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市長の退職金

2019.08.26

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法律のカベ

全協終了後、控え室にいたS議員と、市長が辞職したことで9月議会が遅滞なく始まってよかったという話をしていました。S議員は今回、市長に不信任決議を出そうとした有志議員の一人です。その話しの流れで市長の退職金が話題に。

改めてS議員が庶務課に確認されたところ、やはり、退職金支給の失格要件はハードルが高く、禁固刑などに処される、失職するということがないと支払いを停める術はないようです(地方公務員法第16条)。

市長には任期を終える度に退職金が支払われることから、二期目の市長には一期分の退職金はすでに支払われています。二期目の退職金は今、45ヶ月分を共済組合に請求する手続き中とのこと。仮にも、支払いをした後、禁錮刑に処される結果となった場合(多分今の状況ではあり得ない)は組合から市長に対して返還請求をすることになるようです。

市民の皆さまには合点納得の行かないことと思います。しかし、これが法治国家であり、権利の守られ方なんですね。今後の市長の身がどうなるかは分かりませんし、私人となった市長に議会はこれ以上のアタックはできません。

♥理解できない方は多いと思いますが、今のところの情報です。

9月議会日程(案)

2019.08.26

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いろいろお伝えしたいことはありますが

先程戻って来ました。今回配布された議案は積むと高さ10センチはあるボリュームです。全協では議案配布と合わせて、先のブログでお知らせしていた事案について執行部から説明がありました。

保育無償化については国の政策であり、市議会でどうこうできるものではありません。市のHPなどでも近日お知らせがあるということです。条件などが結構細かいこともあり、該当と思われる皆さまは市報やHPをご確認下さい。また、浸水シュミレーションは取り敢えずシュミレーションはしたが、対策として、どんな方法が効果的かつ有効かの検討はこれからということでした。私も質疑をいたしましたが、まだ、自分の中で粉れていないので、整理ができましたらご報告します。

また、すでに新聞でも報道された東部消防職員の幸手市内での暴行逮捕の件も報告がありました。先日の市長逮捕の事件の後だけに何とも言い難い事件です。この件に限らず、人が忍耐力を失っていると感じる事件が社会を揺るがす昨今です。この事件の真相、因果関係などについて、私たちには表面的なことしか分かりませんが、十分な調べがなされることを期待したいと思います。

さて、これから9月2日の開会までにこの積み上げ高さ10センチの議案や資料と格闘しなければなりません。プラス一般質問の準備をします。一つのことに没頭するとたくさんのことが出来ないという質ゆえ、今後のブログ更新がもしかして滞ることもあろうかと。ご容赦下さい。

さて、議案の研究に取り掛かる前に、市長の退職金についてのミニ情報と議会日程(案)のみ掲載いたします。一般質問は議長を除く14名が登壇。かなりなボリュームになると思われます。

【議会日程】
9/2(月) 開会
9/3日(火)?5日(木) 市政に対する一般質問
9/11日(水) 議案に対する質疑
9/12日(木)?13日(金) 文教厚生常任委員会
9/17日(火)?18日(木) 総務常任委員会
9/19日(木)?20日(金) 建設経済常任委員会
9/26日(木) 議案採決 閉会
※時間は午前10時より 委員会以外は本会議場

♥インターネット中継の視聴、傍聴を含め、ご関心を持ち続けていただけたら有難いです。よろしくお願いします。市長退職金情報は次のブログで。

今日は議員全員協議会

2019.08.26
いよいよ9月議会が始まります

今日は午後から議員全員協議会です。

全協では9月議会の提出議案が配布されるとともに、市から
(1)幼児教育・保育の無償化について
(2)浸水対策シュミレーションの結果について
の説明が予定されています。

無償化は消費税増税による社会保障拡充の一環であり、シュミレーションは、市内浸水という幸手市の課題を考える大事なものです。

♥帰りましたら改めてご報告いたします。それにしても9月議会が遅滞することなく進むことに安堵です。市長辞任が遅れていればそうはいかなかった。

県知事選の結果

2019.08.26

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国政野党4党と上田知事が支援する大野氏勝利

私としては、最東部の幸手市にも本人が遊説に来られた青島氏への期待があっただけに、残念な結果です。一方の大野氏は主要駅周辺に絞った街頭活動を展開。川口市の保守分裂、上田知事の死にものぐるいの攻勢、国政の代理戦争化などなど、本人以外の選択肢が錯綜し、県民の中にも一票を投じる温度差があったこと、さらに、低投票率が政策論争の低調を補い、組織票の意義が増した。今回の知事選、新聞の報道からそのような総括が見て取れます。

開票結果
□大野元裕 92万3482票
◇青島健太 86万6021票
◇浜田 聡 6万4182票
◇武田信宏 4万631票
◇櫻井志津江 3万4768票
??投票率 32.31%

大野氏の掲げる「日本一暮らしやすい埼玉の実現」。これまでもお伝えしてきましたが、埼玉県最東部に位置する幸手市は余程の努力なく、県政における発展の仲間入りをするのは難しい。しかし、幸手市が今、金科玉条のように成果としている幸手中央地区産業団地も圏央道インターチェンジも、区画整理事業完了後の県による久喜新道整備計画も、歴代市政の継続性もありましたが、財政が一番厳しかった町田市政時代の上田県政への働きかけの賜物の好事例であり、だからこそ、幸手市も諦めるのではなく、良い企画、きちんとツボにはまった施策なら実現の可能性は充分ある。と私は強く感じています。県政にアタックするには、いかに市政の企画力、市長のリーダーシップが大事か。もう一度私たちは肝に銘じるべきです。

大野氏と青島氏の得票数を単純に64で割ると、約940票となります。各市の後援者がもう少しずつ積み上げていれば違った結果の可能性はあったということか。しかし、然りとて結果は結果です。

埼玉新聞は今後の大野県政について、上田県政と対立を続けた県議会最大会派の自民とどう向き合っていくのか、最大の焦点と結んでいます。幸手市も自民県議が無投票で選ばれています。きちんと幸手市発展のために尽力頂くと共に、何度も申し上げますが、幸手市自身のきちんとした政策の企画立案なくして県のお金が配分されることはありません。
何はともあれ、それにはそれに相応しい市長をリーダーにするしかないのです。