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夏祭り

2013.07.08

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いよいよ梅雨が明けたと思ったら、猛暑、真夏日、熱帯夜・・・

 昨日、そして今日も朝からほんとうに暑いですね。家の中にいても熱中症になるという汗だく「極暑」状態です。昨日は全国で740人以上の人が病院に搬送されたとの情報も。

 さて、日本では夏の時期に多くの「まつり」が行われます。家内安全・無病息災などとともに五穀豊穣の願いが込められているとか。私、昨日は幸手市内で行われた「あんば様」という地域の伝統のおまつりにお呼ばれいたしました。
 立っているだけでも汗が噴き出す中、ふんどし姿の男性など30名ほどが神輿を担いで町内を練り歩き、保護者の方や学校の先生方も随行、炎天下で子どもたちが笛や太鼓が奉納されました。

 私は京都南部の片田舎で育ちました。集落の集会所にはお地蔵様の小さな祠(ほこら)があって、毎年夏に「地蔵まつり」が行われました。その日は、集会所の前にござが敷かれ、子どもたちが遊びながらお地蔵様にお供えされた供物の見張り番をします。お昼は地域の女性たちが集会所に集まって作ったお赤飯のおにぎりがふるまわれ、夕方にはお供物のお下がりのお菓子が配られて。

 そんなときの大人の様子や、供物番で子どもながらに感じた地域の役割を担う誇らしさなどは今でもとても懐かしく思い出される情景です。自分の「原点=原風景」となっているんですね。地域のまつりは、担い手の高齢化と子どもたちの減少で伝承すること自体が難しくなっています。

この極暑の中で、昔ながらのまつり、部活動、スポーツイベントなど野外での活動に参加されている方には体調に充分注意をなさってくださいますよう。特に、今年の夏は地域のまつりと選挙という政(まつり)が同時に重なるということで、増々暑い・熱い夏となりそうですね。

 幸手の商店街を中心とした「幸手夏祭り」もこれから本番。
「山車引き回し」は13日(土)午後1時から10時
         14日(日)午前10時から午後10時です。
特に14日の午後6時から、幸手駅前に7台の山車が終結。駅前の坂を駆け上がるのは壮観です。他にもイベントがいっぱいです。「幸手夏祭り」に是非、お出かけください。詳しくは幸手市HPで。