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12月議会 可決された主な議案

2021.12.22

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12月議会が終わりました

新型コロナが地球規模で変異を繰り返し私たちの生活を変容させて2年。今もオミクロン株がジワジワと日常生活を圧迫しています。昨日の議会最終日にはコロナ禍による国の特別給付金に関する補正予算が追加提出され、国庫から約10億6300万円が支出。幸手市の一般会計歳入歳出総額は189億3200万円に達しました。追加された議案2件を含め、市長から提出された議案は、議会が修正をした条例が1件ありましたが、その他全て、全員賛成で原案可決されました。その主なものをお知らせいたします。

【12月議会で可決された主な議案】
◇一般会計補正予算歳入歳出
コロナ関連の事務経費(10/10国補助)のほか、市の上半期における執行残などが補正されました。
・住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金 
 7億1000万円??給付予定対象7100世帯
・子育て世帯への臨時特別給付金 
 6億5000万円??給付予定対象6500人
 ※申請不用の対象世帯には12月27日振込予定
・新型コロナウイルスワクチン接種対策事業負担金 3億1126万円
 ??3回目のワクチン接種に向けた委託料など
・新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金 1億4238万円
 ??3回目の接種に向けた事務費など 
・天神の湯ほか休館による委託料、光熱水費の減額と、天神の湯再開に向けた修繕費計上
 ??ウエルス管理運営費委託料△8,461千円、光熱水費△4,000千円、修繕費5,850千円

◇条例
■押印及び署名の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例 
国主導による事務見直しです。市民等の負担の軽減及び利便性の向上を図るため、条例において求められている押印及び署名の見直しに伴う関係条例の規定の整備が提案されました。施行日は来年4月1日。改正点は、
??①幸手市職員及び幸手市教育委員会職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正
 新たに職員となった者が行う宣誓書への署名押印を不要とする改正。 議会は「署名は職員としての自覚を促す最低限の行為として残すべし」として修正動議を提出。押印のみ廃止を全員賛成にて可決。
??②幸手市固定資産税固定資産評価審査委員会条例の一部改正
 固定資産評価審査委員会の書記が作成する各調書への押印及び書記の署名押印が不要となります。
??③幸手市認可地縁団体印鑑条例の一部改正
 認可地縁団体印鑑の登録及び登録廃止に係る申請書への代表者等の個人の印鑑の押印が不要となります。
??④幸手市市営住宅管理条例の1部改正
 市営住宅の入居手続き及び入居権利者の地位の継承手続きにおいて提出する請書への署名が不要となります。

※修正の背景
押印署名廃止は、今後のデジタル化を睨んで旧習となっている事務の簡素化に向けた見直しが主な目的です。この見直しでは国から基準が示され、多くの自治体がそれに準拠して改正、改善を進めています。幸手市議会が修正を求めた①についても、既に多くの自治体が「廃止に問題なし」として署名押印廃止を決定している事柄ですが、幸手市議会では議員全員が上記主旨にて修正を求めました。私もこのような服務の宣誓の署名を不要とする積極的な理由を見つけるに至らず。押印の廃止は了とし、署名を残す案に賛成しました。
この他、市では条例以外の規則や規程など1,184件の見直しを進行中(12/8現在)。うち1,037件で署名押印が廃止の方向で検討されています。さらに精査を加え、廃止が決定したものは来年4月1日から施行の予定で、市のHPなどを通して告知されることになっています。各種書類提出等に関んする多くの事務で適応されます。対象の事業や提出書類につきましては現場でも都度ご説明をすると思いますが、皆さまにはよろしくお願いします。

◇人事
■監査委員の選任について
これまで幸手市の代表監査を務めてくださった小林清治氏が自己のご事情により退任され、新たに内田潔氏が選任されました。内田氏におかれましては幸手町役場に入庁され、監査委員会事務局長や市民体育館館長、契約検査室長、政策調整課長、庶務課長、健康福祉部長などを歴任された他、幸手市消防本部の消防長にも1年間在席されるなど、幸手市の行政を広範にご経験された方です。
監査は議会と同様、市のチェック機関の両雄です。前職のご尽力に感謝するとともに、新しい代表に期待を申し上げます。

♥このブログを書き上げるのに3時間。文言を精査すれば文字数を減らせるのかも知れませんが… 。いつも長文で申し訳ございません。

環境対策一考 馬脚露呈

2021.12.20

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温室効果ガス削減の取り組みの成果を民間事業者間で売買するカーボンクレジット取引膨張 削減効果の最大3倍の規模で発行している疑いが浮上

