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消防問題 市民不在?

2018.12.04

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残念 この論理では

昨日、私の一般質問が終わりました。行政は年間、たくさんの事業を行なっています。一つひとつ色合いや大きさの違う事業=珠(たま)が敷き詰められた上に私たち市民の生活があります。そのたくさんある珠の中から一般質問で取り出せるのはほんの一握り。今回、私は5粒を選びましたが、珠磨きはなかなか難しい。

さて、今回私が取り出した珠の一つ、東部消防組合「署所合理化」については、組合管理者会議の席で幸手西分署の廃止に反対を表明した市長の反対根拠を聞きました。合理化案はこれから組合管理者会議で成案作成に向け協議されるのですが、この「反対」という行為を貫徹するには相当の理由・論理を要します。かなりの難題です。どんな思いや秘策があって反対されたのか。反対したからには、論拠がなければ。でなければ組合の他の管理者の説得は不可。そのような思いから質問しましたが…。

さて、珠磨きの結果は。残念ながら、こんな理由で戦うのか、と呆れる理由しか出て来なかったというのが正直なところです。「組合設立時に署所の数を減らすとは書いていない」…は?この理由で戦えると市長、そして、執行幹部は本気で思っている…?
勿論、私は地元住民の代表として冷静に、現在の2署所体制の維持を訴え、市長に頑張って頂くようエールも送りました。しかし、あまりの論拠のお粗末さに唖然です。気を取直して、その成案作成には市長しか関われないことも伝えました。
ところがここでも「最終決定は組合議会だ」と。前の号でも登場した責任転嫁発言。余程染み付いているんですね、この考え。いやいや確かに、成案を議決するのは組合議会ですが、そこに提出する議案は管理者会議が作る。これが仕組みです。平成32年度中に管理者会議で成案を作る。その作業は市長に掛かっているんです。そこ、大丈夫ですか?だから、今日、取り上げているんですよ。こんな平たくではありませんが、ここは釘を刺しました。

そして、決定的に欠如していたのが市民への思いです。地域住民という言葉も地域事情への言及もなし。

皆さん、勘違いしないで下さいね。私が市長の悪口を言ってるのではありません。事実、市長から出た答弁を繋いだだけですよ。

ここで少し組合設立当初のことを解説すると、設立当初は署所の数はそのままで、現署所体制を維持するが、但し、その後3年で各種計画を立てて合理化していくことは協定の中で決められています。
その協定に幸手市の代表として署名したのは渡辺市長です。そして、その後も副管理者の要職にあられるのですから、合理化の進みに棹差す反対の難しさは分かっておられるはずの話しです。

今回の一般質問では、この珠が磨く以前に珠自体がぼろぼろだということが判明。その綻び(ほころび)加減は相当で、この論理では戦えないどころか、幸手市を恥かしめる危険あり。市長、市幹部には、今一度、地域事情をしっかり洗い出し、論理武装して臨んでいただきたい。

私は、地域の事情として、高齢化の進行状況を押さえて頂くよう要望しました。私も、未来永劫、西分署廃止阻止ではなく、西分署を廃止し1署所体制とするに、今はあまりにタイミングが悪いと考えています。組合が出されている資料の組合管轄下の高齢化の推測。その推測より早く高齢化が訪れる幸手市は、高齢化率だけでなく、後期高齢人口の増加がちょうど合理化時期と重なるのです。救急需要は高まります。この時期は是非とも避けてほしい。この地域事情に対応し、住民の生命と財産、安全安心を守る市長の責務を果たすためにも、今からでも遅くない。議論の余地をきっちり詰めて事に当たっていただきたい。心からそう願います。

いつも長くてすみません。ここまで読み進めてくださった方に感謝します。そして、もし、このブログを読んでくれた職員がいるとしたら、私は皆さんと敵対するつもりは毛頭ありません。ただ、危機感はありますし、皆さんに頑張ってほしいので敢えて書いています。この問題に限らず、これを読んで何かを感じてくれるなら本当に嬉しいし、その気持ちを仕事で表現してほしい。

仕事とは。"事を仕上げる"と書きます。皆さんの頑張りに期待しています。市民は皆さんが作る町に住んでいるのです。町に住むとはその人の人生そのものです。そして、皆さんは市民、住民の人生を預かっているのです。市民の人生を磨くのが仕事=珠です。行政職の醍醐味、誇るべき仕事はそこに。私も一緒に、輝く幸手市のために、市民のために頑張りますよ。

♥これだけ書くと波風は荒いですが(笑)

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苦しい答弁

2018.12.02

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昨夜のタウンミーティングにて

昨夕、市の東側地区で区長さん主催のタウンミーティングがあると地元議員さんに連絡をもらい急遽傍聴してきました。

開始時間の6時前には地域の方が続々来場され、会場は超満員状態。椅子を足して対応されるほどでした。市長からの市政報告の後に、先に区長さんから市に出されていた質問や要望について回答や答弁があり、その後、会場との質疑応答が。設定された一時間では到底収まらないボリュームです。熱気溢れる議論のなかで複数の方が取り上げたのが「吉田幼稚園廃止問題」です。

