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変化の兆し感じず

2016.02.16

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「幸手市まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)に係る意見等への回答」という機会に 

 上記素案に対して私たち議員が事前に提出していた”意見等”について、執行部から回答を得る場が、昨日の議員全員協議会の中で設けられました。

 幸手市の総合戦略は、今、市のHPでもパブリック・コメントを受け付けていますが、今回の”意見等への回答”という場は、パブリック・コメントの議員版というようなもので、一般の市民の方には提出されたご意見に対して市から文章のみで回答(HPのなかで)しますが、私たち議員の場合は先に提出した意見等に関して口頭(対面で)で回答があり、さらに、再質問まで行えるという”特典”付きでありました。

 今回、意見書を出していたのは10人でした。意見書を出したからいいとか悪いではありませんが、私は、少なくとも我々は「特別な」場が与えられた議員として、この場を有効に活用することが最大の使命だと思い、精いっぱいの準備をして臨みました。

 その中で感じたのは、幸手市にとって「総合戦略」は「単体事業」の積み上げでしかなく、戦略性はほぼ感じなかったということです。もちろん、総合戦略に乗じて、勝手気ままな事業を盛り込むことを求める気はさらさらありませんが、しかし、「幸手市が変わって行く」という高揚感も予感も、市民のために4月から一斉にガンバロウという気概も伝わってこなかった。
 もちろん、これで市民の皆さまの生活が奈落の底におとされるということではありません。今まで通りの生活は当然保障されますし、今以上のサービスも展開されるでしょうからご心配は無用です。しかし、このままでは将来が違ってくる。現在を生きる私たちは、現在の市民の皆さまへの行政サービスを維持しながらも将来の市民への責任を果たさなければならないという使命があるのです。
 そのようなことを可能にするのが先を見据えて縦横無尽に張り巡らされた「戦略」なのです。「総合戦略」は国が主導する事業です。国は必死ですよ。何故なら、迫りくる人口減少時代を、国力を落とさずソフトランディングさせるためには、各地方自治体に底力を出させるしかないのですから。だから、財政的に厳しい中で、先進的な事業におカネを付けると言っているのです。しかも5年と期限を区切って。
 市長も、行政も、そしてもちろん議員も頑張らないといけないのです。正念場ですよ。それが…、昨日は……、残念極まりなし、でした。

 市民の皆さまの生活を預かるのは市長であり、行政です。行政職員の在り方は私たち市民の生活に大きく影響します。昨日も、私はこの戦略に盛り込んでほしいことを精一杯詰め込んで質問をいたしました。気が付けば、説明するだけで40分かかってしまいました。すべてをやってくれというワケではありません。既存の枠に囚われず、本当に時代を先読みする戦略をしっかりと形にしてほしい。ただそれだけです。
 職員はプロです。プロに通じる提言をすることが、幸手丸という同船の同志(敵対関係ではありません、同志です)である職員に敬意を表することになると信じて議論を挑んでいます。時に厳しい物言いとなることもありますが、敬意を表するからこそ、いい加減なことは問えない。だから、1か月以上かけて夜を徹して、没頭して準備しました。

 私のブログを見てくれている職員がいらっしゃったら是非、考えてください。特に若い職員の方には是非、考えてほしい。私は皆さんにいちゃもんをつけているのではありません。事なかれ、待ちの姿勢で事足りる時代は終わりです。能動的に、大きな越えられないと思っていた山を越える、動かないと思っていた山を動かす…、そういう中に「遣り甲斐」というものがあることを行政職員に分かってほしい。そして、市民の生活が、人生が、アナタの双肩にかかっている。そのことに気付いてほしい。

 私は昨日の質問の初めにこう言いました。
「総合戦略は国を挙げての大計画であります。そして、これはただの『計画』ではなく『戦略』です。全国大小1700の自治体のなかでも、東京圏という強豪自治体のひしめく環境で、幸手市は、これから本気で事業に取り組んでいかなければなりません。市長には、責任を持って、この4月から『よし、これをがんばろう』と職員や市民が行動に移せる戦略に仕上げていただきたい。私も一生懸命幸手市の”お宝”の生かし方を研究して今日に臨みました。『幸手市をよくしたい』という思いは同じです。
 成果を見える化し、しっかりとPDCAマネジメントサイクルを回し、指標を評価・管理していただけるようお願いいたします」 と。

