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これが法治国家、そして地方分権

2013.01.27

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地方公務員の駆け込み退職 埼玉の153人最多現象を考える

 先日来、話題となっているニュースです。国家公務員の退職金引き下げに合わせ、地方自治体職員の退職金引き下げを決めた自治体で、駆け込み退職が社会問題となっています。早期実現優先が裏目に出たという捉え方もあり、また、このような事態を回避した自治体もあり。この問題について少し考えてみたいと思います。

 そもそも、国家公務員の退職金が1月という中途半端な時期に引き下げられた理由は何だったのですか。今、この問題では国家で言うところの「末端」の地方自治体職員が及ぼす「悪影響」が取り沙汰されていますが、根幹の国家公務員ではこの制度が目的通りの効果をあげているのでしょうか。

 記事を詳しく見てみますと、退職を思いとどまった埼玉県の教員は、
「手当が減っても教員なら辞めないだろうという考え方が県にはあったのではないか。2月の実施は理不尽なやり方だ」と話しています。
また、自身の判断で引下げ開始時期を4月とした島根県知事は、
「国からは3月末までの実施を求められたが、駆け込み退職が予想されたため遅らせた」と説明しているということ。
岡山県は、「混乱が起きないような制度設計が必要」と年度内の実施を見送り、4月1日からとする方針を決定したことを記事は伝えています。

 そして、大学教授(行政学)の見解として、
「年度内の退職を選ぶかどうかは職員個人を責めるべきではない。早期退職が得になる制度をつくった政府や地方自治体こそ問題だ。国家公務員の退職金が1月に引き下げられ、地方自治体も早急に削減するよう求められていたのだろう。引き下げが歳出削減につながるのは確かだが、性急だった。政府や自治体は退職金の急減を避ける経過措置を設けるなどして、駆け込みの続出を防ぐべきだった」 と話しています。

 確かにどこも財政は厳しいのです。民間でも「労働・人件費」の在り方が揺れています。時代の波に抗うことはできないまでも、しかし、給与と言うのは人生そのものです。「人件費」は労働の対価としてだけでなく、遣りがいや生きがいなどをも含む、その人の生き様そのものへの対価です。人生の仕上げ期にこのような「ミソ」をつけてしまった今回の問題。
 早期退職に踏み切った方たちのいろいろな背景然り、まだ見えていない問題を孕んでいるかもしれませんから、まだまだ、この問題はもっと現象を深掘りする必要はありと思います。しかし、私たちが立って依るべき「法や制度」には、厳格さと共に人の尊厳を揺るがすことのない設計を求めたいですね。

 この問題で垣間見えたものとは、単に退職者の数の問題ではなく、法治国家の「法」そのものが巻き起こした問題であり、また、地方分権時代の地方自治体の制度設計のあり方や力量など、結構重たい問題だったように思います。結局「法」や「制度」はそこにいる人が作るものなのです。

 皆さまはいかがお考えでしょうか。

幸手でオレオレ詐欺、発生

2013.01.26

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リンクのグーグルニュースより

 「幸手市で長男を名乗るオトコに880万円を騙し取られるオレオレ詐欺」事件が発生したという見出しが出ています。まだこのような手口で犯罪が行われているなんて悲しい限りです。
 普通なら動じない方でも「ムスコの窮地」となると、何かうろたえさせられてしまって、気が付けば騙されていたということなのでしょうね。でもでも、この手の詐欺に合わないためには、まずは我が「ムスコ」を信じることです。

 そういえば、我が家でもかなり昔ですが、鉄道関係者を名乗るオトコから「ご主人がチカンをした」という電話が架かってきたことがありました。電話に出た娘が「はあぁ~?」(それはあり得ないでしょ的な)と一言。その電話は切れました。

 まずは家人やムスコを信じて。そして、そんな大金を確認もしないで慌てて振り込んだりしてはゼッタイにダメですよ。「怪しいな」と思えないところがこの事件の難しいところですが、でも「どうしよう」と思ったら必ず警察など誰かに相談をすると、今から決めておいてくださいね。お願いします。

地域で孤立しない・させない

2013.01.26

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子育てする母 地域の絆薄く 3人に1人「立ち話する人いない」

 昨日の日経新聞(夕刊)の記事です。

 乳幼児を育てる母親を対象にしたベネッセ次世代育成研修所のアンケート調査(0~2歳の子どもを持つ全国の母親1843人)によると、3人に1人が「子ども同士を遊ばせながら立ち話をできる人が近所にいない」と答えたということ。