6月議会に存続を求める請願が出て会派先進はその紹介議員を務めましたが、結果は賛成5、反対8で議会では請願は不採択となっています。その幼稚園廃止問題について若いママたちや地域の方の質問が相次ぎ、傍目に、市の苦しい答弁が続きました。まとめると、

Q.広報紙で廃園を知った。保護者に説明ないまま募集終了。どう考えているのか。
Q.こんなに素晴らしい幼稚園をなくして「子育て応援日本一」か。
Q.園児減、金がかかる。これだけで判断していいのか。誠に残念。
Q.吉田幼稚園廃止の問題ではなく、市としてどう幼稚園教育をして行くのかの問題では。
Q.議事録公開なし。資料等にいつでもアクセスできること基本では。などなど

執行部からは、
A.市長から教育委員会に存否を問い、教育委員会は教育審議会に諮問。方針を出してもらった。その答申を得て教育委員会で廃止の方向を市長に。市長は議会に諮り"ご議決いただいた"。再考はない。
A.これまでも協議され時期尚早とされていた。東地域は今後少子化に対応して統合を進めて行く。これからのこの地域全体のことを考えて進めていく。そう言った中で考えて行かなければ。
A.会議は傍聴可能だった。 などなど

未だ保護者に説明がないというのは驚きでした。そして、小学校の統合問題が唐突に市長の口から。これは今、コミュニティスクールの推進の中でどこかで協議されているのかどうかは分かりませんが、私的には寝耳に水状態の話しです。勿論、小規模校の課題解消として、統合問題は避けて通れないことですが、各学校のPTAや地域の若い親たちが十分納得出来るよう丁寧な協議を進めてほしいものです。
更に行政の決まり文句「議会にご議決いただいた」。確かにそうです。結果的に議会が最終結論を出すのですが、最後の責任は議会に転嫁されることを私たち議会人は自覚すべきですね。
そして、みんなが聞きたかった公教育として幼稚園教育をどう考えているかには答弁なく、どこに諮問したとか手続き論に終始。教育委員会の意志が全く見えない。また、再質問が出来ないルール(時間的制約)であったため、幼稚園の廃止問題と小規模校の統合という違う問題を錯綜したかのトンチンカンな答弁を再度質すこともできず、生煮え感は否めませんでした。閉会後に個別に質問を受けるとして閉会となりましたが、質問者が少なかったのか、住民が満足したのかあきらめたのか。市長は早々に会場を去りました。中に、3人のお子さんを連れて「吉田幼稚園に入れたい」と他県から移住してきたというママの発言もありましたが、廃園を本当に残念がっていました。

確かに、まちの運営は全ての人が満足とはいかない部分もありますが、初めから結論ありき、十分な説明を欠く、丁寧さを欠く手法で若い人に魅力あるまちとなれるのか。少なくとも、この問題では貴重な子育て世代を怒らせて。
更に、元教育関係者からも厳しいご意見があり、それを一刀両断、執行部が言い負かす場面も。元教育関係者と言えども、今は一般市民であり、解釈の違いがあったにせよ、公衆の面前で言い負かすなどは暴挙です。こんなにムキで短気な態度で大事な交渉ごとは大丈夫なのかとの懸念も感じてしまいます。若い職員には絶対真似て欲しくない態度でしたが、ご本人は気づいているのかなあ。

今回の市長による市政報告では来春、桜の時期に花火を打ち上げるという話しもありました。12月議会の補正予算にもその費用が計上されています。派手なことは何もかもシャットアウト、というのでも花火がいけないのでもありません。市民の生活に密着した問題では経費問題を取り上げ、駅前モニュメントにせよ、階段アートにせよ、式典にせよ、花火にせよ、一過性のまつりになけなしの予算を付ける。市政経営の問題としてこれで良いのか。そんな後味の残るタウンミーティングでした。会場の皆さんはいかがお感じになったでしょうか。

複雑な単純ミス

2018.12.02

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土地開発公社の件 市が単純なミスと説明する複雑な事務処理

今年もいよいよ師走に突入。12月と聞くだけで何かと気忙しく感じますね。昨日はお天気も良く日中も暖かで、早々にご主人様が網戸掃除をされるお宅も。これまで当たり前として目にしてきた光景ですが、諸事情により、力仕事となる外仕事や大掃除をあきらめざるを得ないという方も増えている昨今、大掃除を家族で分担できるというのは実は有難いことなんだということを改めて感じた次第です。