日経新聞12月14日の一面記事です。環境問題は私たちのこれからの生き方にも影響することでもあり皆さまと共有したいと思いながら、なかなか考えをまとめるのに時間を要し、日にちが経ってしまいました。少し長いです。ご関心のあるところをお読みいただければ幸いです。さて、

日経新聞が「森林保護に由来する世界最大級の事業を調べると、削減効果の最大3倍の規模で発行している違いが浮上した。積極的な温暖化対策をアピールしたい企業が購入している。根拠不透明なクレジットが出回れば実効性を欠くカーボンゼロが氾濫しかねない」

という問題提起。この問題はすでに多くの人が薄々感じて来たことではないかと思います。私も排出量取引が抜け道になる可能性は以前から疑念を感じて来ました。環境問題に先急ぎは禁物。それが明らかにされたというのがこの記事の概要と受け止めます。

温暖化対策の国際枠組みパリ協定が採択された15年以降、脱炭素市場はバブルの形相だ。欧州連合の規制に基づく排出量取引制度で火がついた、と日経。そして、この世界最大級の事業では欧州企業だけでなく日系企業もクレジットを購入。
排出量取引も正直に運用されれば効果があるのかも知れませんが、しかし、このクレジットは発行量を実態以上に増やせるのが課題です。そして、操作性の高い取引もさりながら、そもそも環境問題は私たち 地球市民が今の生活をそのまま続けながら企業にだけ対策を押し付ける構図で解決するものではありません。しかし、一人ひとりの事情が違う中、Web会議を駆使しても、やっぱり観光には飛行機に乗りたい。近くの買い物はまだしも、重い荷物や遠方の買い物には自転車は難しい。太陽光パネルも廃棄時の問題など未解決…。さて、私たちにどんな選択ができるでしょう。

希少価値の鉱物や油などは戦略資源として世界の派遣争いの火種にもなり、国際社会の力学はそう簡単に変わらないし、SDG sという概念も「持続可能な発展」が目的で、よく、江戸時代のリサイクル社会??が模範とされますが、囲炉裏で暖を取り、籠や歩きで花見遊山、下肥や紙くずを身近に再利用する社会に戻れるかというと、これは世界の潮流とはなり得ない。私たちも試されますね。

しかし、今回のスクープが炙り出した“張りぼての脱炭素取引“に乗じて仮にも排出量取引を続けるのは蛮行であることが明らかにされた以上、欧州がリードする制度に追従するだけではなく、いかに国家として国際社会に対してイニシアチブをもってこの問題に向き合うか。まずはルールを作る側に。日本は国際社会に対して交渉力を発揮して欲しい。期待したいです。

♥ しかし、かく言う私もまだ、地球環境を守るための行動を実行できているかというとなかなかできていないのが現実です。偉そうなことは言えません 。理念ばかりが先行して申し訳ありません。便利さを追求して来た私たちが便利さや快適さを手放せるか。そんなことをフツフツ考えていた先日、TVで子どもたちが地球環境対策を考えるという番組がありました。一人のお子さんが「化粧品にはマイクロチップが含まれている。お母さんたちは化粧をしないこと」を提案。そうか…、とある意味合点 するとともに、日々日常における行動変容の難しさを改めて認識した次第です。

♥♥排出量取引の現場にある企業や携わる方々のご苦労は想像に難くありませんが、しかし、仮にもこのようなマヤカシの対策が横行しているなら、それはやはり と言わなくてはなりません。いろいろな政権が環境対策を進めていますが、私たち一人ひとりがよく勉強し、真に 地球に優しい正直な行動変容で新しい生活様式を考える時期は来ていると、改めてこの記事から実感させられた次第です。皆さまはいかがお考えですか?