市民の皆さまの声は絶大です。まだ時間はあります。パブリックコメントは2月25日まで受け付けています。25日までに、市のHPのトップ画面にある『パブリックコメント募集』をクリックして、総合戦略に対する皆さまのご意見を是非ご提出ください。現状、全方位360度の事業を私たちだけでチェックするのはムリです。皆さまのご協力をお願いいたします。幸手市のために、幸手市の将来のために皆さまのお知恵を市に届けてください。関心のある分野だけで結構です。愛する幸手市のためによろしくお願いいたします。

溜まりに溜まったものを一挙に

2016.02.11

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図書館流通センター「新座ブックナリー」見学会

 何本も一挙に”放出”してスミマセン。このところ、いろいろな提出物に押されてブログの更新が滞っておりましたが、お伝えしたいことが溜まりに溜まって、皆さま(お読みくださる方)に配慮することなく”放出”させていただいています。どうか少しずつお読みくださいませ(笑)。

 さて、表題の見学会は、現在幸手市立図書館の指定管理者である株)図書館流通センター(TRC)が主催するものでした。去る8日に図書館で活動しているグループや図書館のパート職員さんたちと行ってきました。私も図書館で活動しているメンバーの一員として参加。

 さて、この新座ブックナリーについて。ワインの物流・加工拠点を示すワイナリーという言葉は知っていても「ブックナリー」という言葉は聞きなれないという方もあられると思います。「ブックナリー」とは、本の物流と図書館用に本を加工する拠点という意味です。もともと本屋から始まったというこの会社は現在、自治体立の図書館や学校図書館などに本を販売するほか、幸手市のように全国の多くの図書館の指定管理などを請け負っています。北は北海道から南は九州、沖縄まで全国からの注文受付・装備・配送を手掛ける拠点であり、最大の物流拠点流であるこのブックナリーでは、常時120万冊の図書を流通させているということでありました。

 業務の内容等はインターネットでも検索できますので、ご興味のある方は是非検索してみてください。ここでは、私がこの見学会で質問をしたり、感じたことをいくつか書いてみたいと思います。

 まず、始めに。ブックナリーがまちなかにあることに驚きました。てっきり、工業団地のようなところにあると予想していたので。帯同の幸手市立図書館長に聞くと繁忙時にはマックス500人の従業員が働く工場で、その従業者のほとんどがパートタイムの若い子育てママたちだとか。「若い働き手を確保するために市内に工場が作られている」とのことでした。確かに、駐輪場にひしめくように置かれた子ども用補助いすのついたママチャリ群が、若いママたちの職場であることを物語っていましたよ(笑)。

 若いママたちを戦力とするには働きやすさと工場の立地は大事ですね。しかし、根気と体力と手先の器用さを求められる職場であり、印刷のニオイ(本好きには”香り””匂い”)も含め、本好きでなければ勤まりません。しかも500人を集めるというのは相当なことですよ。そんな高いハードルをクリアしたのが「新座」であり、この地であったとの説明でした。
 また、配送される大小、形態もさまざまな本を「装美」する工程は、機械と人手で行いますが、本当に忍耐とスピード、丁寧さと熟練が必要な工程です。今度、図書館に行かれた時に見てください。TRCでは図書館に本を卸すときは必ず「装美」といって、ビニールのカバーをかけるそうです。この工程はかなりな人手を要するのですが、TRCでは別料金をいただかず、「サービス」として定価のなかで人件費や材料費などの費用を捻出しているとのこと。正に民間の経営努力を感じました。

 また、本の売れ残りは企業利益を損ねます。TRCでは「目利き」の部署があって、出版社への返品が極力抑えられるような購入努力が払われているそうです。このような事業者に幸手市は今、図書館管理を委ねています。「企業秘密はない」とのお墨付きでいくつか写真を撮ってきましたのでアップします。