さて、前回のブログで取り上げた土地開発公社が先行取得していた土地の買い戻しの件ですが、去る11月30日の議員全員協議会で市から、単純なミスと位置付けるにはあまりに複雑な説明を受け、取り敢えず、当日、同僚議員と、資料を見ながら受けた説明の咀嚼を試みましたが、これがなかなか噛み切れない。この問題は一般質問で2人が取り上げられることになっているので、その答弁をしっかり聞いてから、このブログでも内容に触れたいと思います。それにしても大きなミスです。少なくとも支払い過少の契約が、公社の幹事も理事も理事長も監査も議会の審議もスルーしたのですから。「足りなかったんだから足りない分を後で払えばいいでしょ」という単純なことでは済まない。私のブログは職員にも見てくれている人が複数いるようで、こんな指摘をする嫌な役回りは本来ご免ですが、しかし、このようなミスが潜んでいたこと自体が問題にされるべき問題というほかはなし。

しかも、情報公開請求がなければ問題は見過ごされていた。あれれ、このパターンは近い過去にもあったぞ。本来なら、信用して任せるべき事務処理を、表にしたり裏にしたり。透かしたり斜めにしたりして確認しなければならない。これではチェック機関はいくつあっても足りません。このようなことを「単純ミス」として処していては、根っこを残したままモグラ叩きをしているようなもの。徹底した原因究明で、"根腐れ"を断つことが必要。そう感じるのは私だけでしょうか。

取り敢えず、まだ全容が理解できない中で即断は避けますが、行政が運用するのは市民の皆さまからお預かりする税金です。組織としてのガバナンスが問われる由々しき事態が続いています。

議会日程に追加

2018.11.27

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市長召集の議員全員協議会 開催通知が送られてくる

先ほど、議会事務局から上記会議の召集通知が送られてきました。召集理由は「平成29年度公有地売買事業の契約金額について」市長から説明があるということ。11月30日の追加日程(本議会ではないのですが)として、本会議終了後に開催されます。

この件は、実は9月議会の平成29年度決算審議に端を発した問題で、9月議会で審議した昨年度決算において、市が土地開発公社から買い戻した土地の買い戻し金額が本来の買い戻し額に対して過少であったということが、ある議員が情報公開請求した資料から判明。
土地開発公社とは、市の第三セクターとして、市の事業で必要となる土地を先行買収することを目的に設立された団体です。仕組みとしては、市が事業をするときに、公社が先行取得した公社の保有地を買い戻すのですが、その額は購入額に利息や諸経費などの経費を加えた金額で買い戻します。ところが昨年度買い戻した土地の買い戻し額がどうも過少過ぎる。その額は約4000万円。普通では考えられない間違い。その事態について市長から説明があるということのようです。

一部議員の中には、「間違い」では済まない事態だとの声も。一体どのような経緯でこのようことが起きたのか。昨年9月の補助金不適正交付も含め、このよう不祥事が外部から発覚するというのは由々しき事態。外部のチェックがなければ、問題の存在を誰も気づかぬままになっていた可能性も。来たる30日の議員全員協議会は市民の皆さまには非公開の会ですが、ことの問題が分かればご報告いたします。私も勉強をして臨みたいと思います。

12月議会日程

2018.11.26

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平成30年第4回市議会定例会の日程(案)

おはようございます。3連休はいかがお過ごしでしたか。連休と言えども、日本中が一斉にお休みになるわけではないので、このような質問は愚問かも知れませんが、しかし、暦の上で、近年は3連休が本当に増えましたね。私も昨日は用事で東京に出かけましたが、人・人・人・・・。東京の吸引力を見せつけられる思いでした。

さて、平成30年もあとわずか。議会は11月30日から始まります。
12月議会の日程(案)が示されていますのでお知らせいたします。

【平成30年第4回幸手市議会定例会】日程案

11月30日 (金) 開会
12月 3日 (月) 一般質問
4日 (火) 一般質問
5日 (水) 一般質問
11日 (火) 議案に対する質疑
12日 (水) 総務常任委員会
13日 (木) 文教厚生常任委員会
14日 (金) 建設経済常任委員会
21日 (金) 採決・閉会
※各 開催時間は午前10時から
※本会議場での開催(30・3・4・5・11・21日)はインターネット中継あり

この他、先日の「市議会報告会」の反省や、次期「総合振興計画」審議のための特別委員会なども予定されています。私の一般質問は3日の午後になるかと思います。消防署所合理化や交通弱者対策などについて質問をしたいと思っています。

地方には地方の人・モノ・カネと、トキの流れがある。以前もお話ししたことがあると思います。幸手市は東京から1時間という、全国の自治体から見ればとても羨ましい地理的優位にありながら、その優位性を生かし切るに至っていない。これが私の実感です。しかし、幸手市は5万人の町として、顔の見える豊かな行政はできるはず。私はそう信じています。
皆様には市政に関心をお寄せいただきますよう。傍聴、インターネット中継の視聴などよろしくお願いいたします。

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