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香日向小学校跡地問題

2013.10.08

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幸手市コミュニティセンターにて 市長タウンミーティング開催 

 昨夕は、コミセンにて「市長のタウンミーティング」が開催されました。参加者は香日向住民を中心に約80名~90名。私も勿論参加しました。

 市長に同行したのは副市長、総務部長、政策調整課長、財政課長、秘書課職員。冒頭、市長から、市長マニフェストに基づく幸手市の主要施策(今年度の新規事業を含む)が説明され、総務部長から香日向小学校の今後について説明があり、その後、参加者と市長との意見交換が行われました。幸手駅西口整備や圏央道などへの質問もなされましたが、多くの皆さまの一番の関心事はやはり「香日向小学校跡地利用問題」でした。

 財政的に厳しい幸手市が9割減額という廉価な金額で貸付けをしたことに関して市長の考えを問う質問や、学校開放に関すること、避難所機能について、また、駐車場に関する質問などが相次ぎました。

 住民の質問に対して日本保険医療大学の例を挙げ「同校には5億円を補助した。今回、幸手市にとって20万円でもお金をいただけるのはありがたい」とする市長に対して、一瞬会場がどよめく場面も。住民からは「香日向住民の思いを分かっているのか」「日本保険医療大学誘致と比べるのは間違いだ」という厳しい発言も。
 
 挙句は「住民監査請求が出たから説明会ができなかった」との市長弁明も飛び出し、それに対して「住民監査請求は5月20日に提出された。市長のやる気さえあれば時間は充分あったではないか」とする住民と諍う始末。

 予定の1時間はあっという間に過ぎ、住民からは「今日の話し合いだけでは納得できない。香日向問題だけの説明会を求める」との要望が出されました。しばらく抵抗を示していた市長でしたが最後は了承。「香日向問題」に特化した説明会が後日、日を改めて設定されることとなりました。
 
 説明会の必要性は私もずっと訴えてきたことです。今回は住民の皆さまが頑張っておられたので敢えて私は発言しませんでしたが、住民が納得できる説明をするのは市長として当然のことだと思います。会の終了後「もっと早くやるべきだったですよね」と声をかけてくれた職員もいました。

 住民の声を聞く、住民に説明するという当たり前なことを、こんなに要望しなければ実現しないとは嘆かわしいことです。あまりに遅すぎた「説明会」ですが、皆さまには回覧等でのお知らせが回りましたら是非ご参集ください。

 それにしても、監査請求人本人を前にして、住民への説明会ができなかった理由を「住民監査請求が出た」せいにするとは…、市長も随分ヒドイものだと思いませんか。