費 :総事業費 113.6億円(うち、建設工事請負金額51.4億円、設計施工監理委託料 0.7億円、運営業務委託契約金額62.2億円=20年間)
特徴 :竪型火格子式ストーカ炉導入
竪型火格子式ストーカ炉とは、従来のストーカ炉の乾燥・燃焼・後焼却の各ゾーンを垂直に積み重ねた新しいストーカ炉で完全燃焼とCO2の削減を実現できる独自の燃焼方式で、このバーチカル炉導入の決め手は、
①機械装置の損傷低減で長期間連続運転が可能なこと(火格子の損傷が従来のストーカ炉の約1/20。
②シンプルな構造で機械点数が少ないため故障率が低い)
だったそうです。20年間で62.2億円の運営業務委託料は、毎年、改定の協議が行われるそうです。方法は、前年の平均値と前回改定時の値を比較し、±1.5%を超過する場合、翌年度委託料に反映させることに。変動費(ゴミ量の変化や燃料費、水道料金、基本料金を除く電気料金、灰運搬費、不燃物運搬費の変動率)、固定費(経常経費としての人件費や維持管理費、電力等基本料金、補修費用など)に区分してそれぞれ判定されます。
単純に当初の運営業務委託料を20年で割ると年間約3.1億円となります。この金額が高いか安いか妥当かの検討はつきませんが、仮に20年後も使い続けるとしたら、もう少し維持管理費が上がる可能性もありますね。見附市さんの場合は、プロポーザルに2社の応募があり選定したそうです。
また、見附市さんは平成16年に近隣市と合併協議を行うも頓挫。近隣市も自前の焼却炉を運営していることから、この焼却炉は見附市単独で運営しているそうです。新潟県も最近になり、9ブロックでのごみ処理行政広域化を打ち出したようですが。また、旧焼却施設の解体は今後の課題ということでした。どこの自治体も同じような課題があることを改めて認識しますね。
ちなみに、見附市さんは燃えるごみ、燃えないごみ、粗大ごみが有料です。
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次に田んぼダムについてです。見附市さんは平成16年7月に水害に見舞われ、
①市街地の道路の機能が失われ市民がボートで救出されたり、
②周辺の湛水により小学校が孤立したり、
③刈谷田川が決壊し、流域の農地も完全に湛水するなど甚大な被害が出たそうです。
その後、浸水対策として、
刈谷田川の蛇行部分のショートカット、刈谷田川遊水池の整備、直径2.6m・長さ586mの管の埋設などのほかに、田んぼダムは新潟大学の調査で、見附市は取り組み効果の高い地域との判定を受け実施を決めたそうです。経費は安価に、整備も簡単、農家に経済的にも人的にも負担わかけないなど農家の方の理解も得て、県営圃場見附地区約1200haを対象に事業を実施。平成26年には実施率100%を達成。その後、幸運にも大雨に見舞われることなく、実測はできていないが、床上浸水は、ゼロとの理論上の検証結果を得ているとのこと。
また、今後の課題は、持続的な実施を可能にするシステムの維持、とのことでした。
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♥以上、報告でした。私の備忘録も含め、長文となってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。