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議員研修で蓮田市ハストピアへ

2019.08.01

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議員が守るべき政治倫理について 講師:地方議会総合研究所 廣瀬和彦氏

昨日は埼玉県市議会議長会 第4区議長会主催の研修会に参加。毎年参加市町の議長会が持ち回りで開催している研修会で、今年度は蓮田市が会場に。

政治倫理条例とは、自治体の重要な政治意思決定に関与し、広範な裁量権を持っている者である首長、副市長、会計管理者、教育長、そして議員を対象とする条例です。為政者に政治倫理が欠如または喪失すると、汚職や腐敗に直結する恐れが高くなり、公職者の私的な利害関係によって公職の適正な遂行が妨げられる恐れがあり。倫理条例はその抑止を目的とするもので、俗に言う「口利き」などの斡旋行為など中立性や公平性を捻じ曲げる行為を戒めます。

ここしばらく、全国的に議員や首長などの不祥事が問題となっています。政治倫理は、「政治に関わる者の行為規範であり、道徳よりもむしろ法規範に近い問題で、本来は明文化する必要の無いことながら、現実には様々な不祥事にかかる問題がたびたび起きている」と講師。多くの自治体で辞職勧告決議が相次いでいると、事例があげられました。

講師から示された倫理条例の対象となる基準は以下の通り。
①不正疑惑行為の自粛
②地位利用の金品授受の禁止
③請負等の斡旋自粛
④職員に対する職務執行への不当介入の禁止
⑤職員の採用等の斡旋禁止
⑥道義的批判のある企業献金自粛
⑦セクハラ・パワハラ禁止

幸手市ではすでに市議会、また、市長を対象とした倫理条例を制定しています。私も政治の末席にいる者として、市域全体を俯瞰し、今後もこれまで以上に公正、中立を心がけ活動してまいりたいと改めて思った次第です。