さて、今回の見学会は幸手ICから高速道路を使って新座までバスで行きました。渋滞が無かったこともあったのですが、さすがに圏央道。帯同した図書館長が「いや~、幸手は圏央道ができて便利になりましたね~」と感嘆していました。そんな館長のひと言から、幸手市の持つポテンシャルを新ためて感じる機会となりました。幸手市の産業団地も雇用を含め今後どのようになっていくのか。楽しみですね。

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工場で働く人たち 他にも仕分けや書架の管理、配送など多くの人が

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工場の中にはベルトコンベアーが。「装美」の機械は複雑な仕様です。

 

企業版ふるさと納税に思う

2016.02.11

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自治体に寄付をした企業の税負担を軽く…

 昨日の日経新聞に、「自治体に寄付をした企業の税負担を軽くする企業版ふるさと納税の規定を盛り込んだ地方税法の改正案が9日、国会に提案された」とありました。

 制度が始まれば、寄附をした企業は法人住民税や法人事業税から寄付額の3割が差し引かれるという内容のようです。政府は年度内に成立させ、16年度から実施したい考えだということでした。
 一体、何が起きようとしているのか。このブログでも取り上げましたが、例えば、道後温泉本館のように、その地方の創生に寄与する事業を進めるのなら、「地方は寄附者を募りなさい」ということなのか。地方分権を地で行く「自立性」=自力で資金を集めるチカラが問われるということなのでしょうか。

 ただ、この構想には「慎重に」と提言もあり。その一例がこうです。
「現在でも、企業の自治体への寄付は損金に算入できる。仮にふるさと納税で負担ゼロに近い形で寄附が可能になれば、本来は立地する自治体などに治めるはずの「税」を利用する形で、企業が自治体に営業活動を行う可能性がある。自治体による許認可や補助金のような「見返り」を期待するなど、問題を孕む寄附を助長するおそれもある」(毎日新聞 2015.8.3)

 私も同感です。今のような行政の”不透明さ”が外部からわかりにくい仕組みの中では、私も運用には注意が必要だと感じます。前述の道後温泉本館の例を出しては恐縮ですが、しかし、当時も賛成・反対があり、賛成派となった人たちの中にはやはり利権の恩恵にあやかる人もいたとみるのはあながち間違いではないと思われます。テレビで紹介されていた「終身入湯券」では済まない政治劇は当時もきっとあったと推測できますよね。それでも後世に「財産」を残せた町はいいでしょう。鳴かず飛ばずな企画に利権がらみの許認可が横行すれば、必ず町は陳腐化するというもの。

 さて、国会でどのような審議がされるのか。都市部の自治体からは、地方への「税源移譲」が筋との主張もあるようです。経済は大事です。しかし、最近のあまりに経済中心の世相に付いていけない。生き馬の目を抜く社会で一部の”知恵者”のみが生き残る…。孫・子の時代をそんな時代にしたくないですね。急速な時代変化が日本の風土や文化、日本人の気質まで変容させてしまうのではないか。最近の変化の嵐に溺れそうな私としては大いに懸念する状況です。こちらも注目ですね。

3月定例会の日程(案)

2016.02.11

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平成28年第1回幸手市議会定例会会期日程(案)

 現在予定されている会期日程をお知らせいたします。

1.会期日程(案)   (自2月22日 至3月18日 26日間)
             ※各日程の開会時間は午前10時です

  2月22日(月)   開  会・議案説明
  2月23日(火)   市政に対する一般質問
    24日(水)      〃
    25日(木)      〃
  3月 2日(水)   議案に対する質疑
  3月 3日(木)   文教厚生常任委員会 
     4日(金)      〃
  3月 7日(月)   総務常任委員会
     8日(火)      〃
  3月 9日(水)   建設経済常任委員会
  3月10日(木)      〃  
  3月18日(金)   採決・閉  会

2.会期日程以外の議会

 ①2月15日(月)  議員全員協議会「総合戦略」質疑(傍聴なし)
 ②2月22日(月)  特別委員会開催(議案説明後 午後?)