 私ごとですが、私が子育てをしていた時代はまだ、幸いなことに親も子どもも同じ年頃という家族が多く、公団住宅という環境もあったのでしょうが、公園に出れば誰かが遊んでいました。そして、仲良くなった人たちと集会所を借りてクリスマスや七夕などを企画したり、子連れでぞろぞろと電車に乗ってプールに出かけたりもしていました。
 でも、昔だからといって、異年齢の近所づきあいが濃密だったかというとそんなこともなく、近所の年配者から声をかけられた記憶って、そうはないですね。まあ、子ども1人を歩かせて、1人をベビーカーに乗せてわいわいぞろぞろ移動する子連れママの集団って、想像するだけでも圧巻ですよね。
 なかなか声もかけてもらえないか(笑)。

 その点、幸手市では今も振興住宅地に比較的子育て同世代が多くまとまって住まわれていて、近所のつきあいも残っているようにお見受けします。いいことですよね。ただ、もし今回の新聞記事の大見出しのように「立ち話のできる人が近所にいない」というお母さんたちがいるとしたら、これは何とかしないといけません。子育て世代だけでなくどんな世代であっても立ち話もできない街では「孤立感」を強めます。そういう方には是非、勇気を出して地域のイベントに参加してみることをお勧めします。

 さて、話しが飛んで恐縮ですが、以前、このブログでご紹介した、私が地域で主催しているサークルの2月のイベント。「地域の方が顔を合わせる場づくり」を目的に毎冬開催しているこのイベントは、子育て世代以上の大人を主な対象とし(今回話題にしている子育て世代のお役には立てないのですが)、今年は回を重ねて11回目となりました。
 私たち世代以上の方に「地域で立ち話のできる関係=絆」を紡ぐ一助としていただけるよう、スタッフ一同(全員ボランティア)今回も頑張ります。皆さまにはお誘い合わせて是非ご来場くださいますようお願い申し上げます。対象年齢は違っても、今は本当に様々な地域活動が行われていて、探せばきっと自分の問題解決につながる場所に行き着くと思います。また、行き着くまで”サーフィン”し続けるくらいの「根性」も時には必要ですよね。

 このイベントのチラシは後にアップいたします。

彩の国いきがい大学で学んでみませんか

2013.01.24

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平成25年度 彩の国いきがい大学 学生募集

 先日、教育委員会の定例会で市役所に行った折り、教育委員会の窓口に上記の冊子が置いてありました。皆さまのいきがいづくりや友だちづくりなどにご活用いただけるよう、このブログでもご案内をさせていただきますね。

 この「彩の国いきがい大学」は60歳以上の方の学習の場として、(財)いきいき埼玉が主催しています。会場は熊谷や春日部など県内に8会場。幸手市の近くでは「鷲宮学園」が鷲宮西コミュニティセンター、「伊那学園」が埼玉県県民活動センターで開講されます。各学園とも1年間で一般教養を学習するコースがあります。また、会場によっては一般教養に加え、1年間、2年間学ぶ専門コースも用意されています。

 応募資格は、県内在住の満60歳以上(昭和28年4月1日前生まれ)の通学可能な方で、過去にいきがい大学を卒業したことがない人。各コースともいろいろなジャンルの興味深い項目が用意されていて楽しそうですよ。
 各コース、会場ごとに募集人数、授業料等が異なりますので、ご興味のある方は是非、チェックしてみてください。

 お問い合わせは
  1年制課程 いきがい大学事務局(048-728-7951)
  1年制専科・2年制課程 伊那学園(048-728-2299)など

 申込期間は1月15日~2月28日までです。
 
 ※なお、「伊那学園」は県立中高校の伊那学園とは無縁です。伊奈町にある県民活動センターを会場として行っているいきがい大学の学園名ですのでお間違いのありませんように。
 

難民救済

2013.01.22

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急増する難民申請者の問題

 命からがら渡日した”隣人”が東京の寒空でホームレスになっています。

 社会情勢の不安定化を映し、日本に難民申請をするアフリカ人が増えていると今、ニュースが伝えていました。しかし、申請者の増加で審査の手続きが遅れており、ホームレス状態となる人も多く、難民を支援するNPOもサポートしきれないという。

 「我々の資金力ではこれ以上のサポートができない。審査の迅速化を促すために法律を変えないといけない」とNPOの代表。不備な法律なら変えないといけないでしょうが、その前に、今、目の前の窮民を救うために、特に、宗教界、例えばお寺さんたちにお手伝いして頂くことはできないのでしょうか。

 同じく今朝のニュースでは映画監督の「大島渚」さんの葬儀で読経する僧侶の方々の姿が映し出されていました。亡くなった方の魂も生きて困窮する人たちも両方に救いの手を。南無阿弥陀仏・・・。  

 

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