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原発 汚染水

2013.08.09

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福島第1原発 汚染水流出に思う

 福島第1原発の汚染水が海に流出している問題で、政府は「東電任せにしないで緊急対策、抜本対策を含めしっかり対応する」として、今後は政府が主導して汚染水の封じ込めを目指すとしていることを埼玉新聞が報じています。

 また、8日午後、国会内で市民団体が開いた緊急集会。「汚染水漏れに関する政府の責任者は誰なのか」と参加者が詰め寄ると、資源エネ庁と原子力規制庁の担当者は顔を見合わせ、しばらく言いよどんだ後、「明確な答えはありません」と述べたということ。経済産業大臣も記者会見で「地元の理解を得る努力を誰がやるのか。事業者、経産省含めて検討したい」と記者団に答えているようです。原発対応に関しては、民主党は事故直後から東電の責任だとしてきましたが、汚染水対策のトップが誰なのかは今もはっきりしないというのが現実です。
 国家の大惨事に「責任者」がいないのです。先日もお知らせいたしましたが、「緊急事態」への対応で責任の所在がはっきりしないということは、結局国民に不利益をもたらすという1例でしょうか。
 「国策民営」と言われる原子力行政。私は「国策」として扱うのが妥当と考えます。いち営利企業にできることには限度があります。これ以上惨事が拡大しないよう、国の関与を強めて本気で対応していただきたいです。

 実際に原発の現場で働いている方たちの努力に報いるためにも抜本的な対策が進んでほしいです。事故収束に1日も早く目途を立てることは至上命題です。

吉田小学校 防災サバイバルキャンプ

2013.08.09

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一泊二日で防災学ぶ 吉田小学校「防災サバイバルキャンプ」

 昨日の埼玉新聞より
 「幸手市立吉田小学校は、児童生徒対象の防災サバイバルキャンプを一泊二日で実施した。6回目の今回は風水害による被害を想定し、土のう作りなどを体験…」

 このキャンプを主宰するのは学区内の25団体で組織する学校運営支援協議会。”いつ発生するか分からない災害に対し、主体的に行動がとれる態度を身に付ける”ことをねらいに、毎年テーマを変えて実施しているということのようです。今年は4年生から6年生までの24人、中学1年生の21人が「泊まり」を体験。2日目は低学年も参加したということ。

 土のう作りでは、みんなで作った土のうを積んで堰を作り、その中にプールの水を流し込んで水の侵入を防ぐ”実体験”をしたと紹介されています。子どもたちにとって貴重な体験ですね。主催する協議会の方々には毎年の企画・ご準備ともにたいへんなこととお察しします。

 幸手市では市内の各小学校に「学校応援団」という組織がつくられ、学校規模・課題・環境などが違う中、それぞれ地域の皆さまのご協力でいろいろな活動が展開されています。
 吉田小学校のこのキャンプは毎年埼玉新聞が取り上げている「名物行事」です。最近、幸手市関連情報が新聞に載ることが少なくて寂しいのですが、吉田小学校のユニークな活動に次ぐ面白い取り組みが、新聞などでどんどん情報発信されることを期待したいです。