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科学の実験 

2013.08.29

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サークルポプラの木 「夏のお楽しみ会」のご報告

 先週の土曜日に開催した、私が主宰するサークルポプラの木の夏の恒例子供向けイベント「夏のお楽しみ会」。先ほど「イプシロン」の話しを書いていて、是非紹介したくなりました。

 今年は「飛行機の飛ぶ原理を知ろう」と題して緑台在住のシマムラ氏の指導の下、子どもたちと工作をして遊びました。最後はシマムラ氏が作ったペットボトルのロケットが登場。このロケットは「水」と入浴剤の「バブ」1粒で飛ぶ仕掛けです。原理は炭酸ガスで水を噴射するチカラを使います。
 このロケット、成功すると30メートル、50メートルも飛ぶチカラがあるのだとか。しかし、この日の実験では、水モレ発生。何度かやり直して、ついに発射に成功しました!!ブラボー!
 暑い中にも楽しかった午後のひととき、後は写真で。

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真夏の昼下がり、セミしぐれが聞こえますか
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これがペットボトルロケット。ブシュブシュ…、飛んだ、5メートル!!
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来てくれた子どもたち、お母さん、ノムラ氏、有難うございました。

未来のニッポン リニア新幹線

2013.08.29

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JR東海 リニア新幹線試験走行


 先ほど、7時のNHKニュースで、JR東海が「リニア新幹線」の試験走行を再開し、最高速度503㎞/hを記録したと報道していました。約40㎞を10分程度で走り抜けたそうです。成功すれば東京から大阪間まで1時間10分で到着するという”夢の新幹線”が誕生します。営業運転は平成38年(たしか)くらいになるとか。それまで実験を続けていくということ。
 私も東海道新幹線は年に2度程度利用しています。運賃がバカになりません。でも、運賃の中にこのような新技術の開発費も含んでいるのでしょうから、多少の負担は仕方ないな、頑張ってくださいという気になりますね。

 一方、昨日は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型ロケット「イプシロン」が発射直前に打ち上げ中止に。「イプシロン」はロケットそのものがコンピューターで自動制御される新機能を搭載しているのだとか。これも技術の粋を極めた”科学の夢”ですよね。
 
 そんな華やかな技術革新の一方で気になるのは原発です。原子力発電にも輝かしい幕開けの時期はありました。しかし、幕開けから約50年。福島原発の事故で今やお荷物的存在となり、携わる技術者は「事故収束」「廃炉」という負の技術革新に臨んでいくことに。将来を見通せない暗黒の技術と化した今、しかし、投げ出すことはできません。原子力に携わる技術者の皆さんには長く苦しい忍耐が続くことになります。粘り強く取り組んでくださる技術者の方のお気持ちを考えると辛くなります。

 皆さんはジブリ映画「風立ちぬ」ご覧になりましたか?ゼロ戦の制作に打ち込んだ民間飛行機会社の技術者(主人公)が「美しい飛行機を作りたい」という一念で作った飛行機が、政治によって戦争に使われた。
 技術に罪はありません。その技術をどう使うか。これが政治なのです。政治の責任は重いです。映画の主人公に、記者対応をしている東電のスポークスマンの姿が重なって、涙が出ました。科学者をボロボロに扱う国に発展なし。
 
 リニア新幹線の試験走行をを見学した小学生が「とても早かった」と目を輝かせていました。「イプシロン」打ち上げ中止では発射の瞬間をこの目で見ようと、現地でカウントダウンをした小学生たちがインタビューで、無念さをにじませながらも次の打ち上げに期待する旨を答えていました。今の子どもたちが大人になる頃にはどんな世の中になっているのでしょうね。
 
 

振り込め詐欺にご用心

2013.08.29

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県内の被害総額は…9億円!!

 今日の毎日新聞、県内の高齢者を狙った詐欺被害額が1月~7月までの6ヶ月で9億2000万円を超えた、と報じています。

 いわゆる「振り込め詐欺」です。警察と金融機関の連携で8億円以上の被害を食い止めたそうですが、それでもこの被害額です。孫を名乗る男から「窮地を助けてほしい」と電話がかかり、郵便局でお金を下そうとする80代女性の様子を不審に思った職員が警察に通報、警官が駆けつけ被害を未然に食い止めたという事例が紹介されています。被害にあった女性は警察から「詐欺です」と説明されても、「あれは孫の声だった。早くしないと遅くなってお金が下せなくなる」と、犯人からの電話を信じ込み、逆に警察官を説得するほどだったというのです。

 また、金融機関の職員に注意喚起を受けながらも「孫の結婚費用」などと理由を説明し、職員らの制止を振り切って送金してしまうなどという事例も多いそうですよ。捜査関係者は「犯人は親心に目をつけ、人恋しいと思う高齢者の心理をうまく突いてくる。犯人が電話で装った親族本人が駆け付けても目が覚めない高齢者もいる」と指摘。催眠術にかかったような光景です。

 県警では今年1月から、警察署と金融機関を結ぶホットラインを設置。ホットラインというのは、金融機関が通報すると近くの警察官がすぐに来てくれるシステムです。ホットラインを通じて被害防止につながったのが239件。合計8億4464万円にも及ぶそうです。

 幸手市でも防災行政無線で度々「振り込め詐欺」の啓発のお知らせが流れますが、うるさがらないで心に銘じていただきたい。「私は大丈夫。だまされない」と思っている人も被害に遭う、ということを。

 そして、被害者の数だけ、犯罪に加担した若者がいることも考えていただきたい。たまたま詐欺が「成功」してしまった子どもたちの人生を考えると暗い気持ちになります。子どもたちを絶対、犯罪の”加害者”にしない。そのためにも、私たち大人はこんな詐欺などに絶対引っかかってはイケナイのです。
 
 まずは可愛いお子さんやお孫さんを信じてください。たった1本の電話で多額のお金を用立てる前に、必ず身近な人にご相談を。