 3月議会は新年度の予算や、今年度の補正予算、条例改正など盛り沢山な内容となることが予想されます。特に、補正予算は、国の総合戦略への予算付けとの関連や、駅舎事業の工事の延期など、常任委員会の審議時間延長は覚悟です。建設経済常任委員長として、所管事務の審議が十分に、スムーズに行われるよう職責を全うしたいと思います。
 皆さまにも市政・議会に関心をお寄せくださいますようお願いいたします。

一般質問通告

2016.02.11

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3月議会の市政に対する一般質問通告書を提出

 去る2月10日が提出の締切日でした。今議会は、「総合戦略」の意見書を提出する機会もあり、15日には一般質問に先んじて議会全員協議会{公開無し)で質疑の時間が設けられています。ダブらずにどんな質問をするか…。大いに悩み、以下の質問を取り上げることにしました。

1.地域包括ケアシステムの構築について
 「地域包括ケア」は私たちの命に関わる、そして、高齢化の進行に対して医療や介護が今後向かうであろう「在宅医療」を支える重要なシステムです。昨日のテレビでも、国が診療報酬改定で「在宅医療」重視の姿勢を示したと報道されていましたね。幸手市の課題は何なのか。『幸手市地域包括ケアシステム』が目指す目標に対して、現在、「何合目」まで来ているのか(達成度)、今後の推進目標・方針・取組などを訊ねます。

2.地区市民センターの運用について
 いよいよ4月から『地区市民センター』が開設されます。12月時点ではまだ運用に対しては「同床異夢」との感想でありましたが、運用体制・体系は具体化・明確化されたのかを訊ねます。
 併せて、公民館は東西南北・中央に位置しますが、その領域では中心市街地エリアが市民サービスの空白地帯になるのではないかと懸念しています。中心市街地及び駅前に公共施設が乏しい(市民サービスの拠点がない)のが幸手市の特徴です。すべてを公共が担えと言うのではありません。どのような仕組みで中心市街の市民サービスの充実に取り組んでいくのか。民間との協働の在り方などを含め、中心地の市民サービス拠点の位置づけ、状況把握、今後について市の考えを問います。

 また、センター構想は「センター+公民館」、場所によっては「+農村集落センター」という2枚看板、3枚看板を掲げて取り組む事業です。これまでとは体制も業務内容も変わるからこそ、新たに4000万円超の人件費も投入します。”達成すべき市民サービス水準”(=評価基準)はいかに。サービス向上や業務効率化の効果を測る新たな”ものさし”であり、「センター+公民館」の2枚看板(あるいは3枚看板)を統括しPDCA管理を可能とする評価指針の整備について質します。

3.「地方創生総合戦略」の推進体制について
 「地方創生=幸手市創生」は私の重点テーマです。幸手市も3月末に「総合戦略」が策定されますが、総合戦略の5年間の計画期間のうち、今年度は計画を立てるために費やしました。残る4年間で成果を出さなければなりません。4月から一斉にスタートが切れる体制となっているのか。
 明確な目標の元、推進体制がしっかりと整えられていなければ成果をあげることはできません。そこで、縦割りを排し、真に有効な事業を展開するためには、例えば、事業の「プロジェクト化」、組織体制では専門的に戦略を推進する担当を決める「部局化」について検討すべきではと問うつもりです。

 そして、もう1つ。私が問いたいのは戦略を動かす原資=財政計画です。盛りだくさんな事業を積み上げても「カネ」、アイディアを形にする「ヒト」なくして事業は展開できません。「戦略」の推進には事業の企画力とともに財政的裏付けが必要です。市の覚悟ですね、市長の覚悟が問えればと思います。財政問題は非常に見えにくく分かりにくいのですが、市民の皆さまの大切な税金が将来の幸手市構築に有効に活用されるかどうかの事前チェックとして、頑張って臨みたいと思っています。

以上、市民の皆さまにとって身近な問題を取り上げました。まだまだ質問したいことはたくさんありますが今回はこの3つで。さて、私は受け付け順が8番目でした。通常の議会運営であれば、一般質問の中日、2日目の午後になるかと思います。傍聴、インターネットでのご視聴をよろしくお願いいたします。

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