?? 森林由来クレジットとは、
森林の温室化ガス吸収効果を重さに換算して売買できるようにしたカーボンクレジット発行事業は主に植林と森林保護のケースがある。放置すれば乱開発される恐れがある森林を保護すれば、将来の温室化ガス吸収量を維持できるため、伐採が進む森林の吸収量との差をクレジットとして発行する。乱開発リスクがない森林を保護してもクレジットは原則生まれない。(日経新聞)

子育て世帯への臨時給付金 10万円一括給付に変更

2021.12.20

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令和3年12月21日追加議案提出予定

先日お知らせした子育て世帯臨時給付金。幸手市でも10万円を一括して振り込むよう予定を変更し、21日の議会最終日に議案を上程すると通知がありましたのでお知らせいたします。

補正予算が可決された場合は、
??申請不要の対象者に臨時特別給付金(国の予備費分)5万円と今回補正分(国の補正予分)5万円を合わせ、10万円を一括で振込をする旨の通知を発送する。
※申請が必要な対象者については、準備が出来次第、案内通知を発送。
??12月27日に申請不要の対象者に給付金10万円を一括で振込。
※申請が必要な対象者については、申請を受け、審査した後に随時 10万円を一括で振込。

♥ 昨日、地元のお店を利用した際、神奈川県のあるまちに住む娘さんはすでに5万円の給付を受け取られているとのお話し。幸手市では準備して来た手続きを変更しての議案上程ですが、恐らく波乱はないものと思います。

♥♥なお、今回の給付は新型コロナウイルスの経済対策として、“新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯の生活を支援するための一時金=18歳以下のお子さまに10万円相当“が給付されるものですが、今回の給付では所得制限が設けられています。どのような施策にも線引きは発生し、給付対象とならない世帯の皆さまにはご理解をいただくしかありませんが、給付を受ける皆さまには給付の趣旨に鑑み、お子さまのために是非とも大切にお使い下さいますよう。また、年末年始、来春の学用品の購入につきましても市内のお店でのお買い物もよろしくお願いいたします。

飯塚繁雄さん死去

2021.12.19

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拉致被害の妹 再会果たせぬままに

北朝鮮に拉致された田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんが18日亡くなられました。御年83歳でした。八重子さんが1978年に2人のお子さんを残して失踪した後、そのご長男を引き取り、ご自分の子として育てながら拉致被害者家族連絡会の代表を務めるなど、半世紀にわたり帰還を求めて活動されて来られた方です。

1978年と言えば私は20歳。2歳違いです。このような思いも寄らないことが私の身に起きることもあり得た。そう思うと1978年は決して昔ではありません。なぜ、北朝鮮は拉致という蛮行を繰り返したのか。先日、横田滋さんが亡くなられ、拉致解決にもう時間の猶予はありません。
ご冥福をお祈り申し上げると共に、現政権には早期解決に向けてこれまで以上に力を尽くしていただきたいと心から願います。

市内循環バス1月4日から あなたの最寄りのバス停は?

2021.12.17

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ついに今日初お目見え 次期公共交通「市内循環バス」の停留所

ファイル 1635-1.jpeg今日の午後、車で幸手駅に向かう途中、幸手市の次期公共交通「循環バス」の1月4日からの運行に先立ち、バス停が設置されているのを発見 。いよいよですね。

幸手市は次期公共交通として、来年1月4日から、現在のデマンド型に替えて市内循環バスを再導入します。循環バス??デマンド??循環バスと変遷するパターンには近隣自治体も注目していますし、高齢者を中心とする市民の皆さまのお出かけの足として、できるだけ便利に利用いただきたいと担当者も頑張っています。循環バスを便利に使うには…。それにはご自分のお出かけ目的にあわせた“使えるルート“探しが決め手です。まずは使えるマイ・ルートをチェックして。運行初日から是非とも定員いっぱいの皆さまに便利にご利用いただきたいと願っています。

ファイル 1635-2.jpeg実は先日、私の9月議会の活動報告会で、お越しくださった皆さまと“お出かけシュミレーション“をやってみましたが、これがなかなか面白い。複雑な乗換えパターンの中から自分に合った利用を考えるのはとても楽しいですし、頭の体操にも打って付け。すでに配布されている路線図に時刻表が載っていますからお試しください。

♥♥「よく分からない」という方は私にご連絡いただければお手伝いいたしますよ。お声がけください。

また、循環バスの担当課である市民協働課の窓口でも、あなたのお出かけシュミレーション作りを優しくお手伝いしてくれますよ。もうすでに何人もの方がご相談に来られているとか。是非お気軽にご相談なさってみてください。さらに。免許を自主返納しようとお考えの方も、返納を思い立った時がベストタイミングですよ。市民協働課にお立ち寄りになりご相談を。
幸手市で、車はなくても安心してお出かけできる機会をゲットして参りましょう??

♥さて、あなたの最寄りのバス停はどこですか?

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